とっさの応急処置で後遺症回避!ムカデに刺されたときの対処法

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これだけは知っておきたい!ムカデに刺されたときの対処法

あなたは、ムカデに刺されたことがありますか?

あの、「足のたくさん生えている気持ちが悪い虫」に触れるだけでもいやなのに、刺されるなんていやですよね。

ムカデに刺された経験者が周囲にいない人は、「ムカデに刺されたらどうしたらいいのかわからない」と不安に思われるかもしれません。

あまり知られていない事実ですが、実はムカデは、蜂と同じような毒を持っていますので、もしムカデに刺されたら『応急処置』をする必要があります。

逆に言うと『応急処置』さえすれば、ムカデに刺されてもほとんどの場合後遺症になるなどの大きな問題にはなりません。

この記事では、害虫(害獣)駆除専門ライターの私が、ムカデに刺された時にすぐにするべき『応急処置』を3つのステップをお伝えします。

また、ムカデに刺された後「どのような症状が出た時に病院に行くべきか」も合わせてお伝えします。

私の知人の女性も、初めてムカデに刺された時「刺されているところが麻酔をしているような感覚で、チクチクする」とても不安に感じていました。

でもこの記事に書かれている通りのステップで、『応急処置』をほどこしたところ、痛みもすぐにひいてきたようです。

あなたも、この記事を読めばムカデに刺された時の対処法が全てわかり、不安や痛みを解消することができます。

ぜひ、最後までお読みくださいね。

※記事の表現について
今回の記事では「ムカデに刺された」と書いていますが、「ムカデに噛まれた」というのが正しい表現です。

蜂のように針で「刺して」体内に毒を注入するのではなく、ムカデは「噛みついて」毒を皮膚に塗りこんでいます。

しかし、「ムカデに噛まれた」という表現よりも多くの人に認知されているため、この記事では便宜上「ムカデに刺された」という表現を用います。

ムカデに刺されたとき絶対してはいけないこと

ムカデに刺されたとき絶対してはいけないこと
ムカデに刺された時に、ついついやってしまいがちなことの中に「絶対してはいけないこと」2つあります。

それは、「患部を冷やす」、「毒を口で絞り出す」ということです。

間違った治療法は、効果がないばかりか余計に危険になってしまうことがあります。

患部を冷やす

ムカデに刺されたら、患部を冷やすのは絶対にやめてください。

虫に刺されると、刺された部分を「冷やすべきか」「温めるべきか」で悩むかもしれませんが、ムカデの毒は別。
冷やすことで『痛みが増す』という特徴があります。

最悪の場合、ひどい痛みから痙攣(けいれん)したり、気絶してしまったりすることさえあります。

毛虫など、「かゆみが強い」ケースでは、冷やすことによってかゆみを抑えることができますが、ムカデに刺された場合の正しい対処法は、刺された部分を「温める」ことが正解です。

毒を口で絞り出す

ムカデに刺された時、刺された部分を口で吸いだすのは絶対にやめましょう。

でもムカデの毒を口で吸いだす、ということは『口の中に毒を入れている』という事です。

毒虫に刺された時に、口で刺された毒を吸いだし飲み込む前に「ぺっ!」と捨てれば大丈夫、というイメージがあるかもしれません。

しかしすぐに吐き出しても、毒性が口内に残り痛みを伴う腫れを引き起こしてしまいます。

体内に侵入して悪寒や嘔吐などの症状が出ることもあります。

決して病院に行かない

「ムカデにさされたくらいで病院にいくのはおおげさだ」と油断するのは、絶対にやめましょう。

ムカデの毒は、ハチの毒と似た強い毒をもっています。

急性アレルギー症状が出たり、最悪の場合死に至ることさえあったりします。

なので、刺された場合は「たかがムカデ」と侮らないで、症状をよく見る必要があります。

正しい応急処置をすれば、大抵の場合病院に行く必要はありませんが、もし、ムカデに刺された部分の痛みだけではなく、全身症状が強く表れるなら病院に行くようにしましょう。

ムカデに刺された時の症状

ムカデに刺された時の症状
ムカデに刺された時に現れる症状の中には、「共通して起こる症状」と、「人によって違う症状」があります。

ムカデに刺されたあと、どんな症状が出るかがわからないと不安になってしまいますよね。

ムカデに刺された後の症状を知っていて、その症状が「共通して起こる症状」であるのか、「人によって違う症状」であるのかを理解していると、正しい対処法を取ることができますし、不必要な不安を抱えることがなくなります。

ここでは、まず「刺された跡」からムカデかどうかを判断します。

ついで、「腫れや痛み」という共通して起こる症状、「頭痛、吐き気、めまい」など人によって違う症状について考えます。

ムカデに刺された症状

共通して起こる症状 腫れや痛み
人によって違う症状 頭痛、吐き気、めまい

ムカデに刺された跡

ムカデに刺されたかどうかは、「ムカデに刺された跡」をみると判断できます。
ムカデに刺された跡
ムカデは、上記の図の口の部分にあるような1対の「毒づめ」があります。

この毒づめで挟み込んで皮膚に噛みつきますので、刺された跡は「2か所に並んだ赤い斑点」になるのが特徴です。

痛み、腫れ

ムカデに刺された後、痛みや腫れがでるのは「共通に起こる症状」です。

ムカデに刺されたほとんどの人は刺された場所に「腫れ」、「痛み」を訴えています。

人によっては下記ような症状が出ます。

  • 内側からくるようなかゆみ
  • 麻酔をしたような痺れ
  • 針に刺されたような激痛

ムカデは、毒づめを用いて痛めつける目的であなたの皮膚を噛みつき、痛みを伴う毒をつけ、さらに30本から50本ほどの足で毒を皮膚に塗りつけてきます。

大抵の場合、1日~2日で腫れ、痛み、かゆみは収まりますが、ひどい場合は2週間ほど続くこともあります。

刺された時 症状
刺された瞬間 激痛がある
刺された当日 刺された部分が腫れあがり、痛みやかゆみが続く
刺された翌日以降 1日~2日で症状が治まる。2週間ほど続くことがある。

頭痛、吐き気、めまい

ムカデに刺された後、頭痛、吐き気、めまいなどアレルギー症状が出るのは「人によって違う症状」です。

「刺された場所以外のところで症状が起きる」というケースは、毒が全身に回っていることを意味します。

症状がひどいと感じる場合は、迷わず病院に行くことをおすすめします。

ムカデにも起こりうるアナフィラキシーショック

ムカデにも起こりうるアナフィラキシーショック
ハチに刺された時に起こることで有名な「アナフィラキシーショック」は、ムカデに刺された時も起こりますので注意が必要です。

症状は、呼吸困難、血圧の低下、失神などです。

アナフィラキシーショックとは、急性のアレルギー症状のことで、刺されてから5分から10分以内にめまい、呼吸困難、意識障害など症状が出ます。

このようにムカデに刺された時強い全身症状が突然現れたら、アナフィラキシーショックに陥っていると思われますので、『必ず』病院に行って診断してください。

過去に一度ムカデに刺されたことがある方は、アナフィラキシーショックにかかりやすいので特に注意しましょう。

一方で刺されたあと5分から10分以内に、痛みやかゆみ以外の症状がない場合、あとになって「アナフィラキシーショックならないだろうか」と心配する必要はありません。

ムカデに刺された際の応急処置3つのステップ

ムカデに刺された際の応急処置3つのステップ

ムカデに刺された時に、正しい「応急処置」をとると症状をかなり和らげることができます。

ムカデの毒は強力なので、正しい「応急処置」をとらないと症状が長引くという後遺症に悩まされてしまいます。

ステップ1 ムカデを引き離す

ムカデに刺されて痛みを感じたら、まずムカデを引き離しましょう。

引き離しておかないと、何度も刺してきます。
一度に何度も噛まれてしまうと、アナフィラキシーショックに陥りやすくなってしまいます。

ムカデに刺されたら、まだ体にムカデがついていないか確認しましょう。

もしお子さんや赤ちゃんが、ムカデに刺されたなら、大人が注意して刺された箇所意外にムカデがいないか足や頭などをみてあげましょう。

ステップ2 お湯で洗い流す

ムカデが体にいなくなったことを確認したら、お湯で刺された部分を洗い流しましょう。

温度は低すぎると痛みが増しますが、ムカデの毒は熱に弱いので、「43℃から46℃くらいのやけどをしないくらいの熱いお湯で流す」というのがポイントです。

ムカデはハチのように針で刺しているわけではないので、針を引き抜くという作業は必要ありません。

逆に毒素が皮膚に塗られていますので念入りに、ムカデの毒を洗い流すことが必要です。

お湯で流しながら、ムカデに刺された部分を指で強めにつまんで、皮膚の中に入った毒素を押し出すようにしてください。

ある程度お湯で毒素を洗い流したら、石鹸で患部を洗って毒素を取り切って下さい。

ステップ3 ステロイド系の薬を塗る

お湯で毒素を洗い流したら、最後に「ステロイド」が配合されている虫刺され用の薬を塗って下さい。

ステロイドは、「炎症を抑える働き」があり、刺された翌日以降ぶり返して出てくる腫れや痛みやかゆみがなくなります。

また、「局所麻酔作用」の成分が入っている薬は、痛みやかゆみがすぐに緩和されるのでオススメです。

ステロイド剤は危険な薬か

ステロイド剤は、「皮膚が黒くなる」とか、「体内に蓄積する」危険な薬という人がいますが、これは誤った情報です。

長く使うと皮膚が薄くなるという副作用はありますが、止めれば元に戻りますので、ムカデに刺された時など「一時的な使用」に関して心配する必要はありません。

国立成育医療研究センター生体防御系内科部アレルギー科院長の大矢幸弘先生は、ステロイド剤によって「皮膚が黒くなる」とか「体内に蓄積する」のはウソである指摘し、ステロイドの内服薬を長期間飲み続けると免疫が抑制されるなどの副作用がありますが、「(皮膚に塗るタイプの)ステロイドが将来にわたるような悪い影響が出ることはありません」と述べています。

公益財団法人日本アレルギー協会「よくわかるアトピー性皮膚炎 誤解されるステロイド」より
https://goo.gl/kAXgrU

ステロイド剤を使うときは、中途半端に少しだけ使って「長く使用する」よりも、ムカデに刺された部分にしっかりと塗って、「症状を早く抑える」ようにしましょう。

ムカデに刺された時にオススメの薬

ムカデに刺された時に、症状が緩和するオススメの薬を紹介します。

これは、造園業をしていて仕事柄よく虫に刺されている友人が「とても効果がある」と私にすすめてくれたものです。

ゼリア新薬指定第2類医薬品「プレバリンαクリーム」
ゼリア新薬指定第2類医薬品「プレバリンαクリーム」
※別ページでYAHOOショッピングページが開きます。
https://goo.gl/jmAav2

商品名 ゼリア新薬指定第2類医薬品「プレバリンαクリーム」
内容量 15g
値段 850円(税込)

プレバリンαクリームは、高い抗炎症効果のあるステロイド系の薬です。そのほか、下記のような成分が配合されています。

  • リドカイン:かゆみを抑える効果
  • ビタミンE:血行を促進し治りを早める効果
  • イソプロピルメチルフェノール:患部を殺菌し二次感染を防ぐ効果

ムカデ以外にも、虫刺され全般に効果があり、インターネットでも購入が可能ですので、家に一つ常備しておくと安心です。

ムカデに刺されたときに病院に行くべき?

ムカデに刺されたときに病院に行くべき?
ムカデに刺された時に、病院に行くべきか個人で治療するべきかは、「強い」「全身症状」が「5分から10分以内」に出ているかどうかで判断してください。

頭痛、吐き気、呼吸困難など全身症状が出る場合は、毒が全身に回っている可能性があります。

ムカデに刺されてからすぐに強い全身症状が出ている場合、アナフィラキシーショックに陥っているかもしれないので、病院(皮膚科)に行ってください。

まとめ

ムカデに刺された時の対処法についてみてきましたが、いかがだったでしょうか。

  • ムカデに刺されたときは患部を冷やすのではなく、温める。
  • 毒を、口で吸い出さない。
  • ムカデに刺された時は、すぐにムカデを引き離して、43℃~46℃のお湯で洗い流し、ステロイド系の薬を塗る。
  • ムカデに刺された後、強い症状が全身に現れる場合は迷わず病院に行く。

ムカデの毒は侮(あなど)ることができない強いものですが、正しい治療法を正しいステップで行えばすぐに症状は治まります。

いずれにしても、できればムカデに刺されたくはありませんよね。

ムカデは、スズメバチのように近づいたら刺してくるというような凶暴性はありません。
むしろ、ゴキブリや害虫を食べてくれる「益虫」として知られています。

ムカデを家の周りに数匹目にする程度なら、そっとしておいてあげてください。

ムカデは防衛のために刺してきますので、こちらがムカデを刺激しない限り噛まれることはありません。

しかし、家の中や庭に『大量』のムカデがいるようなら、駆除するのもやむを得ないでしょう。

万が一自分で何とか駆除したい!と思われた方は『ムカデは“バルサン”と“〇〇”で完全に駆除できることが判明!』で詳しく書いていますので、合せてお読みください。

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