適正価格でコウモリ駆除をするために知っておきたい費用相場

「コウモリがいるみたいだけど、業者に駆除を頼んだら高いのかな…。」
「子供も小さいし、衛生的に心配だからきちんと作業してほしい…。」
実際にコウモリ駆除を業者に頼もうと思ったら、いろんな業者がたくさんいて、どの業者に依頼すればいいのか迷ってしまいますよね。
悪質な業者だと、法外な費用を請求されたり、作業後また被害に遭っても知らんふりをされる事もあるようなので、安心して依頼できる業者をよく見極める必要があります。
この記事を読めば、「コウモリ駆除の費用」と「優良業者を見つける方法」がわかります！

費用の相場と優良業者の条件がわかれば、あなたのおうちに応じた料金がイメージでき、安心できる業者に依頼する事が出来るんです。

この記事では、コウモリ駆除の費用がどのように左右されるのか、費用の相場を『住宅構造別』で詳しく説明します。

そして、あなたが「依頼したい！」と思ったときに、『適正価格で正しくコウモリ駆除をしてくれる』業者へ依頼できるコツも解説します。

コウモリ駆除費用の内訳と優良業者の選び方がわかれば、「業者選びに悩む必要」がなくなります。
良心的で、安心価格の業者にきちんと駆除してもらえれば、もうコウモリの被害の心配はありません！

是非最後までご覧くださいね。

1 コウモリ駆除の費用は工事箇所の数で左右される

作業の内容は、大きく分けて「追い出し」「侵入口の遮断」「糞の清掃・消毒」「再来防止」の4ステップですが、その中でも特に重要なのが、「侵入口の遮断」です。

コウモリはわずか1cm程度の隙間でも侵入出来るため、遮断箇所は意外に多くあります。
一度住み着かれてしまうと、そこはコウモリにとって『住みやすい場所』であるという事なので、追い出しに成功してもまた次がやってきてしまいます。
そのため、『侵入させない』事でしか、解決する方法はありません。
結果、侵入出来る箇所が多いと、工事が必要な場所も増えるため、費用がかかってしまうんですね。

2 シチュエーション別駆除費用と相場

シチュエーション別の駆除費用と相場をご紹介します。

家の構造によって、侵入可能な場所・侵入経路の数も変わります。
建築構造によっては「入り込めるところ」が膨大にあり、総額にすると相場が大きく変動します。

1. 平屋
2. 2階建て一軒家
3. 昔ながらの日本家屋

この3タイプに分けて、詳しく解説しますね。

ケース1：平屋

平屋の場合、相場は『10～20万円』が相場です。

侵入経路がある程度限られてくるのと、高所作業の必要がない場合が多いことが、比較的安く済む理由です。

ただし年数が経過していると、家の劣化によって少しの隙間からも侵入される場合もあるため、その分金額が上がってしまいます。

ケース2：2階建て一軒家

2階建て一軒家の場合、相場は『20～40万円』が相場です。

通気口や配管工、屋根裏など、侵入経路を塞ぐ作業が2フロア分必要になります。
また、高所作業・特殊車両が必要になる、足場を組む必要があるなど作業が複雑になる場合もあるため、平屋より高額になる場合が多いようです。

ケース3：昔ながらの日本家屋

昔ながらの日本家屋の場合、相場は『70～90万円』が相場です。

日本家屋の場合、現代の家とは構造が全く違い、特に隙間の多い造りになっています。
特に屋根瓦の家は、瓦の間に隙間が無数にあるため、侵入経路は数え切れないほど存在します。

全て閉塞しようと思うと、周辺を埋める作業から雨どいの取り外し、もちろん足場を組んでの高所作業となるため、どうしても工事代がかかります。
瓦の張り替えまでの作業になるなら、100万円を超える場合もあるので、かなりの金額になる事は覚悟した方がいいでしょう。

3 駆除業者は費用で選ばず保証内容で決定しよう！

駆除業者は、費用ではなく『保証内容』で選びましょう！

決して安くない金額なので少しでも費用を抑えたい気持ちはあると思いますが、コウモリの場合、生き物ですから「二度と来ない」という保証は出来ません。
一度駆除したら完全終了、とはいかない事も起こり得るため、アフターケアもポイントになります。

3-1 大事なのは「目先の費用」ではなく「施工後の保証」

悪質な業者は「金額は安くするが、作業後は関知しない」というやり方で、雑な作業を数こなして利益を得ようとする事もあるようです。

せっかくお金を払って駆除してもらっても、すぐにまた被害に遭ってしまったら、元も子もありませんよね。
何の保証もない業者に依頼して、結局後で余計な費用がかかってしまった、なんて事にならないよう注意しましょう。

3-2 プロでもコウモリが再来する可能性はある

コウモリ駆除は、「コウモリを追い出して、再来を防ぐ」作業の事を指します。

ただ、相手は自然界の生き物ですから、どんなに熟練のスタッフが作業をしても、100％再来しないと明言する事は出来ません。
害虫・害獣駆除業界で、施工後の保証を当たり前としているのには、こういった理由があるからなんですね。
逆に「うちが作業すれば絶対に大丈夫」などと言い切ってしまう業者の方が、本当にお客様の事を考えていない、無責任な業者であるとも言えます。

4 良心的で安心価格の業者に依頼する方法

良心的で、安心価格の業者に依頼するために、確認すべき2つのポイントをご紹介します。

コウモリ駆除は、一生のうち何度も依頼する事ではありません。
何度もコウモリの被害に遭わないために、業者選びはしっかり行いましょう。

1. 施工後の保証
2. 最低2社の相見積もり

詳しく解説しますね。

4-1具体的な施工後の保証内容を確認する

ホームページに「保証有」とだけ書かれていても、保証には対象となる条件が設定されています。

• 〇年間の保証期間中であれば、点検は無料
• 施工箇所から再度侵入が確認出来た場合、追い出し・清掃・再来防止までの作業が無料
• 作業中、万一建物に傷をつけてしまった場合は全額保証

など、業者によって期間や保証を含めた期間は変わりますが、優良業者は保証内容まで明確にしてくれます。
建物そのものの劣化や、新たな侵入口からの被害は対象外となる場合がほとんどなので、「保証期間」と「対象条件」を事前にしっかり確認しておきましょう。

4-2 最低2社の見積もりをとる

相見積もりを取る事も、優良業者を見極めるためには不可欠です。

1社のみの問合せで決めてしまうと、相場観や作業内容などの比較が出来ないため、安心できる業者がどうか判別がつきにくくなります。
例を挙げてみますね。

A社	B社
調査・追い出し作業（1階5箇所・2階4箇所） 1箇所28,000円×9＝252,000円	コウモリ保護費 一式200,000円
通気口内フン清掃（1階5箇所・2階4箇所） 1箇所5,000円×9＝45,000円	清掃 一式　20,000円
通気口内殺菌消毒（1階5箇所・2階4箇所） 1箇所5,000円×9＝45,000円	殺菌殺虫消毒一式　20,000円
通気口侵入防止（1階5箇所・2階4箇所） 1箇所4,000円×9＝36,000円	侵入防止対策一式　30,000円
高所作業費（高所作業車使用） 20,000円	運搬諸経費一式20,000円
5年間無料保証 ※施工箇所より再侵入及び営巣した場合に限る
計398,000円（税別）	計290,000円（税別）

こうやって見積もりを比較してみると、合計金額はB社の方が安く感じられますが、内訳が不明瞭で保証もない事がわかります。
合計金額に差はありますが、B社のように保証のないところに依頼して「翌年またコウモリ被害に遭った」なんて事になったら、費用が倍かかってしまう可能性もあるんです。

「何の作業にどれだけ費用がかかるのか」が明瞭で、「無料保証」もついているA社の方が対応も誠実で、長い目で見ると安心の「優良業者」ということですね。
但し「3社以上」相見積もりを取ると、見積もりを取ること自体も、せっかく得た情報を自分で管理するのも負担になってしまうので、理想は「3社まで」としましょう。
情報が混乱して、せっかく依頼しようと思ったところがわからなくなった、なんて事にならないように気をつけたいですね。

まとめ

コウモリの駆除にかかる費用についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？
料金は、工事箇所の数で左右されます。
家の構造によって遮断が必要な場所が多くなり、また高所作業の有無などによってもかかる費用が変わってくるんですね。
家の構造別の相場は次のようになっています。

平屋の場合	10～20万円
2階建て一軒家の場合	20～40万円
昔ながらの日本家屋の場合	70～90万円

家の中から追い出す作業は、プロならば容易です。

大切なのは、その後侵入経路を塞ぎ、同じ被害に遭わないような工事までしてくれるか、ということですね。安心して依頼できる業者は、作業後の『保証』までしてくれるかどうかです。

実際に依頼する場合は、保証内容を事前にしっかりと確認し、最低2社は見積もりを取って、相場価格の優良業者に依頼しましょう。
この記事で紹介した方法を実行すれば、適正価格で安心して依頼できる業者に出会えます。
ぜひ試してみてくださいね。
あなたの家が、コウモリ被害から解放され、ご家族と共に安心して生活できますよう、心より願っています。