「いろいろ対策を講じているのに、鳩がベランダに糞を落としていく…」「ベランダに止まる鳩の鳴き声がウルサくて仕方ない…」あなたは今、こうした『鳩の被害』による衛生的・精神的な問題にお悩みではありませんか?
近所に引っ越してきた私の友人も、最近まで、鳩の被害に悩んでいました。鳩の数がどんどんと増えるので、アパートの管理会社に電話で相談したところ、なんと「施工費用は自分で払ってください」と言われたそうです。
駆除業者に依頼した場合の金額は、70,000円もかかるんだそうな…。家賃や水道光熱費、食費といった生活費がかかる中で、70,000円も一気に支払うのは、経済的にとても負担になりますよね。「業者に依頼するのは経済的にムリ~!!」という方も、ご安心ください。
今回は、私たちが自力で、なおかつ“低コスト”で実践できる『しつこいハトを2度と寄せ付けないための効果的な鳩対策』をご紹介します。
実は『テグス』と『耐水テープ』しか使わないので、施工の仕方は実に簡単で手軽ですよ。まずは、鳩のふんをスッキリ綺麗に掃除するための『3つのステップ』と、具体的なテグスの張り方を写真付きで分かりやすくお伝えしていきます。
この記事を最後までご覧いただくと、あなたは鳩による被害を最小限に食い止め、“鳩を2度と寄せ付けない防除対策”を実現できるようになります。
晴れた日に思い切り窓を開けたり、ベランダで洗濯物を干すことだってできるようになりますよ!アパートやマンションなどの“賃貸物件”に住んでいる場合“誰が鳩被害の責任を負うべきなのか?”についても詳しくお話ししています。ぜひとも、最後までじっくりご覧ください!
1 鳩のふん害は、ベランダにテグスを張ることで完全に防除できる
鳩被害は、ベランダに『耐水テープ』で『テグス』を平行に張り付けることで完全に防ぐことができます。鳩は『テグス』という“物理的な障害”によって侵入が阻まれ、ベランダに舞い降りてくることができなくなるんです。
ちなみに“鳩がベランダに住み着いている場合”には、まず巣にいる鳩を、ベランダの外へと追い出してから作業を始めなくてはなりません。
2 鳩は『鳥獣保護管理法』により殺処分できない
鳩を追い出す際には、決して“鳩に怪我を負わせてはいけない(殺処分ももちろん不可)”ため注意が必要です。鳩は『鳥獣管理保護法』という法律によって保護されているため、殺すことや傷つけること、また卵を処分することも禁じられています。
『鳥獣保護管理法』の概要は、以下の通りです。
鳥獣保護管理法では、「鳥獣」を「鳥類又は哺乳類に属する野生動物」と定義しています。「鳥獣」の概念には、平成14年の法改正によりネズミ・モグラ類と海棲哺乳類が含まれることとなりました。
環境庁より引用:https://goo.gl/agupaa
ですから、鳩がベランダにやってきたら、棒で叩いたり、毒を吹きかけて駆除しようとしてはいけません。鳩がベランダにやってきたときは「おたまで鍋をガンガン叩く」というように“音で驚かせて追い出す”ようにしましょう。
3 鳩による3つの被害
被害(1)鳴き声による騒音
『ポーポー』という鳩の鳴き声はかなり耳障りな音となります。鳩の鳴き声は、数が増えるほどに大きく聞こえるようになります。
上や隣、下など“近隣のお部屋”にまで鳴き声が伝われば、他の住民の方から苦情が入る可能性も出てきます。
被害(2)ふん害
鳩のふんには、「感染の危険性」と「ふんの汚れや臭い」という2つの問題が潜んでいます。鳩のふんには様々な病原菌が含まれており、ふんが溜まることで汚れや臭いもどんどんひどくなります。
まずは、お掃除よりも『病原菌の感染』から身を守ることが最優先事項です。鳩のふんに潜む『病原体の脅威』について知り、速やかに感染予防対策を講じましょう。
『ベランダのふん掃除はもうイヤ!鳩と確実に“サヨナラ”できる方法』では病原菌の感染について詳しく紹介していますので合わせてお読みくださいね。
被害(3)汚れや臭い
鳩のふんは、時間とともに乾燥して固くなり、まるでコンクリートのようにベランダに張り付いてしまうんです。ふんが新しいうちにお掃除をすれば、お掃除も簡単ですし“汚れ”だけでなく“臭い”も解消され、さらには“病原菌”も一掃できます。
鳩のふんによる“汚れ”や“臭い”は、早いうちに対策を取ることが大切です。鳩対策が完了するまでの間は、ふんを見つけたら、これからお伝えする掃除方法を実践して、ベランダを清潔な状態に保ちましょう。
4 ガンコなふんの掃除方法3ステップ
これから紹介する“鳩のふんの掃除方法”は、頑丈に固まったふんもキレイさっぱり落とすことができます。
ポイントは『ふんをふやかす』という点です。ふんが柔らかくなるまで『水分』に浸し、拭き取れるレベルまで軟化させるんです。まずは以下の道具を用意してください。
- ゴム手袋
- ゴーグル
- マスク
- 消毒用エタノールスプレー
- バケツ
- ペットボトル
- ゴミ袋
- 新聞紙
『2.ゴーグル』は、100円ショップで売られているもので構いません。また、『5.バケツ』には、あらかじめ“ぬるま湯”を入れておいてくださいね。
お掃除をする際の衣服は、汚れて最悪捨ててしまっても構わないものをチョイスされるとよいでしょう。ふんを掃除する際に、ふんで衣服が汚れてしまう可能性があるからです。
では、ステップ1から順にお掃除を開始します。
ステップ1.『新聞紙パック』を貼る
まずは、バケツのぬるま湯をペットボトルに入れ、ふんのある場所に濡らしてください。
そこへ新聞紙を貼り付け、貼り付けた新聞紙をさらに濡らして、新聞紙が剥がれ落ちないようにします。濡れた新聞紙でパックすると、ガンコに固まったふんが柔らかくなり、拭き取りやすくなるんです。
新聞紙パックを貼り付けてから、だいたい10分ほど放置したら、次のステップに進んでください。
ステップ2.ふんを新聞紙で拭き取る
次に、柔らかくなったふんを乾いた新しい新聞紙で拭き取っていきます。
雑巾を使うよりも、取り換えが簡単な新聞紙で拭いた方が、お掃除が効率的に進みます。もしもふんが十分に柔らかくなければ、再度湿らせた新聞紙を張り付けて、さらに10分ほどふやかしてから、拭き掃除を再開ください。
ステップ3.消毒用エタノールを吹きかける
ふんの汚れが落ちたら、消毒用エタノールを汚れのあった場所に吹きかけ、病原菌やカビ菌を除菌してください。
先ほど紹介した「ふんに含まれる危険な病原菌」は、消毒用エタノールで殺菌することができるんです。
こうしたお掃除を行うと、ガンコなふん汚れがキレイサッパリ落ちて、イヤな匂いも消え、感染予防にもかなりの効果が発揮されますよ。
5 衛生的で効果が持続する簡単な鳩対策
鳩の侵入は『テグス』と『耐水テープ』で完全に防除できることは、すでにお話しした通りです。参考までに、我が家で『テグス』を実際に張り付けたときの状況を紹介しましょう。
私の家では、以下の製品を使用しました。
テグスは以下のような商品でも効果はバツグンです。
こんな風に『耐水テープ』で『テグス』を平行に張り付けていきます。
『テグス』が伸びていく部分の『耐水テープ』を、画像のように少しつまんであげると、強度が増すように思います(不器用でスミマセン)。
完成図です。テープの色を壁の色に合わせると、よりナチュラルに仕上がります。鳩よけ対策に『防鳥ネット』を張る方法もありますが、『防鳥ネット』は『テグス』よりも重みがあるため、テープで固定することができません。
テープで固定できない、ということは、ベランダに『防鳥ネット』を固定するための器具を設置しなくてはならないということです。もしも器具を取り付け、その部分に傷が残ってしまったら、引っ越しをする際に大家さんや管理会社から“修繕費”を請求される恐れがあります。
また『防鳥ネット』が風の抵抗を受けやすいのに対して、ネットよりも目の粗い『テグス』は、風の抵抗に強いと感じています。
※私も以前『防鳥ネット』を『耐水テープ』でがっちり固定したことがあったのですが、強い風の吹く日に剥がれ落ちてしまいました。
今のところ『テグス』と『耐水テープ』による忌避対策が1番長持ちしています。あなたも、ぜひお試しください。
6 忌避剤(きひざい)は不要
今回の鳩対策に『忌避(きひ)剤』は使いません。その理由はズバリ“長期的な鳩防除にはつながらないから”です。
一時的な効果しか期待できない
鳩用の忌避剤には“固形タイプ”と“スプレータイプ”がありますが、なかでもスプレータイプの忌避剤は特に、一時的な忌避効果しか期待できません。
“雨風の影響”や“時間の経過”によって忌避剤の成分が消えてしまえば、鳩は再びベランダにやってきてしまいます。
全ての鳩が忌避剤を嫌うとは限らない
また、全ての鳩が忌避剤を嫌うとは限らないため、ただ忌避剤を置いたからと言って、絶対に鳩が入り込んでこないとは言い切ることができません。
したがって、忌避剤による防除は“鳩を2度と寄せ付けない完全な対策”とは言えないことになります。
7 賃貸物件の場合の鳩被害の責任範囲
最後に、マンションやアパートといった『賃貸物件』で鳩被害が起こったときに“誰が責任を負わなくてはならないのか?”についてお話しします。“賃貸物件の補修・修繕”は、基本的に『管理会社』や『大家さん』がその責任を負わなくてはならないと、民法606条1項に定められています。
条文
(賃貸物の修繕等)
第606条
1.賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う。
WIKIBOOKS『民法第606条』より抜粋 https://goo.gl/HE83rx
マンションやアパートの入り口や通路などの“共有部分”で起こっている問題については、管理会社や大家さんが速やかに対応しなくてはならないんです。
しかし、ベランダのような“専有部分”で起こる問題に関しては、責任の所在があいまいです。責任が不明確になりがちであることを利用して、我々住民に責任を追及してくるような管理会社や大家さんが、少なからずいます。
「管理会社も大家さんも取り合ってくれないから…」と、ご自身で駆除業者に鳩防除を依頼すれば、以下のような料金がかかってしまいます。
≪鳩防除 料金の1例≫
- 清掃、消毒…25,000円前後
- 材料代(ネットなど)…23,000円前後
- 施工料金…10,000~20,000円程度
今回紹介した鳩対策を実践すれば、高い施工料金を支払うことなく、鳩被害も責任問題もいっぺんに解決することが可能となります。
まとめ
今回の記事では、しつこい鳩を2度と寄せ付けないための効果的な鳩対策をご紹介しました。
- 鳩は音で驚かせて、ベランダから追い出すこと
- 鳩のふんには『病原菌』『アレルギー物質』『臭い』『汚れ』といった問題があるため、こまめに掃除をすること
- ぬるま湯で濡らした新聞紙を、ふんがある場所に貼り付け、ふんを柔らかくしてから拭くと、汚れが綺麗にとれる
- 『耐水テープ』で『テグス』をベランダに平行に張り付けると、鳩が入り込んでこなくなる
- 大家さんや管理会社から“鳩被害”の責任を追及されることがあるが、今回の鳩対策を実行すれば、駆除業者に依頼せずに問題を解決できる
私の友人の多くは賃貸物件に住んでいて、その半数の方々が“鳩被害”を経験しています。なかには『鳩の巣立ちを見守る』ような友人もいました。
1番思い出深いのは、特に被害が大きかった『マンションの角部屋に住む友人』。ふんの汚れや臭いにノイローゼ気味になっていました。しかし今回お伝えした鳩対策をオススメしたところ、その友人もまた、鳩の被害に怯えることはなくなりました。
あなたのご友人にも、同じく“鳩被害”に悩んでいる方がいらっしゃるのでしたら、ぜひとも今回の鳩対策を教えてあげてくださいね。
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