「これってもしかして鳩の巣…?」「うわあーっ!鳩に巣を作られてしまった!」ある日突然自宅で鳩の巣や鳩の巣っぽいモノを見つけてしまったら、大パニック!ですよね…。
鳩は一度でも巣を作ると「住み家」としてその場から離れようとせず、何度も同じ場所で卵を産み続け、一年中被害が途絶えなくなってしまいます。
でも安心してください。早めに対策さえしてしまえば、巣作りされる可能性をググッと減らすことができます。
ただし、対策をするためには、鳩がなぜ巣を作るのか?鳩の習性や危険性についてある程度知っておく必要があります。
そこでこの記事では、鳩の巣の特徴から、巣を見つけたらすぐすること、二度と巣を作られないための予防策までのすべてをわかりやすくお伝えします。

最後まで読み実践してもらえれば、毎日鳩と格闘するような根深い被害になる前に、鳩被害を阻止できます。

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1 巣の特徴・作られやすい時期や場所

巣の特徴や作られやすい時期・場所について知っておくと、早い段階で鳩の住み家にされないための対策ができるようになります。
写真付きで詳しく解説していきますね。

画像で確認!実際の鳩の巣はコレ!

鳩の巣
鳩の巣は、木の枝などを集めて作られたものです。鳥の巣といえば、次のようなしっかりと形のできたものを想像しますよね。

鳩の卵
しかし鳩の場合は、しっかりと形作る鳩もいれば、以下の画像のように、木の枝2本・3本で「巣の完成!」としてしまう鳩もいます。

巣材が少ないドバトの巣 
わずか数本の木の枝を集めただけで「巣の完成」としている例

種類の同じ鳩でも巣の形が違う?

種類の同じ鳩でも、巣を作った「場所」「環境」によって、巣の完成形が違います。

  • 土の入ったプランターの上などすでに安定した土台がある場合
     →巣は形作られたものではなく数本の枝を置いただけのものになりやすい
  • 室外機の上や不安定で風の影響を受けやすい土台が不安定な場合
     →木の枝をたくさん集めた形のある巣を作りやすい

作られやすい時期は3~5月

  • 繁殖シーズンである
  • エサになる虫がよく取れる
  • あたたかくなる

このことから、3月~5月は1年中活動する鳩の『最も巣作りしやすい時期』となります。

子育てしやすい場所に作りやすい

  • 卵やヒナが雨風から避けられる
  • 卵やヒナを狙う外敵(猫やカラスなど)がいない
  • 巣が飛ばされない安定した土台の上
  • 物陰になって天敵に見つかり難い適度な隙間(壁と室外機の間)

鳩には天敵が非常に多く、特に卵やヒナは狙われやすいので、巣と卵・ヒナの安全が保障される場所を選んで上記のような場所で巣作りします。

天敵の例:カラス、ワシ、猫、イタチ、ハクビシン
ペット禁止の賃貸マンション、特にカラスの縄張りから遠い5階以上の高層階のベランダが、結果的に絶好の巣作りスポットとなってしまうんです。

2 巣を発見!卵とヒナがいた場合・いない場合にするとよいこと

巣があっても卵やヒナがいる場合に手を出すと、鳥獣保護法に違反するため注意してください。

鳩は鳥獣保護法対象

人への害が多い鳩ですが、『鳥獣保護法』に守られています。
追い払おうとして傷つける・捕獲する・触る・弱らせるといった行為は、1年以下の懲役か100万円以下の罰金にあたります。
これは、卵やヒナも例外ではありません。
巣に卵・ヒナがいた場合は、勝手に巣に触れる・移動させる・巣から卵やヒナをとって飼育することは法律違反となります。

東京都環境局鳥獣保護鳩がベランダに巣を作ってしまったとき引用元:東京都環境局 鳥獣保護 『鳩がベランダに巣を作ってしまったとき』より