「最近羽アリを見かけるようになった。」「家の床がギシギシしている。」このような体験から「シロアリがいるかもしれない」と思ったなら、一度キチンと調査することをオススメします。

シロアリはひとつの巣に最大100万匹まで繁殖することがあるので、シロアリが増える前に早期発見をすることが肝心です。ほっておくと家はすぐにボロボロになってしまい、修繕費も高額になってしまいます。「もしも・・・」と思った時にすぐにシロアリ調査をすれば、被害を最小限に押さえることができますよ。
本記事では、シロアリ調査とは何か、から優良業者が必ず行うポイントついても紹介しますので、あなたの家がどれほど危険な状態になるかわかるだけでなく、実際に駆除してもらう時にお願いしたい優良業者を見つけるヒントを得ることもできます。

たとえ家にシロアリがいたとしても、適正料金で駆除してもらいあなたの家を長く安心して生活できるようになります。ぜひ最後までお読みくださいね。

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1 シロアリ調査は業者にお願いするのがベター

シロアリ調査には、『業者がやる調査』と『自分で調査をする』という2種類ありますが、この記事では「業者がやる調査」をオススメします。

業者にお願いすれば、専門的な知識と経験と共に、素人ではなかなかできない床下調査をしてシロアリの被害を徹底的に調べてくれるからです。

一方『自分で調査をする』場合は、自分で床下に潜ったり、家の内部にある被害箇所を調べたりして、『シロアリがいるかいないかを示す証拠』を見つけなければなりません。専門的な知識が欠けているため、「シロアリがいるのに結局気づけなかった」というようなリスクがあります。

業者が行うシロアリ調査は無料

業者が行なうシロアリ調査は、シロアリの有無や被害の程度を調べてもらうのが目的なので、有料作業である駆除作業とセットになることはありません。
被害が確認され、実際に駆除作業を行う段階で、あなたが望むなら見積もりをとり有料作業に入りますのでシロアリがいるかどうか不安な方は、まず調査だけでもお願いしてみましょう。

賃貸物件は有料調査になることも

無料調査は、基本的に家の所有者だけが対象ですので、あなたの家が持ち家ではなく家を借りている場合、調査が有料になることがあります。
家を借りている方は大家さんや管理会社と連絡を取り、立会いの許可をもらいましょう。

調査でわかること

シロアリ調査を行えば、次の点がわかります。

  1. 被害の危険性
  2. 駆除の緊急性
  3. 被害場所の特定
  4. 被害拡大の可能性

(1)被害の危険性

被害の危険性を確かめるために、今現在いる羽アリが「シロアリ」か「無害のクロアリ」かを調査します。

(1)被害の危険性シロアリの羽アリです。家の基礎や木部を食害するのですぐに駆除する必要があります。

黒蟻の羽アリ黒蟻の羽アリです。無害なので駆除する必要はありません。

(2)駆除の緊急性

今すぐシロアリ駆除をしなければいけないかどうかを判断するために、シロアリ専用の道(蟻道(ぎどう))を探して、シロアリの巣があるかどうかを調査します。

(2)駆除の緊急性画像引用:シロアリ技術屋ファーブルブログより
地面から床下通気口に蟻道があるので、床下にシロアリの巣があることがわかります。

床下に蟻道床下に蟻道があります。

(3)被害場所の特定

シロアリによって破損した箇所を確認して、シロアリの有無と修繕の必要があるかを判断します。

(3)被害場所の特定画像引用:ホームドクターシロアリ.PROより
トイレの扉枠の内部が破損しています。基礎部分ではないのですぐに修繕する必要はありませんが、シロアリがいるので駆除が必要です。

キッチンの床下がシロアリにより破損してブカブカに画像引用:家仲間コムのリフォームトップ シロアリ駆除・害虫駆除より
キッチンの床下がシロアリにより破損してブカブカになっています。基礎部分がやられているので、すぐにシロアリの駆除と被害箇所の修繕をしなければなりません。

床下でシロアリの食害の後があり画像引用:リフォームオフブログより
床下でシロアリの食害の後がありました。こちらも基礎部分に当たるのですぐにシロアリ駆除と被害箇所の修繕が必要です。

(4)被害拡大の可能性

シロアリが繁殖しやすい状況になっているかを調査します。

(4)被害拡大の可能性画像引用:有限会社プレモより
床下にカビが生えていて、シロアリが繁殖しやすい状況になっているので、これから被害が広がる可能性が高いといえます。

2 優良業者はここまでやる!プラスαの手厚い3つの調査

数ある業者の中でも、単に床下に潜って蟻道(ぎどう)を見つけたり、柱を叩いて空洞状況を確認するだけにとどまらない、優良業者しか行わない3つの調査があります。
これから紹介する3つの調査が、スタッフから提案されたり調査プランに含まれていたなら、その業者は信頼していいと言い切れます。

(1)写真と動画を撮影しご自宅のテレビで説明

「少しでも依頼者に信頼してもらう」「より依頼者がわかりやすい説明をする」ために、優良業者は写真と動画を使って『撮影調査』をしてくれます。

  • スピーディーな調査報告で依頼者の不安を和らげる
  • 依頼者では見れない床下を、画面を通してその目で実際に確認してもらう

狭い床下に潜るだけでも大変ですが、依頼者のためには心配りの手を緩めません。

YouTube『あんしん白アリ富山 シロアリ調査「小型ビデオカメラで床下点検」』より

(2)シロアリ探知機を使用して見えない個体も発見

木材やコンクリートの内部にシロアリが巣食っている可能性を優良業者は見逃さず、『シロアリ探知機で、目に見えないシロアリを調査』してくれます。

シロアリ調査の基本は、「手で押す・木部を叩く・目視で確認」の3つですが、シロアリの危険から依頼者を絶対に守るという強い姿勢から、優良業者は積極的に最新技術も調査に取り入れるんです。

ターマトラックという唯一のシロアリ探知機は、『シロアリの生態を熟知したと認められるシロアリ駆除業者のみに販売』され、『木材やコンクリートの奥に潜むシロアリを特殊な電磁波で探知』することができます。
シロアリ探知機での調査があれば調査の精度は格段にあがり、より早くより確実に依頼者をシロアリの危険から救い出すことにも繋がります。

(3)庭の木柵や杭、屋根裏の確認も行う

シロアリの正しい習性を理解した優良業者は、床下や柱の調査だけでなく、『庭や屋根裏の調査』をしてくれます。

  • 土の中からやって来る
  • 暗く湿気た木部を好む
  • 時に屋根裏に飛来し侵食を始める

このような習性から、実は床下調査だけでは不十分なんです。

床下ではシロアリの被害が確認できなくても、庭先の木製フェンスを引き抜くと、土に埋まっていた部分がシロアリに食害されていることがあります。これは、「いまは自宅まで被害は及んでいないが時間の問題である」ことを意味します。

また、最近被害が増え始めたカンザイシロアリは屋根裏や2階の窓枠などから侵入することが多いこともわかっています。
床下にプラスして、庭先や屋根裏まで調べてくれることで初めて、『自宅のシロアリの被害状況を全て調査できた』といいきれることを、優良業者は心得ているんです。

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3 シロアリ駆除方法と全国的な費用相場について

 一戸建ての平均建坪である35坪の相場料金は、250,000~350,000円です。

これにシロアリ被害があった場合、補修費として被害がそれほど進行していない場合は100,000~300,000円、被害が深刻な場合は、1,000,000円かそれ以上かかります。
シロアリ駆除は、子供がいる家庭でも安心な「ベイト工法」か、即効性のある「バリア工法」が一般的です。

ベイト工法
ベイト工法
バリア工法
バリア工法
工法それぞれの詳しい違いについては、『シロアリ駆除する時の「最適な駆除剤」は工法によって異なる!』で解説していますのであわせてご確認ください。
シロアリ駆除や補修などにかかる料金相場は、下記の通りです。

工法 駆除料金
ベイト工法 1坪当たり6,500円
バリア工法 1坪当たり10,000〜12,000円
その他 料金
シロアリを寄せ付けない処理 1坪当たり5,000~7,000円
防腐・カビ処理、消毒殺菌料金 1坪当たり5,000~7,500円
シロアリ補修工事
床張替え 100,000~200,000円
洗面所改修工事 200,000~400,000円
トイレ改修工事 200,000~100,000円
浴室改修工事 700,000~250,000円
リノベーション工事 15,000,000~20,000,000円

このように被害が深刻になればなるほど、修繕費用は高くなっていきます。出来るだけ早めに調査して、シロアリ対策をしておくことが大切なんですね。
優良業者に今すぐ調査をお願いしたい!という人は、『失敗しない!優良なシロアリ駆除業者を選び抜くための4つのポイントとオススメ業者5選』でオススメの業者を解説していますのであわせてご確認ください。

まとめ

シロアリ調査をお願いすると、素人ではなかかできない床下調査まで行って、シロアリやその被害の有無を無料で確かめてくれます。調査をしてもらうときは、業者の仕事ぶりを見て『優良業者かどうか』の判断をするのを忘れないようにしましょう。
シロアリはほっておけば繁殖し被害はどんどん広がっていきますので、「あやしいかな」と思ったらすぐに調査をお願いしておくことが大切です。

あなたの家が、シロアリ被害にあうことなく安心して長く住めることを心より願っています。