「排水口から気持ち悪い虫が出てきた!」
「鉢植えの裏にムカデみたいな虫がたくさんいる!」
もしかしたら、それは「ヤスデ」かもしれません。
ヤスデは噛む・刺すなどもせず、おとなしい虫です。

さらに、実は落ち葉や枯葉などを食べて分解して土に還してくれる、いわば「益虫」なんです。

ただ私たち人間からすると、その見た目のグロテスクさと、刺激を受けた際に発する臭いから、ちょっと敬遠してしまいますよね。
ヤスデは、これからご紹介する2つの方法で、簡単に駆除することができます。

ヤスデは、駆除剤を使えば自分でも駆除することが可能ですし、「見たくもない!」といった場合は、プロの駆除業者もたくさんいます。
そこで、今回はヤスデの簡単駆除方法から、二度と遭遇しないための予防方法まで詳しく解説します。

これを読めば、安全・簡単にヤスデを駆除し、遭遇しないための対策まで取ることが出来るようになります!

是非最後までお読みくださいね。

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1 5分で出来る!簡単・安全なヤスデの自力駆除方法

ヤスデは、自ら人間を攻撃(噛む・刺すなど)はせず、動きもそれほど速くないため、駆除剤を使えばさほど苦労せず駆除が出来ます。

やり方も簡単なので、自分で駆除してみましょう!

1-1 準備するのはたったの3つ

まずは、駆除に使うものを準備します。

必要なのはこちらの3つだけ!

  • 駆除剤
  • 軍手※
  • 火ばさみ※

※軍手と火ばさみは「直接触らないよう」にするためのものなので、ご家庭にあるもので代用しても構いません。
現在、「近くの薬局でも手軽に入手できる」「ヤスデにもよく効く」おすすめ駆除剤はこちらです!

 

1-2 いざ駆除!お手軽4ステップ

ヤスデの駆除方法

  1. ヤスデを見つけたら駆除剤を取り出します
  2. ヤスデとスプレーの距離を『20cm』幅に保って、直接スプレーします
  3. スプレー時間は、最低5秒~最長20秒でOK
  4. スプレー噴射後10秒も経てば、ヤスデは動かなくなり息絶えます

【注意点】
熱湯をかけて駆除するのはNGです!
手軽なやり方ではありますが、息絶えるまでに時間がかかりすぎるので、弊害が生じます。
それは、危険を感じたヤスデが発する毒を含んだガスを吸ってしまうことで、人体に悪影響があるんです!絶対に駆除は駆除剤で行ってください!

1-3 4つの場面別!自力駆除方法

4つの場面別でのヤスデの自力駆除方法を、しっかり使い分けることが大切です。

殺虫するシチュエーションごとに、駆除する目的も、駆除する際の注意点も異なるからです。

あなたに起こりやすい被害順で、具体的にお伝えしますね。

  1. 室内に現れたヤスデ
  2. ベランダで発生するヤスデ
  3. 庭や家の周りのヤスデ
  4. 室内にヤスデが大量発生!

 

1.室内に現れたヤスデ

室内に現れたヤスデの駆除方法は、いたってシンプルです。

目的は目の前に現れた侵入者をとにかく早く殺虫することなので、殺虫スプレーを噴射して駆除すればいいだけなんです。

ヤスデの駆除には、『徘徊害虫専用』として作られた『ムカデ用エアゾール』がオススメです。

 
【ムシクリン ムカデ用エアゾールの使用手順】

  1. ヤスデに向かって、スプレー式の殺虫剤を噴射
  2. ヤスデが丸まって死んだら、死骸の処理
  3. 死骸は直接手で触れないようにして、生ゴミとして処分

2.ベランダで発生するヤスデ

ベランダで発生するヤスデの駆除方法は、ガーデニングの草花に悪影響がないよう配慮することが大切です。

ヤスデが発生した原因は、ガーデニングの『土』がヤスデの発生場所となっている、もしくは土の中に卵があることが原因です。

屋外からベランダまで侵入してきたヤスデや、使っている土の中に卵がある場合は、殺虫スプレーで駆除しても、『次』がやってきてイタチごっこになってしまいます。
目的は、発生場所でのこれ以上の被害拡大を防ぐことにありますので、長期戦になりますが、『食べさせて殺す』タイプの殺虫剤でやっつけましょう。

 
【虫コロパーベイトの使用手順】

  1. ガーデニングや観葉植物のヤスデが発生している『土部分』に直接撒く
  2. 使用量は1平方メートル当たり、10g~15g
  3. 雨がかかった場合や、虫コロパーベイトがなくなったら、再度撒く

『虫コロパーベイト』なら、『撒くだけ』で簡単に使用できる上、植物や人体には無害で、ヤスデ以外にもゲジゲジやダンゴムシ、ワラジムシも駆除できます。

3.庭や家の周りのヤスデ

庭や家の周りのヤスデ駆除方法では、やみくもな対処にならないよう、しっかり考える頭脳戦であると認識しておくことが重要です。

目的は、「絶対ここにはヤスデに現れて欲しくない!」と感じる場所に絞って、局所的に殺虫し、あなたの負担を最小限に抑えることなんです。

屋外では、ヤスデの発生箇所すべてにアタックする、というのは現実的ではありません。
まわりに植物が無い場合には、粉状の殺虫剤である『シャットアウト SE』がオススメです。

ヤスデが触れると、肌から体内に薬剤が侵入し、あっという間に駆除が叶いますよ。

 
【シャットアウトSEの使用手順】

  1. ゴーグル・手袋・マスクを装着する
  2. 紙コップなどにシャットアウトSEを適量入れる
  3. ヤスデが発生してほしくない場所に撒く
  4. 雨が降った後か、1~2ヶ月後に再度撒く

近くに河川や畑がある、隣家が近いという場合は、雨で薬剤が流れ出し、周囲に悪影響を及ぼす危険があるので、使用は控えましょう。

4.室内にヤスデが大量発生!

室内にヤスデが大量発生してしまったときの駆除方法では、とにかく効率を重視することが大切です。

1匹ずつ駆除していく訳にはいきませんので、室内という密閉空間をうまく利用して、燻煙タイプの殺虫剤を使用し、一気に駆除を終えてしまいましょう。

ヤスデは、大雨が降った後に、一斉に『上』へ移動することがあり、それが室内での大量発生につながります。
目的は、とにかく手間をかけずに大量殺虫することですので、『家のヤスデ被害をまるごとリセット』するイメージを持ってください。
数ある燻煙タイプの殺虫剤の中でも、『虫コロリ一撃必殺』は、ヤスデが駆除対象であるとしっかり明記されていますので、確実に効果を発揮してくれますよ!。

 
【虫コロリ 一撃必殺の使用手順】

  1. 使用する部屋を締め切り、引き出しや押入れなどヤスデが隠れる場所を開放する
  2. ペット類は、屋外に避難させるか、薬剤がかからないように密閉する
  3. 電子機器類にも、薬剤がかからないようにカバーをかける
  4. 虫コロリ一撃必殺を使用する
  5. 2時間以上経った後に、室内を良く換気する

家全体で使用する場合は、室内の扉は全てあけておき、家全体に煙が充満するようにしましょう!

1-4 これで終わり!死骸の処分を速やかに

ヤスデが息絶えたら、死骸は速やかに処分してしまいましょう!
ヤスデは、刺激を加えられることで「異臭」を放つ体液を分泌します。

その体液には、次のような危険が潜んでいます。

  • 体液と同時に発する毒ガスが人へ悪影響
  • 強烈な臭いが残る
  • 臭いが仲間を呼び寄せる

動かなくなったら、次の手順で早急に片付けましょう。

  1. 両手に軍手をはめる
  2. 火ばさみを利き手に持ち、反対の手にいつも生ごみ用のゴミ袋を持つ
  3. 火ばさみでヤスデを掴み、生ごみの袋へ
  4. 死骸入りのゴミ袋は固く縛って、最短のゴミ出し日に生ごみとして出す

2 全部おまかせ!困ったらプロの駆除業者へ

「自分で駆除してみたけどまだ出る…」
「ヤスデを見たくないから自分で駆除したくない!」
そんなときは、プロの駆除業者におまかせしちゃいましょう!

自分で駆除するより手間も時間もかかりませんし、再発も防いでくれるので、精神的にもラクに駆除ができますよ。
適正価格で、安心して依頼できる方法をご紹介しますね。

2-1 適正価格で相場設定している、最寄り業者を見つけよう

ヤスデ駆除の相場は次の通りです。

相場と比べて、高すぎる・安すぎると思うところには依頼しないでください!

マンション(~3LDK) 25,000円~100,000円程度
一軒家(~100坪) 20,000円~60,000円程度
一軒家(100坪以上) 100,000円~150,000円程度

※駆除する範囲の広さや被害レベルによって変わります。
相場を知っておくことで、「悪徳業者」への依頼を避けることができます。
悪徳業者は、わけもなく高額な請求をしてきたり、金額は安いけれどずさんな駆除内容である、といったお金を払う価値の一切ない作業しかしてくれません。

2-2 相見積もりを取って比較し、優良業者へ依頼しよう

優良業者を見つけるために、こちらのチェックポイントを確認しましょう!

チェックポイント
業者選び段階 施工実績の量は豊富か
相場での価格設定か
現地での見積もりは無料か
見積もり段階 詳細な調査が行われたか
見積もりの内訳はクリアか
追加料金0円の確約はあるか
施工後のアフターフォローは十分か※保証
素人にもわかりやすい説明があるか
執拗に不安を煽って契約を急がせないか
不必要な商品やサービスの営業がしつこくないか
担当スタッフがころころ変わらないか
電話連絡はしっかり取れるか

事前に現地を見てもらい、作業内容や費用の内訳・使用する薬剤などの詳細をしっかり確認しましょう。そして、「希望に沿った最適な業者」に出会えたら、予約が埋まってしまわないうちに早めに依頼しましょう!

2-3 保証を有効活用し、状況に応じて定期管理を任せよう

優良なヤスデ駆除業者は、再発防止のための侵入経路の遮断まで漏れなくやってくれた上で、次のようなアフター保証が設けてあります。

  • 1年間の被害再発に対しては、無料で駆除に応じてくれる
  • 保証期間中は、希望に応じて定期点検・調査を無料で行ってくれる

また、業者によっては、お家の害虫駆除の定期管理サービスを提供しています。1年間の更新制で、契約中は定期点検や発生しないよう対策を行ってくれ、害虫が出たらその都度駆除しにきてくれます。もし「とにかく虫が嫌い」で、「どうしてもヤスデのことで悩みたくない!」と思うなら、大きなメリットが得られますよ!

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3 もう見たくない…ヤスデのいない生活のために

できれば、ヤスデ駆除を何度もしたくはないですよね。
そのためには「ヤスデが来ないよう」予防することが大切です。

詳しく解説しますね。

3-1 とにかく「侵入経路」をふさげ!

ヤスデは、ちょっとした隙間があればどこからでも入り込んでしまいます。
ドア下の隙間、窓枠、換気扇、排水口、網戸の隙間など、人間の目からは気づきにくいところも侵入経路となりますので、まずはドアや窓・網戸はきっちり閉めるようにしましょう。
ガムテープで密閉してしまうのが理想ですが、生活する上で都度開け閉めをする場所は、貼ったりはがしたりするのは面倒ですよね。
そういった場合、「ヤスデが入りそうなところに駆除スプレーをしておく」「(可能であれば)おうちの周りに粉状の駆除剤をまく」などしておけば、かなりの確率でヤスデを見なくなりますよ!

詳しい侵入防止策については、『絶対失敗しないヤスデの自力駆除法と二度と遭遇しないための予防法:室内への侵入予防策』で解説していますので、あわせてご確認ください。

3-2 ヤスデ被害を完全に0にする賢い方法

どれだけ念入りに対策をしていても、相手は自然界の生き物です。

エサとなる落ち葉の多い場所、多湿になりやすい田んぼの近くなど「周りの環境」自体がヤスデにとって住みやすい環境であれば、どんなに駆除をしても再発する可能性はあるんです。

正直、どれだけ素人で念入りに駆除しても、1度きりで完全に被害を断つのは難しいです。

遭遇の機会を減らすためには、年間を通して対策をし続けるしかありません。
自分で年間対策をしっかり続けられるなら、日々のルーティーンとして行のがベストですし、仕事も家事も忙しいし無理!と感じるなら、業者を利用して賢く年間対策を講じてもらいましょう!

まとめ

ヤスデの駆除方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ヤスデを駆除するには「自力駆除」と「業者依頼」の2つの方法があります。
自分で駆除するなら、必要なものを用意した上で駆除し、死骸は速やかに処分することが大切です。

ヤスデは、「咬む・刺す」など自ら攻撃してこないので安全と思われがちですが、
実は体内に毒をもっているので、素手で触ったり、体液が浸み出たりしないうちに、生ゴミとして処分してしまいましょう。
業者に駆除を依頼すなら、まず相場の金額を知り、相見積もりを取りましょう。
中には、高額請求をしてきたり、格安でずさんな作業で済ませてしまう「悪徳業者」も存在します。

最低2社は相見積もりを取って、料金感や作業内容・保証の有無などを確認すれば、要望に応えてくれる優良業者へ依頼することができます。
何度もヤスデに悩まないためには、「侵入経路を断つ」ことで予防しましょう。
ドアや窓の隙間をテープで埋めてしまう、ヤスデを寄せ付けない効果のある駆除剤をあらかじめまいておくなどの対策をしておけば、遭遇率はぐっと下がります。
ただ、おうちの周りの環境が、ヤスデにとって好ましい環境であれば「完全駆除」は難しくなります。
「駆除剤を使う」「水はけを良くする」「落ち葉などをこまめに掃除する」など、ヤスデが住みにくくなるよう、年間を通して対策を続けてくださいね。
最後まで読んでいただいたあなたには、ヤスデを簡単・安全に駆除する方法が身についています!

この記事が、ヤスデに遭遇する恐怖から解放され、あなたとあなたのご家族が安心して暮らせる生活に役立てることを願っています。