「うわっ!窓に大量の羽アリが!」「あれ?いつのまにか部屋にも…なぜ?」羽アリが急に大量発生して家の周りにいたり、部屋に侵入してきたりすると心配になってしまいますよね。
実は羽アリが発生するのには原因があり、その原因を突き詰めていくと、羽アリの発生は『家の危険を示すサイン』かもしれません。
このように羽アリが大量発生する原因を知っておくと、すぐに対処すべきかどうかの緊急度がわかります。またあなたの家にいる羽アリは害がある種類かどうかを見分けることができ、その対策法もみえてきます。
そこで今回の記事では『羽アリが家の中に侵入する原因と解決策』について説明していきます。自力駆除が難しい場合のために、安心できる業者の選び方についても解説しますので、もしもの時の備えとなります。
あなたは羽アリを見ても冷静に対応し、害がある種類ならすぐに対処できるようになりますので、家の被害を最小限にとどめることができます。是非、最後までお読みくださいね。

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1 羽アリが大量発生する原因

羽アリが大量発生する原因は、『繁殖して新しい巣を作るため』です。蟻は、今までの巣が狭くなるとオスメスそれぞれが羽を付けて飛び立ち、空中で相手を見つけると着陸し、そこで新しい巣を作ります。
このようにして家の周辺に羽アリが大量発生することになりますが、羽アリが部屋に侵入するのは、さらに2つの原因が考えられます。『外から侵入してくるケース』と、『建物の中から侵入してくるケース』です。

外から侵入してくるケース

羽アリは、部屋から漏れる光に反応して外から部屋に侵入してきますので、わずかでも窓が開いているなら羽アリを招き入れていることになります。羽アリは月光からでる紫外線で進路を決めて飛んでいますが、人工の光があると月から出る紫外線と勘違いし、そのままその光をめがけて侵入してくるんです。

それで、外にいる羽アリを部屋に侵入させないためには次の点を心がけましょう。

  • 部屋の電球をLED電球にする(紫外線が発生しないため)
  • 遮光カーテンをする。
  • 窓はしっかり閉める

もし誤って部屋に侵入した場合は、掃除機で吸い取れば簡単に駆除できますよ。

建物の中から侵入してくるケース

床下に巣ができていると繁殖シーズンの時に、壁のわずかな隙間やタイルの目地の隙間などから部屋やお風呂場に発生します。この場合侵入を止めるためには、『床下にある巣そのもの』を駆除する必要があります。

2 羽アリを見かけたらシロアリかどうかを疑うべし

羽アリには、『家の木材や基礎を食害するシロアリ』と、『大きな害をもたらさないクロアリ』という2種類がいます。
羽アリがクロアリなら、侵入防止するだけで十分ですが、シロアリならすでに建物が被害にあって進行いるだけでなく、どんどん増えている可能性がありますので迅速な対応が不可欠です。

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3 羽アリがシロアリかクロアリかを素早く見分ける方法

以下の順番で確認すれば、羽アリの種類を100%正しく・素早く判断できます。

  1. まず羽アリが「発生した時期」で予想する。
  2. 次いで、「見た目」で最終確認する。

見分け方(1)発生した時期で見分ける

シロアリとクロアリが発生する時期は、重なる部分と違う部分がありますので時期によっては、「この時期なら絶対シロアリ(クロアリ)だな」とすぐに判断できます。

発生した時期
このように、「4月はシロアリ」、「7月後半以降はクロアリ」とすばやく判断できます。

見分け方(2)見た目で見分ける

シロアリかクロアリかを判断するために、それぞれの特徴をイラストで解説します。

部位 シロアリ クロアリ
シロアリ クロアリ
(1)触覚 直線、数珠状 「く」の字状
(2)胴体 寸胴 くびれている
(3)羽 4枚とも同じ大きさ 前翅が後翅より大きい

羽アリを見かけたら、この画像と各部位の特徴を、実物と比較すればすぐに、シロアリかクロアリかを判断できます。

4 羽アリがシロアリなら今すぐ業者に

シロアリの羽アリが発生している場合は、予防効果が切れているため、可能な限り早めに予防しないとアッという間にシロアリ被害に遭ってしまいます。

床下蟻害の発生割合画像:https://goo.gl/Q2sSxo
A区分:シロアリ防除後、保証期間が切れて1年以上経過している
B区分:シロアリ防除後の保証期間内
C区分:以前に防除処理をしているか否かにかかわらず、何らかの被害の申し出があった建物
自力で予防することもできなくもないですが、羽アリが発生している段階で自力予防しようとしても失敗する可能性も高くなります。なので、一度業者に相談してみましょう。賃貸であるなら、まず管理会社に相談してみてください。

自力駆除は不可能になっている

羽アリがシロアリだった場合、被害が小さければ自力駆除が可能ですが、羽アリを見かけた時点ですでに素人の域を超えている規模になっています。
繁殖してさらに被害が増える前に、業者にお願いして家の周辺にあるシロアリの巣全てを駆除するようにしてください。

安心できるシロアリ業者の選び方

安心できるシロアリ業者を選ぶ際の条件とは、次の通りです。

  • 相場料金(1坪当たり4,500円~8,000円)内か
  • 無料見積もりがあるか
  • 保証期間やアフターサービスがあるか

シロアリ業者の中には、目に見えない床下での作業であるのをいいことに、『いい加減な作業』や『高額な費用を請求』してくる悪徳業者がいるので注意が必要です。ちなみにクジョカツは、トラブルに合うことなく、確かな効果を実感できる業者を紹介しています。
また、「シロアリ駆除の料金相場と業者選びに知っておきたい5つの注意点」では、「相場料金」や「保証期間」を含め、安心できる業者の選び方について詳しく解説していますので参考にしてくださいね。

まとめ

もしご自宅にゾッとするほどの数の羽アリが現れたなら、『あなた自身が羽アリを招き入れてしまっている』か『床下に巣を作っていた蟻が個体数が増えすぎて飛び出してきた』かのどちらかです。

その尋常ではない量に恐怖を感じたとしても、次のことを必ず行ってください。
・羽アリはシロアリでないか疑う
・シロアリがクロアリかを素早く見分ける
もしもシロアリだったなら、業者に駆除を依頼すべきです。専門的な知識のないかたにもわかりやすく、すぐに実行して頂けるように、羽アリの種類の見分け方を説明しましたので、あなたにも正しく危険な羽アリかどうかを見極めていただけるようになっています。
羽アリの危険性を正しく理解し、目の前の気持ち悪さ以上に回避すべき『家の倒壊』『大きな家財の損失』『家族が安全な環境で生活できない日々』を素早く適切な判断と対処で防ぎましょう。この記事が、家という大切な家財、そしてあなたとあなたの家族のこれからの幸せな毎日を守り続けられるヒントになることを、心より願っています。