シロアリ被害かどうか今すぐ判断できるようになる5つの重要ポイント

シロアリ被害かどうか今すぐ判断できるようになる5つの重要ポイント

「シロアリの被害に遭うと、駆除や修繕費用がとんでもない金額になるという話を聞いた…」
「築年数が経過した木造住宅に引っ越すことになり、シロアリが住み着いていないか心配だ」
「中古の木造物件を購入したが、瑕疵担保責任の期間内に、シロアリ被害があれば発見しておきたい」
「自分でシロアリ被害があるか確かめたいが、どうすれば良いか分からない」

シロアリに関する心配は、被害があるかどうかわからない段階でも、大きなストレスを感じてしまうものです。

建物にとんでもない被害を及ぼす、という事実だけが強く周知されているので、なおさらですよね。

あなたも「我が家がシロアリの被害に遭っているのでは…」と、不安になってはいませんか?

ここで紹介する『シロアリ被害の有無を調べる方法』を実践してもらえば、誰でも簡単に、『我が家がシロアリの被害に遭っているかどうか』を判断することができますよ!

まず「シロアリ被害」とはどういったものなのかを説明します。
そして、『家がシロアリの被害に遭っているかどうか』を見極めるために、『被害確率を判断する5つのポイント』と、『被害のチェックをする家の中の6箇所』について、徹底的に解説します。

また、あなたのお家をチェックした後に役立つ、『被害がない場合の予防策』や被害があった場合の、『初期被害への対処方法』、『駆除業者の選び方』なども紹介します。

この記事を最後まで読んで頂ければ、シロアリの知識が全くないあなたでも、すぐに『我が家のシロアリ被害の状況』を確かめることができるようになります。

そして、自分の調査結果をもとに、『被害がなかった場合』はどうすればいいのか、『被害が遭った場合』は、『自力で対処する』のか、『業者に依頼する』のかなど、シロアリ被害への対策方法を、正しく判断して頂けるようになりますよ!

是非、最後までご覧くださいね。

害のあるシロアリとは?

一般に、害のあるシロアリとは、『家屋の木造部分を食べてしまう』種類のことを言います。

シロアリの多くは森の中を生息地としていますが、中には、人間の生活圏に生息し、家の木材部分を餌にしてしまうのです。

森の中では、枯れ木を『分解』してくれるとても優秀な「益虫」なんですが、我々が住んでいるお家まで『分解』されてしまっては、たまったものではありませんよね。

日本国内には、約22種類のシロアリが生息していますが、そのうち家屋に被害を出すのは『数種類だけ』です。

シロアリによる被害は多くの人が知っていて、不安を感じているのに、実は国内に生息するシロアリの中でもほんのわずかな種類によってもたらされている恐怖だなんて、驚きですよね。

家屋に被害を与える職蟻(働きアリ)
家屋に被害を与えるのは、シロアリの中でも『職蟻(働きアリ)』です。

職蟻の役割には、「女王・卵の世話」や「巣の建築・清掃」などに加えて、『エサの調達』があり、『エサとなる家屋の木造部分』をかじって、巣に持ち帰ります。

シロアリは、同じ巣のシロアリの中でも、個体によって「役割」が決まっており、「職蟻」の他には、「卵を産む女王蟻」や「外敵から巣を守る兵蟻」がいます。

まず「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」の2種類を理解する

まず理解し知識を深めなければならないのは、「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」の2種類です。

日本では、「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」が、シロアリ被害の『99.7%』を占めており、国内でも被害の多い種類のトップ2がこの2種類だからです。

シロアリ被害を自分で見極めるためには、まずこの2種類の『被害の特徴』を抑えておくことが重要です。

全体としては、ヤマトシロアリ被害が圧倒的に多く発生しており、全シロアリ被害の92.0%にのぼる。
これはヤマトシロアリは北海道も含めて日本全国に生息しており広く木造建物に被害を与えているためである。
一方、イエシロアリは神奈川以西の海岸地帯を中心に分布していることから、その被害割合も必然的に低くなり、全体としては約 7.7%になっている。

引用:日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合『シロアリ被害実態調査報告書 4.9.白蟻種類別の被害発生割合』 https://goo.gl/yHRDPw

それぞれの特徴を詳しく紹介していきます。

ヤマトシロアリとは

『ヤマトシロアリ』とは、国内の『シロアリ被害』における最も代表的な種類です。

北海道北部をのぞく日本全土に生息しているので、日本のシロアリ被害の約92%を占めています。

『湿った環境』を好み、約2〜3万匹が一つの家族となって、木材の中を『巣』として侵食・利用し、巣のまわりを食べ尽くしてしまうと、巣全体で『移動』します。

イエシロアリとは

『イエシロアリ』とは、家屋への『被害が甚大』な種類です。

『乾燥している箇所』までも、グイグイ侵食してしまうので、被害は『住居全体』に及び、進行速度も早いのが特徴です。

ヤマトシロアリと違い、『自分で水を運び、木材を湿らしながら食べる』という習性があるので、『乾燥している箇所』まで被害が拡大するんですね。

イエシロアリは、地中から家屋に侵入し、土や排泄物を固めた『塊状の巣』を作り、一つの巣で『最大100万匹の大所帯』になります。

その被害の凄まじさから、殺人蟻として話題になったヒアリと同じく、IUCN(国際自然保護連合)により、『世界の侵略的外来種ワースト100』にも指定されています。

生息している地域が限定されていますが、以下の『イエシロアリの生息域』にお住まいの方は、要注意ですよ!

イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域と千葉県の一部、それに南西諸島、小笠原諸島に分布しています。

引用:公益社団法人 日本しろあり対策協会 シロアリQ&A https://goo.gl/FNxjZF

下の動画は、壁の中から取り出された『イエシロアリの巣』です。

近年被害が深刻化している「カンザイシロアリ」

近年被害が深刻化している『カンザイシロアリ』も要注意です。

『カンザイシロアリ』は、『どこに被害があるのかがわかりにくい』ので、被害の発見が難しい上に、『防ぐことが難しい』ため、非常に手を焼きます。

『乾材シロアリ』という名前の通り、『乾いた木材』を食べるので、湿気を全く必要としません。

シロアリの種類 ヤマトシロアリ
イエシロアリ
カンザイシロアリ
侵入経路 地中から湿気のある『床下』を通っての侵食・侵入 直接家屋の木造部分に『飛来』してくる
日本国内における被害の割合 99.7% 0.3%
※ただし被害が顕在化していない可能性が高い

現在報告されている被害は少ないものの、被害の察知自体が難しいので、『発見されていないだけ』とも考えられています。

一つの巣に生息する個体数は、数百匹と少ないため、被害速度が遅い、ということだけは救いですね。

日本では、奄美大島以南にのみ生息する「ダイコクシロアリ」と、アメリカからの外来種である、「アメリカカンザイシロアリ」の2種類が生息しています。

近年、被害が深刻化しているカンザイシロアリに関しては、全体としての被害割合はわずかに0.3%である。
ただ、カンザイシロアリの被害は一般にはなかなか察知しずらく、顕在化していないものがある可能性がある。

引用:日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合『シロアリ被害実態調査報告書 4.9.白蟻種類別の被害発生割合』
https://goo.gl/yHRDPw

シロアリ被害による家の崩壊の危険性

シロアリを甘くみてはいけない理由の一つに、『シロアリ被害による家の崩壊の危険性』があります。

家屋の『柱・梁』など、家を支えている『構造部材』が、シロアリに狙われやすい上、基礎を侵食されることになるので、被害が深刻化した場合『家が倒壊・崩壊』してしまうのです。

床下にある柱や梁が、シロアリ被害に遭いやすい原因として、構造上、湿気が多くなりやすい箇所であるという点が挙げられます。

構造部材が侵食され、『耐震性が低下』している家屋は、『本来耐えられるはずの災害』でも、崩壊してしまいます。

参照:京都大学 木質科学研究所『阪神大震災にみる住宅の腐朽およびシロアリ被害』 https://goo.gl/3A9J8j

国内での被害状況

日本国内でのシロアリの被害状況は、『被害に伴う費用』を挙げれば、年間で約1,000億円と言われています。

家屋の約半数が木造住宅である日本は、住宅地などの人間の生活圏でも、エサとなる『木材』が豊富にあり、シロアリにとっては『住み心地の良い環境』となってしまっているんですね。

年間の被害額には、シロアリ被害が原因で耐久度が下がっている家屋が、地震や台風といった自然災害によって損壊したケースも含まれています。

『木造住宅』と『自然災害』が、日本のシロアリ被害が大きい原因と言えるでしょう。

シロアリにとっては森にいるのも都市にいるのも、餌の存在量と言う点では全 く何らかわりはなく、まさに木造住宅は都市の森林なのである。

参照:京都大学 『1.4.シロアリと生存圏化学:シロアリは地球を救うか?』 https://goo.gl/w6RKog

木造住宅は、『都市の森林』という言葉を聞くと、イメージも、そして緊張感も高まってきますね。

シロアリの被害は、日本に住んでいる以上、無関係ではいられないんです!

家がシロアリ被害に遭っているか調べる方法

『家がシロアリの被害に遭っているか調べる方法』は、誰にでも、やりこなすことが可能です。

害虫駆除の知識なんて全く無い方でも、『シロアリ被害があるかどうかを確かめること』は、要点をつけば、とても簡単なことなんです。

以下の2つを「チェックリスト」として利用すれば、誰でも簡単に『シロアリ被害に遭っているか』を調べることができますよ!

  • シロアリ被害確率を判断する5つのポイント
  • 家の「シロアリ被害が出やすい6箇所」を調べる

被害確率が高いか否かで、調べた6箇所の状況が「本当にシロアリの被害によるものなのか」の裏付けをすることができるようになります。

それぞれのポイントごとに、詳しく説明していきますね。

シロアリ被害確率を判断する5つのポイント

まずは、あなたのお家の『シロアリ被害確率』を5つのポイントから判断しましょう。

あなたのお家の『被害確率』が分かれば、被害レベルの見極めを、より高い精度で行うことができ、あなたのお家の状況にあわせたシロアリ対策をとることができます。

以下の5つのポイントに、あなたの家があてはまるかどうかを確認しましょう!

  1. 築年数が10年以上である
  2. 家の近くに水辺がある
  3. 天井で雨漏りしているところがある
  4. 羽アリ、もしくは羽が家の中にある
  5. 木くず・砂粒・糞を発見した

被害確率は、5つのポイントの内、当てはまる数が多いほど高くなりますよ!

それぞれ詳しく紹介していきます!

ポイント1:築年数が10年以上である

築年数が『10年以上』の家屋は、シロアリ被害があることを疑ってかかる必要があります。

シロアリ被害の発生率は、新築から10年を境に、グッと高まるからです。

国土交通省補助事業として行われた、『シロアリ被害実態調査報告書』によると、築10年以上経った家屋では、定期的なシロアリ予防対策を行っている場合でも、シロアリ被害が約4〜6%の可能性で発生しています。

シロアリ予防策を施していない場合は、10年以上だと10%弱の被害発生率で、25年をこえると約20%以上となり、その後はどんどん増えていきます。

築年数別の結果について

  • 保証期限内のものは築10年未満であれば被害発生率はほぼ0%であるが、築年数が10年以上になると保証期間内の建物でも4%~6%の蟻害が発生している。
  • 保証切れ後一定年数経過したものも同様の傾向であるが、被害発生率は急増する。

引用:日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合『シロアリ被害実態調査報告書』 https://goo.gl/yHRDPw

ポイント2:家の近くに水辺がある

家の近くに『水辺』がある場合は、シロアリの生息域に隣接していると認識しましょう。

シロアリはジメジメとした湿気を好むので、『水辺』が近くにあれば、『シロアリが住みやすい環境』であると言えるからです。

水辺とは、具体的に、『河川・池・田んぼ』を指しますが、『竹やぶ』や『森林』が近くにある場合も、風通しが悪く、ジメジメとしているので、同様に注意が必要です。

例えば、家の裏には「森林」が広がり、横には「小川」が流れる…そんな、自然に恵まれた田舎の風景、シロアリに着目すれば、絶好の生息環境なんです。

もちろん、対策方法はありますのでご安心くださいね。

ポイント3:天井に雨漏りしているところがある

天井に雨漏りしているところがあれば、シロアリに侵食されてしまう可能性が高くなります。

日本全土に生息する害のあるシロアリは、『湿っている木材』を侵食するので、雨漏りにより水分を含んでしまった天井の木材は、シロアリの餌食となってしまうんです。

本来、比較的湿気がない天井や2階部分などは、ヤマトシロアリの被害範囲では無いのですが、雨漏りがある場合は、天井などへも被害が拡大してしまいます。

また、『現在は修繕済みだが、過去に雨漏りがあった箇所』も、水気が残っている可能性があるので、同じく注意が必要ですよ。

ポイント4:羽アリ、もしくは羽が家の中にある

羽アリ、もしくはその羽が家の中にあれば、被害に遭う確率、すでに遭っている確率はグンと上がります。

家の中に羽アリや羽を発見したのであれば、あなたの家や周辺にシロアリの巣があり、そこから新しい巣の候補地を探しに来ている証拠となります。

習性上、羽アリは、他の飛ぶ虫ほど飛ぶ能力に優れておらず、長くても約1㎞の移動後、着地すると、そこで『羽を落とし』、歩いて移動して巣を作ります。

羽アリが飛翔する時期は、種類によって異なります。

具体的には以下の通りです。

ヤマトシロアリ:4~5月(ただし沖縄2月、東北・北海道6月頃)の昼間です。
イエシロアリ:6~7月の夜に群飛して電灯に飛来します。
アメリカカンザイシロアリ:6~9月の昼間に数回ずつ何度も群飛します。
ダイコクシロアリ:5~8月の夜に少数ずつ群飛して電灯に集まってきます。

引用:公益社団法人日本シロアリ対策協会 『シロアリQ&A』 https://goo.gl/xTVT5g

ポイント5:木くず・砂粒・糞を発見した

室内で木くず・砂粒・糞を発見したら、『アメリカカンザイシロアリ』にすでに侵食されている可能性が大です。

『アメリカカンザイシロアリ』は、木材を侵食するときに、『穴』を空けて侵入し、木くずや糞を穴から外に排出する独特の特徴があります。

砂粒と思われるものは、実は『アメリカカンザイシロアリ』の糞かもしれませんよ。

白くてとても小さいので、一見すると砂粒のようにみえるんです。

被害の察知が難しいカンザイシロアリの、被害を見つける重要なポイントですので、『築年数10年以上』『家の近くに水辺』『羽アリもしくは羽の発見』『天井の雨漏り』の4ポイントが当てはまっていない場合も、要注意です!

「シロアリ被害が出やすい6箇所」を調べる

『シロアリ被害が出やすい6箇所』を調べることで、シロアリ被害に遭っているかどうかを、より正確に判断することができます。

特に被害が顕著に出やすい場所に絞っているので、シロアリ被害の有無を確認しやすく、あなたの家を効率良く調べることができますよ!

具体的には、以下の6箇所を調べましょう。

  1. 水回りの床・柱の状態
  2. 畳の状態
  3. 玄関の框(かまち)・巾木(はばき)・ドア枠の状態
  4. 床下の状態
  5. 水回り・窓の敷居や建具など木材部分
  6. 家の近くの樹木

詳しく説明しますね。

(1)水回りの床・柱が「スカスカ」になっていないか?

水回りの床・柱が『スカスカになっていないか』を調べましょう!

乾燥を嫌うシロアリは、木材の表面には痕跡を表さず、『内部を侵食』します。

「脱衣所・洗面所・トイレ・台所」といった、湿気の多い水回りの床・柱を中心に調べましょう。

【床の調べ方】

  1. 床を少し強めに踏みこむ。
  2. 踏んだ時に『プカプカと浮いているような状態』なっていれば、被害あり。

【柱の調べ方】

  1. 金槌を用意する。
  2. 柱を下部から上部へ、軽く叩いていく。
  3. 高い音で、中が空洞になっているような音がすれば、被害あり。
    ※侵食が進んでいれば、少し叩いただけでポロポロと崩れる可能性もある。

(2)畳を踏んだ時に、「ブヨブヨ」していないか?

畳を踏んだ時に、『ブヨブヨしていないか』を調べましょう!

シロアリは『木材』だけではなく、畳の材料となる『いぐさ』も食べてしまい、『腐朽(ふきゅう)』させてしまうので、被害があればブヨブヨと柔らかくなっています。

畳は湿気を多く含みがちなので、畳の裏に『シロアリが好む環境』が出来てしまいやすいんです。

誤った知識で、「段ボールを敷くと断熱効果があるらしい」と、畳の下に新聞紙や段ボールを敷く『失敗』ケースをよく聞きますが、湿気を溜めやすくし、結果シロアリをはじめとする虫の温床になってしまいますので、敷いている場合は、必ず・すぐに撤去しましょう。

また、畳の上に長らく設置されたままの家具があれば、その下も被害に遭いやすいので、被害のチェックをする際は、動かして同じように確認してみましょう。

【畳の調べ方】

  1. 畳を軽く踏み込んでみる。
  2. ブヨブヨと柔らかくなっていれば、シロアリ被害の可能性あり。
  3. 畳をめくり「裏側」に「蟻道(ぎどう)」や「蟻土(ぎど)」がないか確かめる。
    ※蟻道・蟻土は、土や排泄物を固めたモノで、シロアリが通路や巣の材料として使用する
  4. 畳の下板にも被害がないか確かめる。

(3)玄関の框(かまち)・巾木(はばき)・ドア枠が「スカスカ」になっていないか

玄関の框・巾木・ドア枠が、『スカスカになっていないか』をチェックしましょう。

玄関は、地面にタイル張りされた構造になっているケースが多く、框・巾木・ドア枠などの『木材部分』が、『地面』と隣接しているので、シロアリによって侵食されている可能性が高い箇所です。

さらに、玄関のタイルは、雨の日の濡れた靴や掃除での水洗いで、タイルの隙間から水が染み込み、『湿度の高い状態』になっていて、『シロアリが好む環境』になってしまいがちです。

シロアリ駆除業者に勤めている友人も、『玄関は要注意』で、調査時は徹底して確認する、と言っていましたよ。

【玄関の框・巾木・ドア枠の調べ方】

  1. 金槌を用意する。
  2. 框・巾木・ドア枠を軽く叩いてみる。
  3. 高い音で、中が空洞になっているような音がすれば、被害あり。
  4. 侵食が進んでいれば、少し叩いただけでポロポロと崩れる可能性もある。

(4)床下では、『蟻道』の有無を確かめる

床下では、『蟻道』の有無を確かめましょう。

床下は換気が難しく、『湿度が高い状態』となりやすく、なおかつ地面と梁などの木材部分が近接しており、最もシロアリ被害が出やすい箇所です。

地中からやってきたシロアリは、コンクリートの基礎に沿って『蟻道』を作り、柱や梁の木材部分へと侵食していきますので、『最初の被害箇所は床下になる』といっても過言ではありません。

状況によっては、基礎などに沿わず、地面から木材へ直接つながる「空中蟻道」を作る場合もあります。

【床下の調べ方】

  1. 長袖長ズボンを着て、マスク・手袋・帽子・ゴーグルを装着する。
  2. 懐中電灯と金槌を用意する。
  3. 床下点検口から床下へ入る。
  4. 木材部分に「蟻道」や「蟻土」がないか調べる。
  5. 「蟻道・蟻土」があれば、その木材を金槌で軽く叩き、内部の侵食具合を確かめる。

床下は、ホコリも多く不衛生なことに加え、木材や基礎のコンクリートがむき出しなので怪我の危険性もあります。

マスク・手袋・帽子・ゴーグルを装着し、長袖長ズボンを着用して、『完全防備』で、怪我をしないようにしましょう。

床下の確認は、素人には少し「難しい」と感じる場所ではありますが、シロアリの被害があるかどうかを確認する上で、最も正確な判断を下すことのできる材料になりますので、無理のない範囲でトライしてみてくださいね。

(5)敷居や建具などの木材部分はガタついていないか?

敷居や建具などの木材部分は『ガタついていないか』をチェックしましょう。

日々、開閉する扉や窓は、頑丈に造られていますが、シロアリの被害により、木材の内部が『スカスカ』になってしまうと、歪みができてしまい、上手く開閉できなくなります。

水回り付近の建具は、湿気が多く、シロアリが好んで侵食してくる場所ですので、必ず確認してくださいね。

また、『屋外と面している窓』の敷居や建具も、雨に濡れたり、雨漏りしたりしやすいため、湿ってしまうと、シロアリに狙われやすくなります。

【敷居・建具の調べ方】

  1. 金槌を用意する。
  2. 扉や窓がスムーズに開閉するか調べる。
  3. ガタつきがあれば、金槌で軽く敷居・建具を叩いて、中が侵食されていないか確かめる。

(6)家の近くの樹木などに、シロアリの被害がないか

『家の近くの樹木』などに、シロアリの被害がないか調べましょう。

家の近くにシロアリの痕跡があれば、地中を通って、あなたのお家にもシロアリがやって来る可能性や、すでにやって来ている可能性があります。

今現在、家に被害が見当たらなくても、近くにシロアリが生息していれば、近い将来高確率で被害に遭いますので、警戒する必要があります。

倒木や樹木は、表面には何もなさそうでも、木の皮を少しめくってみると、うじゃうじゃとシロアリが出てきたり、シロアリの巣が作られていることがあります。

【樹木の調べ方】

  1. マイナスドライバーや小さなツルハシなど、「木の皮」をめくれるモノを用意する。
  2. 分厚い手袋を装着する。
  3. 倒れている木や、枯れている木、切り株などの『木の皮』をめくる。

ムカデや、冬眠中の蜂など、枯木には様々な『虫』がいる可能性があるので、必ず『分厚い手袋』を使い、刺されたり噛まれたりしないように注意しましょう。

早期発見・初期被害なら費用を安く抑えられる

シロアリ被害は、『早期発見・初期被害』なら、駆除にかかる費用を安く抑えることができます。

シロアリは、深刻な被害状況での駆除・修繕費用のイメージで、高額な対処費用が掛かると恐れられていますが、初期被害の段階で発見できれば、駆除作業も最小限に抑えることができ、簡易な駆除と防蟻作業で済ませることが可能なんです。

金額が大きくなってしまうのは、被害が深刻化し、大規模な駆除作業に加えて、リフォームが必要な時です。

早期に発見でき、初期被害の段階であれば、自力駆除ができる場合もあり、自力駆除で対処できれば、駆除自体の費用はさらに安く抑えることができますよ。

被害がなかったなら薬剤で「予防」の防蟻

被害がなかったなら、薬剤で『予防』の防蟻を行いましょう!

適切に予防対策ができれば、今後のシロアリ被害を防ぐことができますよ!

床下に入り込むことに抵抗がなければ、市販の薬剤を購入して、床下の木材部分に塗りつけるか、噴霧器を使って吹き付けることで、自分の力で予防対策をすることも可能です。

重要なのは、被害がない場合、何もしないのではなく、『被害に備えて予防をすることが必須』である、と理解することです。

初期被害があっても落ち着いて「駆除剤」で応戦

初期被害があっても、落ち着いて『駆除剤』で応戦しましょう。

シロアリの『生命力』は高くないので、初期被害ならば、市販の『駆除剤』を使って、素人でも駆除することができます。

挑戦しやすい駆除方法の一つに、駆除剤を混ぜ込んだ『ベイト剤』をシロアリに食べさせて駆除する『ベイト工法』があります。

この駆除方法であれば、『置いておくだけ』で駆除ができるので、簡単な上、薬剤を使わないので、住人への影響も心配ありません。

詳しくは、「シロアリ駆除を自分でする時の注意点と業者に相談すべきか判断する方法」で解説していますので、あわせてお読みください。

被害が「初期」か「深刻」か見極めることが大切

被害に遭っているかどうかの調べ方や、早期発見時の対策を理解した上で、『被害が初期か深刻かを見極めること』が何よりも大切であることを心得てください。

シロアリは小さな害虫ですが、被害が大きくなれば、素人がどんなに高価な駆除剤を使っても、『専門性の高い適切な対処』をできなければ意味をなさず、太刀打ちできません。

初期被害なのか深刻化した後なのか、この判断を誤ってしまえば、「駆除したと思って安心していた」のに、気付いた頃には、大規模なリフォームが必要になってしまうほどに深刻な状態まで、侵攻されてしまう可能性が否めないのです。

「大切な我が家だから、なんとか自分でシロアリを退治したい!」

その思いに固執することが、状況によっては、あなたから無意味な駆除というただただ無駄な時間だけを奪い、さらにはあなたの大切な家を崩壊へと導くことにつながってしまうかもしれないんです。

被害レベルの見極め方

シロアリ被害の『レベル』の見極め方は、『あなたのお家のどの部分に被害があるか』に着目することがコツです。

シロアリは、床下から侵入し、上へ上へと被害が拡大するので、被害が一階部分の柱や床まで拡がってしまっている場合は、『被害が深刻化している』と言えます。

そのため、床下より上の階層に被害がある場合は、個人での駆除レベルを超えている、次の2点の可能性が考えられます。

  • すでに床下の『木材(エサ)』 が足りなくってきて、上の階層に上がってきている深刻な状態
  • 乾燥した木材も湿らせて侵食することが出来る、被害が甚大で驚異的な『イエシロアリ』が住み着いている

シロアリの深刻な被害を放置する危険

シロアリの深刻な被害を放置するのは、大変危険です。

イエシロアリでいえば、その食害のスピードは、1年間で、約3mの木材を3本弱消費するともいわれており、深刻な被害を確認できているということは、すでに家の重要な柱が、スカスカの状態で、建物自体の耐久性が非常に低く、危険な状態であると言えるからです。

また、シロアリは餌を求めて、家中の木材部分を次々侵食していきますので、その深刻な被害を放置すれば、あなたの家は余すところなくシロアリに害されてしまいます。

駆除に加えて、家屋の『構造部材』が侵食されれば、耐震補強工事が必要になりますし、最悪の場合は、建物自体の『建て替え』を検討しなくてはならない状況にもなりえます。

多くの人にとって『最も大きな財産』となる『住宅』を、長く安心して使うためにも、シロアリ被害は、見つけたらすぐ対処するべきです!

業者に依頼することでしか得られないメリット

「お金ばかりかかって良いことがなさそう...」と感じるかもしれないシロアリ駆除業者の利用ですが、『業者に依頼することでしか得られないメリット』があります。

多くの優良業者は、『数年間の再発時保証』という、アフターサービスを付けてくれるので、『プロによる確実な駆除・防蟻作業』と『数年間の安心』の2つを手に入れることができるんです。

シロアリ被害が一度発生してしまうと、あなたのお家は『シロアリ被害発生確率が高い』特性を備えた家ということになってしまっています。

個人で駆除できたとしても「再発しないか?」という不安がつきまとってしまいますよね。

また、経験や深い知識などない中で、まさに『手探り』で行う作業になるので、「ちゃんと駆除できたのだろうか?」と心配にもなると思います。

そんな自力駆除ではどうしても生じてしまう「心配や不安」が、『ゼロである』ことが、業者に依頼する上での一番のメリットといえます。

シロアリ駆除業者で働いている友人も、「業者駆除と個人駆除の一番大きな違いは、『アフターサービス』だ」と言っていましたよ!

業者のアフターサービスは、以下のような内容が一般です。

  • 5年間の再発に対する無償対応
  • 5年間の再発に対して、家屋に損害が出た場合の保障
  • 1年ごとなど、定期的な無料検査

これなら、駆除してもらった後も、安心して過ごすことができますね。

駆除業者にシロアリの不安を相談する方法

駆除業者にシロアリの不安を相談する方法、すなわち、『後悔しない業者への駆除の依頼をする方法』は、3つの点に気を付けることで、恐れることなく誰にでも遂行できます。

逆に、不安に負けてしまい、これから紹介する3点をないがしろにしてしまうと、あなたの焦りに付け込む『悪徳業者』の罠にかかってしまいます。

残念なことに、『シロアリ被害は目に見えない所で発生する』という特質上、困っている人を騙して利益を得ようとする、『悪徳業者』がまだまだ存在しています。

悪徳業者は、シロアリ被害を『捏造』したり、『必要の無いリフォーム工事』を行ったりして、過剰な料金を請求してきます。

シロアリ被害に遭うにとどまらず、さらには『悪徳業者の被害』にまで遭ってしまっては、たまったものではありませんよね。

しかし、『優良業者』を見つけることができれば、シロアリを『完全駆除』してもらい、安心できる『アフターサービス』をも受けることができます。

  1. 優良な業者を探す
  2. 見積もりを取り、納得してから依頼
  3. 相場料金の把握

詳しく解説しますね。

優良な業者を探す

悪徳業者に注意し、『優良な業者』に依頼するために、『優良業者の6条件』を満たす業者を探しましょう。

悪徳業者は『お金を搾取すること』だけが目的なので、『シロアリ被害の解決』に欠かせない『事前調査』や誇れるような『施工実績』が少なく、『アフターサービス』も充実していません。

業者のホームページなどを吟味し、以下の『6条件』を満たさない業者は、候補から外してください。

【優良業者の6条件】

  1. 無料の事前調査・見積もりがある
  2. 事前調査の内容が徹底している
  3. 施工実績は充実している
  4. 外注業者は使っていない
  5. 料金体系は分かりやすい
  6. アフターサービスが充実している

6条件を満たす業者を見つけたら、あなたの家の被害状況を、電話やメールで、まずは相談しましょう!

無料診断や見積もりを取って、納得してから依頼する

良さそうな業者を絞り込めたら、『無料診断や見積もりを取って、あなたが納得してから』依頼しましょう。

優良業者の中でも、料金体系や施工方法は様々ですので、あなたにとって最も希望に近い『見積もり額』『施工方法』をしてくれる業者に頼めるように、見積もりを比較することが大切です。

悪徳業者の常套手段は、『適当な調査』で『格安』の見積もりを出して『不安を煽って即決で契約』させ、作業を開始した後に、作業が進むにつれて、適当な理由をつけてどんどん追加作業ごとに高額請求をする、ボッタクリを行っていくことです。

見積もりを取る際の注意点は、以下の通りです。

  • 悪徳業者が紛れ込んでいないか、業者のトークや料金に着目
  • 写真や動画などを用いた詳細な調査結果を説明して貰えるか
  • 書面で内訳の詳細な見積もりや作業内容の説明があるか
  • 相見積もりを3社取り、料金や作業内容の違いなどをしっかり詳細に説明してもらう
  • 質問・疑問に対して、丁寧に・的確に返答がもらえるかで力量を計る
  • 契約書にアフターサービスの確約があるか

決して、「急がないととんでもないことになるから、もうここでいいや!」と根拠なく焦りだけで業者を決めるのではなく、見積もりを比較し、冷静に判断しましょう。

シロアリ駆除相場料金

シロアリ駆除の相場料金は、一坪あたり6,500円〜10,000円です。

価格設定が、相場料金よりも『異常に安い・異常に高い』という場合は、依頼を避けるべきです。

シロアリ駆除は、家の面積によって作業量が決まってくるので、『一坪当たり』の駆除料金になります。

面積に加えて、下記の表のように、シロアリの種類や、被害の規模、家の構造などにより金額変動します。

相場料金と、下記の表を参考に、あなたが納得出来る見積もり金額であれば契約してみてくださいね。

高くなる 安くなる
シロアリの種類 イエシロアリ ヤマトシロアリ
被害状況 2階や1階部分にも被害あり 被害なく予防のみ
床下のみ
床下の構造 床下が狭く作業スペースを確保できない。
点検口が複数
床下に作業が充分できるスペースがある
駆除方法 ベイト工法 バリヤ工法

まとめ

シロアリ被害状況の見極め方について、解説して来ましたが、いかがでしたでしょうか?

日本では、『木造住宅』と『自然災害』の多さが原因で、シロアリ被害が年間1,000億円にものぼり、シロアリは、人々に多大な悪影響を及ぼしています。

そんな、誰もが不安なシロアリ被害ですが、詳しく解説してきた『被害確率を判断する5つのポイント』と、『被害が出やすい6箇所』を抑えれば、自分で、『我が家にシロアリによる被害があるかどうか』を調べることは難しくありません。

あなた自身でチェックを行い、『被害レベル』を判断することで、自力駆除や業者に相談するなど、あなたの家の状況に合わせた最も適切な対応が、あなた自身の判断で、できるようになっていると思います。

シロアリは、森林の中では、『分解者』として、無くてはならない、とても優秀な『益虫』です。

しかし、人間の住環境に侵入してきてしまったら、最悪の場合、家を崩壊させてしまうほどの、強烈な被害をもたらす『害虫』になってしまいます。

あなたの大切な家財を守るために、少しでも早くシロアリの侵入に気付き『駆除』してしまうか、あなたの家に訪れることの無いように『防蟻』することが、とても重要です。

この記事が、あなたや、あなたの家を守り、シロアリ被害による崩壊に見舞われることなく、幸せな生活ができることに繋がるよう、願っています。

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おおよその料金相場は以下の通りです。

1坪あたり7,000円~8,500円。

また、クジョカツを通じて行った作業には全て「賠償責任保証」を付けておりますので、作業中に「モノを破損させた」「怪我をしてしまった」などの事故が発生した場合、全て補償します。