ネズミ駆除に毒餌が有効な理由と失敗しない設置上での注意点

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ネズミ駆除に毒餌が有効な理由と失敗しない設置上での注意点

毒餌を使ったネズミ駆除は、自力でできる方法としてメジャーなので、一見簡単そうに見えるかもしれません。

しかし、毒餌に対する正しい知識がないまま使ってしまうと、様々な問題が起こってしまいます。

「毒餌を設置したけども、ネズミの被害がなくならない」
「毒餌を食べたネズミが、家のどこかで死んで、酷い臭いがする」
「ペットが間違えて、ネズミの毒餌を食べてしまった」

このように、ネズミの被害とともに毒餌の使い方に悩んではいませんか?

そこで今回は、毒餌の使い方で悩んでいる人のために、ネズミを自力駆除するための、毒餌の正しい使用方法とその手順を紹介します。

毒餌は、世界的にもネズミ駆除の効果が立証されている方法であり、工夫次第で、自力で完全にネズミを駆除することが可能です。

ネズミの習性について解説しながら、毒餌を使った駆除の正しい手順を、4つのステップでお伝えします。

今回の記事を読んでいただければ、毒餌についての『正しい知識』が身につきます。

ペットが『間違って毒餌を食べてしまった』ときの対処法や、ネズミの『腐敗臭の消し方』を知ることで、安心して毒餌を使えるようになります。

毒餌を有効に使えるようになれば、駆除にかかる費用を安く抑えながら、二度とネズミの被害に遭わないようにすることができます。

毒餌の使い方に戸惑うことなく、ネズミの被害からから開放されたいという人は、ぜひ最後までお読みください。

目次

毒餌での完全駆除は、工夫次第!

毒餌での完全駆除は、工夫次第!
毒餌は、『工夫次第』で、家ネズミの駆除を完遂することができます。

ネズミは『警戒心が強い』動物なので、ただ毒餌を設置するだけでは、上手く毒餌を食べさせることはできません。

賢いネズミに毒餌を食べさせるためには、『設置場所を工夫』し、ネズミが毒餌を『食べるしかない状況』を作り出す必要があります。

ネズミの習性を利用する

ネズミの習性を利用する
今回の記事で、最も大事なことは『ネズミの習性』を利用することです。

ネズミの習性を利用すれば、駆除にかかる時間を短縮することができ、必要最低限の費用でネズミの被害から解消されます。

利用するネズミの習性は、『食事』『ラットサイン』です。

ネズミにとって食事は死活問題

ネズミにとって『食事は死活問題』です。

ネズミは餌を食べ続けないと『3~4日で餓死』してしまいます。

体の小さいネズミは、エネルギーを体に溜め込んでおくことができないので、動き続けるためには、常に食事をしなければいけません。

十分に体を動かすためには、1日に『体重の1/4から1/3』もの量の食事が必要です。

毒餌の効果を上げる環境を整える

毒餌を設置する前に、まずは毒餌の『効果を上げる』ための環境を整えましょう。

環境を整えるための準備を怠ると、ネズミを完全に駆除するのに時間がかかってしまい、被害が大きくなってしまう可能性があります。

被害が大きくなってしまうと、自力の駆除では限界があるので、結局業者に依頼して、高い費用を払って駆除しなければいけなくなります。

費用を抑えつつ、素早くネズミを駆除するためには、毒餌の効果を最大限に引き出せる環境づくりが必要です。

家から毒餌以外の餌を排除する

家から毒餌以外の餌を排除することで、『確実に毒餌を食べさせる』ことができます。

どれだけ警戒心の強いネズミでも、他に餌を見つけられなければ、毒餌を食べるしかありません。

食品だけでなく、生ゴミ、ペットフード、花もネズミは食べるので、ネズミの餌となるものは全て片付けましょう。

ラットサインから餌場を見つける

毒餌をネズミに食べさせるためには、『ラットサイン』からネズミの餌場を見つける必要があります。

毒餌を適当に設置しても、警戒心の強いネズミは、なかなか食べません。

ネズミが『安全な餌場』だと認識している場所に設置することで、ネズミに警戒されにくく、毒餌を食べさせることに成功しやすくなります。

ネズミには、いつも同じ道を通って餌場に向かう習性があるので、ラットサインを見つけられれば、ネズミの餌場を特定することができます。

ラットサインとは?

ラットサインとは、ネズミの通り道に残された『痕跡』のことです。

ネズミがどこにいるのかを見つけ出すのは難しいですが、ラットサインを探すことで、ネズミの通り道を把握することができます。

ラットサインには、『ネズミの糞』『ネズミがかじった跡』『ネズミ動き回ったときに付着した汚れ』などがあります。

ネズミは、床や壁に体をこすりつけるように移動するので、同じ道を通り続けるうちに、ネズミの汚れや油が付着して、黒く跡が残ります。

ラットサイン
ラットサイン

引用:千葉市公式ホームページ https://goo.gl/dsffYU

上記の画像を見ると、配管の周りをネズミが通ったことで黒く汚れていることが分かると思います。

ラットサインを駆除に利用する

毒餌を使用する際に重要なことは、『ラットサインを駆除に利用すること』なんです。

ネズミを完全に駆除するためには、どれだけネズミの『行動範囲』を把握できているかにかかっています。

ラットサインから、ネズミの行動範囲を特定しておくことで、毒餌を効果的な位置に設置するためだけでなく、毒餌で死んだネズミの処理をするために、ネズミの死骸を探す手がかりにもなります。

世界的にも効果が立証されている

世界的にも効果が立証されている
毒餌は『世界的』にもネズミ駆除の効果が立証されています。

日本よりも早くからネズミ対策を図ってきた海外諸国では、ネズミを根絶するために、様々な方法にチャレンジしてきました。

その中でも、毒餌を始めとする殺鼠剤は、ネズミを駆除する効果が高いことが認められています。

その証拠に、外来生物対策の先進国であるニュージーランドでは、殺鼠剤を用いて、島からネズミを根絶した事例が『100例』以上もあります。

このようにニュージーランドでは、ネズミ類の根絶が不可能であると考えられていた時代から、技術 の進歩とともに成功事例を重ね、これまでに少なくとも 113例の根絶成功事例を重ねている。
このようにニュージーランドでは、ネズミ類の根絶が不可能であると考えられていた時代から、技術 の進歩とともに成功事例を重ね、これまでに少なくとも 113例の根絶成功事例を重ねている。

引用:小笠原におけるネズミ類の根絶とその生態系に与える影響

毒餌の効果は罠捕獲よりも高い

毒餌は、罠を使ってネズミを捕獲する方法よりも、駆除の効果が高いです。

海外で、ネズミの根絶に成功した事例の多くは、毒餌を始めとする殺鼠剤を使用した方法であり、罠による捕獲で、ネズミの根絶した成功した事例はほとんどありません。

罠を使った方法よりも効果的な理由は、毒餌がネズミに『警戒されにくい』駆除剤だからです。

殺鼠剤は、製剤の種類によってはネズミに警戒心を抱かせることなく、すべての個体に摂食させることが可能であり、ワナによる捕獲よりも根絶に適した手法である。
殺鼠剤は、製剤の種類によってはネズミに警戒心を抱かせることなく、すべての個体に摂食させることが可能であり、ワナによる捕獲よりも根絶に適した手法である。

引用:小笠原におけるネズミ類の根絶とその生態系に与える影響

毒餌の3つの種類と成分の違い

毒餌には、3つの種類があり、それぞれで含まれている成分が違います。

種類によって異なる特徴を持っており、ケースに合わせて最適な種類の毒餌を選ぶことで、ネズミ駆除の成功率を高めてくれます。

具体的には、次の3つです。

毒餌の種類 主な成分
即効性 リン化亜鉛
遅効性 ワルファリン
中間型 ジフェチアロール
即効性の特徴
メリット

即効性毒餌のメリットは、『強い毒性』です。

即効性の毒餌を一度でも食べれば、ネズミに致死的なダメージを与えます。

即効性に含まれている『リン化亜鉛』は、中枢神経系に障害を起こし、呼吸困難によってネズミを死に至らしめます。

デメリット

非常に強い毒性は、即効性のデメリットでもあります。

毒餌を食べてからネズミが死ぬまでの時間が短いので、他のネズミに『警戒される』可能性が高く、ネズミの『死骸が家の中に残りやすく』なってしまいます。

また、リン化亜鉛は、大人の人間でも『5g程度』で致死量に達してしまう、非常に危険な薬物です。

そのため、特に子供やペットがいる家では、間違って食べてしまわないように、注意が必要です。

遅効性の特徴
メリット

遅効性毒餌のメリットは、『使いやすい』ことです。

遅効性のタイプは、毒性が強くないので、安全面に優れており、ネズミの死骸が家の中に残りにくい特徴を持っています。

遅効性に含まれている『ワルファリン』は、連続して摂食すると、中毒を起こし、様々な箇所から内出血させて、最終的に死に追いやります。

内出血は網膜の中でも起こり、ネズミの視力を衰えさせます。

目が見えなくなったネズミは、光を求めて外へ出ようとするので、即効性に比べて家の中にネズミの死骸が残りにくいです。

デメリット

デメリットは、ネズミに毒餌を『食べさせ続ける』必要があることです。

遅効性の毒餌は、連続して食べ続けることで、毒が蓄積されていきます。

一度食べただけでは、ネズミに致死的なダメージを与えることはできません。

一日でも食べない日があると『致死効果が半減』してしまうので、毒餌を食べ続けさせる工夫が必要です。

中間型の特徴
メリット

中間型毒餌を使うメリットは、即効性と遅効性の『デメリットを克服した』新しい毒餌だということです。

即効性よりもネズミに警戒されにくく、遅効性のように毒餌を食べさせ続ける必要もありません。

中間型に含まれている『ジフェチアロール』は、遅効性と同じくネズミを内出血させて駆除する成分です。

しかし、ワルファリンよりも毒性が強く、『ひとくち食べるだけ』で効果を発揮します。

少量で効果を発揮しますが、『徐々にネズミを死に追いやる』ので、他のネズミに警戒されにくいです。

デメリット

中間型毒餌はデメリットの少ない毒餌ですが、あえて挙げるなら、遅効性よりも安全性に欠けることです。

少量で効果を発揮するので、子供やペットが間違って毒餌を食べてしまったときに、遅効性と比べて中毒症状が出やすくなってしまいます。

中間型タイプの毒餌を使う場合は、ネズミ以外が間違って食べないように、設置の仕方を工夫しましょう。

ホウ酸団子は駆除に不向き

ゴキブリ駆除に使われるホウ酸団子が、ネズミ駆除にも効果的だという情報をインターネット上で見かけますが、実際はホウ酸団子でネズミを駆除するのは難しいです。

ホウ酸団子に含まれる毒性は、『哺乳類には効きにくいから』なんですね。

ネズミに対するホウ酸の致死量は、食塩と同程度の量だとする実験結果もあります。

ホウ酸のラットに於ける急性経口毒性は3000~4000mg/kg体重であり、ホウ砂では、4500~6000mg/kg体重です。単純な比較では、塩化ナトリウム(食塩)では、3750mg/kg体重で、ホウ砂やホウ酸と同じ程度と言えるでしょう。
ホウ酸塩の代謝について

引用:添加物の安全性について https://goo.gl/RvNpw6

そのため、ホウ酸団子でネズミを死に追いやるためには、一度に大量のホウ酸団子を食べさせる必要があります。

※一般的な即効性毒餌1つに含まれているリン化亜鉛は40~50mg程度

ネズミ用毒餌との違い

ホウ酸団子が、ネズミ用の毒餌と最も違うポイントは、『毒が体内に蓄積されない』ことです。

哺乳類には、ホウ酸を摂取しても、尿によってホウ酸を排出する働きがあるので、毒が体内に蓄積されないです。

モルモットに比較的少量のホウ酸塩を経口投与した場合、個体差はあるが投与48時間内にその平均70%が尿中に排泄され、30%は48時間後でも体内に残留し、その後は毎日微量づつ排泄され、投与にもとづくホウ素を尿中に認められなくなるには5日間を要することが認められた。
添加物の安全性について

引用:ホウ酸塩の代謝について https://goo.gl/cUXAqi

一方で、哺乳類以外の動物では、ホウ酸を尿によって排出することが出来ないので、ホウ酸を摂取すると死に至ります。

そのため、ゴキブリなどの害虫駆除には効果的ですが、ネズミ駆除の毒餌としてホウ酸団子を使用するのには向いていません。

毒餌が効かないスーパーラット

毒餌が効かない『スーパーラット』には注意が必要です。

スーパーラットに遭遇してしまうと、「毒餌は効果がない…。」と誤認してしまいやすいです。

スーパーラットは、毒に対する強い耐性を持って生まれてきたネズミのことで、特に遅効性に含まれるワルファリンに強い抵抗性を持っています。

家ネズミの中でもクマネズミから生まれてくるケースが多いため、『ワルファリン抵抗性クマネズミ』とも呼ばれています。

一般的なクマネズミであれば、遅延性の毒餌を『一週間』食べ続ければ死にますが、スーパーラットは遅効性の毒餌を『1年以上』食べ続けても死ななかったという実験結果もあります。

新宿で捕獲したワルファリン抵抗性クマネズミは平均致死日数で160日、薬量は総計で1500g近くも必要とした。さらに、最長日数では441日、致死薬量は総計約3500gと1年以上も殺鼠剤を食べ続けても生残した (谷川、1991)。
国内におけるワルファリン抵抗性ネズミの現況

引用:国内におけるワルファリン抵抗性ネズミの現況 https://goo.gl/qYY7sG

効果的な毒餌の選び方

効果的な毒餌の選び方
効果的な毒餌の選び方を解説していきますね。

ケースによって、どのタイプの毒餌が効果的なのかが変わってくるので、自分に合った毒餌を選ぶ必要があります。

即効性毒餌を使用する場合

即効性の毒餌は、初期被害のうちに使用すると効果的です。

個体数が少ないうちであれば、他のネズミに警戒されやすいというデメリットも関係ありません。

ネズミの被害を初めて見つけたときに、即効性毒餌で素早く対処すれば、ネズミが我が家に完全に住み着いてしまう前に、確実にネズミを駆除することができます。

おすすめの即効性毒餌商品

おすすめの即効性毒餌商品は、「スーパーラット・バスター」です。

スーパーラット・バスターは、即効性タイプを初めて使うという人でも、使いやすい工夫がされています。

薬剤が袋に内包されているタイプなので、直接毒餌を触れることなく、手軽に設置することができます。

ネズミをおびきだす誘引剤が配合されているので、ネズミの食いつきも良いです。

「スーパーラット・バスター」
スーパーラット・バスター

https://goo.gl/LXtcTj
※クリックするとamazonのサイトが別ページで開きます。

商品名 スーパーラット・バスター
内容量 5g×50包入
値段 2,970円(税込)

遅効性毒餌を使用する場合

小さい子供のいる家庭や、ペットを家の中で放し飼いにしている場合は、遅延性毒餌がおすすめです。

遅効性毒餌は、子供やペットが間違えて食べてしまったとしても、悪影響が出にくいので、安心して使いやすいです。

遅効性の毒餌は、連続して食べ続けない限り、中毒症状が出ることは基本的にありません。

また、効果が出るまでに時間がかかるので、中毒症状が出るまでに、適切な対処をとりやすくなります。

おすすめの遅効性毒餌商品

おすすめの遅効性毒餌商品は、「強力デスモア」です。

たくさんある毒餌商品の中でも、ネズミの食いつきは抜群です。

ネズミが好む特殊甘味用が配合されているので、効果が出るまで、ネズミに毒餌を食べさせ続けることができます。

粉末タイプだと、毒餌が飛び散って子供やペットの口に入る危険性がありますが、固形タイプなので、その心配もありません。

「強力デスモア」
強力デスモア

https://goo.gl/y37bFW
※クリックするとamazonのサイトが別ページで開きます。

商品名 強力デスモア
内容量 30g×4トレー
値段 338円(税込)

中間型毒餌を使用する場合

中間型毒餌が効果を発揮するのは、『スーパーラット』がいると思われた場合です。

遅効性の毒餌に対する強い耐性を持つスーパーラットでも、ジフェチアロールを含む中間型のタイプであれば、少量を食べさせるだけで効力を発揮します。

ただし、稀に中間型の毒餌に対しても耐性を持った個体が生まれることがあります。

もし、中間型で駆除することができないのであれば、より強力な毒性を持つ即効性のタイプを使用するか、毒餌以外での駆除方法(罠による捕獲、忌避剤による追い出し)を考える必要があります。

罠によるねずみ駆除方法については『一匹残らずネズミ駆除!罠設置がオススメな理由と効果的な設置方法』で詳しく紹介しているので、合わせてお読みください。

おすすめの中間型毒餌商品

おすすめの中間型毒餌商品は、「デスモアプロ」です。

同じアース製薬の遅効性タイプの製品と比べて、300倍の効果を発揮します。

デスモアプロは、遅効性の効きにくいスーパーラットもしっかり効きます。

デスモアプロには、トレータイプと投げ込みタイプの2種類があり、場所によって使い分けることで、より効果的にネズミを駆除できます。

「デスモアプロ トレータイプ」
デスモアプロ トレータイプ

https://goo.gl/qUTz7f
※クリックするとamazonのサイトが別ページで開きます。

商品名 デスモアプロ トレータイプ
内容量 15g×4トレー
値段 1,689円(税込)

「デスモアプロ 投げ込みタイプ」
デスモアプロ 投げ込みタイプ

https://goo.gl/9s91ms
※クリックするとamazonのサイトが別ページで開きます。

商品名 デスモアプロ 投げ込みタイプ
内容量 5g×12包
値段 1,691円(税込)

毒餌のペット(犬、猫)への影響

毒餌のペット(犬、猫)への影響
毒餌を用いる場合、ペット(犬、猫)への影響を考えなければいけません。

毒餌に含まれる成分は、ネズミ以外の動物にも有効なので、死に至らなかったとしても、中毒症状が出ることがあります。

ペットへの影響を減らすためには、最低限の毒餌でネズミを駆除できるように工夫したり、毒餌をペットが間違って食べないように注意が必要です。

毒餌による犬や猫の中毒症状

ネズミ用の毒餌を犬や猫が食べた場合、起こりうる中毒症状は、大きく2つに分けられます。

2つの中毒症状の違いを理解することで、万が一にペットが間違って毒餌を食べてしまったときに、正しい対処が行いやすくなります。

具体的には、次の2つです。

毒餌の種類 中毒症状
即効性 食べてから数時間以内に、明らかな体調の悪化が見られる。
嘔吐や昏睡状態、血便、血尿といった症状がでる。
遅効性 その日のうちには症状はでない。
中間型 毒餌を食べてから1~3日後に、内出血や出血が起こる。
(※体のどこから出血が起きるかは、動物によって違います)

ペットが食べてしまったら

もしもペットが毒餌を食べてしまったら、迅速に対応しなければいけません。

大量に食べれば、犬や猫でも『死に至る』可能性があります。

ペットが毒餌を食べてしまう瞬間を目撃すると「大事なペットが死んでしまったらどうしよう!」と気が動転しやすいんですね。

お気持ちはすごくわかるのですが、飼い主が慌ててしまっては、ペットの命が余計に危険にさらされてしまいます

もし、ペットが毒餌を食べてしまっても、焦らずに、次の対処法を試してください。

  • 毒餌を吐き出させる
  • 動物病院に連れて行く
  • 殺鼠剤の成分を伝える

順に説明していきます。

毒餌を吐き出させる

ペットが毒餌を食べてしまったら、すぐに毒餌を吐き出させてください。

毒餌の成分が『吸収される前』に吐き出させることができれば、中毒症状を回避することができます。

動物病院へ連れて行く

次の対処法は、ペットを動物病院へ連れて行くことです。

毒餌による中毒症状の治療には、拮抗剤※や解毒剤が必要になり、場合によっては入院する必要があります。

※拮抗剤とは、毒の作用を中和するための薬剤のこと

どれだけ早く病院での処置を受けられるかで、毒餌による症状の出方が変わってきます。

ペットが毒餌を食べてから時間が経ってしまっている場合や、既に何らかの症状が出ている場合は、すぐに動物病院へ連れていきましょう。

殺鼠剤の成分を伝える

病院に着いたら、どんな『成分』の殺鼠剤だったか伝えてください。

殺鼠剤の種類によって、処置の仕方が変わってきます。

殺鼠剤の成分は、パッケージの裏面や説明書に記載されている『有効成分』の欄を確認してください。

適切な治療を受けるためには、より正しい情報が必要になるので、殺鼠剤の空箱や説明書が残っていれば、一緒に持っていきましょう。

野良猫駆除に使ってはいけません

ネズミ用の毒餌は、野良猫駆除にも効果的だという情報がネットに載っていることがありますが、野良猫に殺鼠剤を無闇に使ってはいけません。

野良猫はネズミと違い、愛護動物に指定されています。

愛護動物をみだりに殺したり、傷つけることは、動物愛護管理法によって罰則が設けられています。

愛護動物をみだりに殺し又は傷つけた場合は、2年以下の懲役又は200万円以下の罰金に処されます。
愛護動物をみだりに殺し又は傷つけた場合は、2年以下の懲役又は200万円以下の罰金に処されます。

引用:環境省 動物愛護管理法 https://goo.gl/v28F37

野良猫を殺す目的で殺鼠剤を使用した場合、その正当性が認められないと、罰則を受ける可能性があります。

そのため、毒餌をネズミの駆除目的以外では、決して使わないようにしましょう。

実際に、野良猫を虐待して、逮捕されたという事件も起きています。

猫を虐待して殺したとして、東京地検は15日、さいたま市北区の税理士、大矢誠容疑者(52)を動物愛護法違反の罪で起訴し、発表した。

引用:朝日新聞デジタル https://goo.gl/cGeX2H

毒餌で駆除する方法

毒餌で駆除する方法
毒餌で駆除する具体的な方法を、4つのステップで紹介していきます。

4つのステップを確実に行うことで、自力でもネズミを『完全に駆除』することができます。

Step1 片付ける

まずは、『毒餌以外』の餌を片付けます。

他に美味しそうな餌があれば、なかなか毒餌を食べないので、ネズミが毒餌を食べるしかない環境を整える必要があります。

具体的には、次のポイントに気をつけて、餌となるものを片付けましょう。

  • 食品は外に置きっぱなしにしないで、冷蔵庫や瓶の容器にしまう
    (※ビニール袋やダンボールはかじって穴を開けられてしまいます。)
  • 生ゴミは蓋付きのゴミ箱に捨てる
  • ネズミの被害があるうちは、花はできるだけ飾らない
    (※仏壇などに花を飾る必要がある場合は、夜中の間だけでも片付ける)
  • ペットフードも容器にしまい、ペットの食べ残しをそのままにしない

Step2 ラットサインを探す

餌になりそうなものを片付け終わったら、ラットサインを探します。

ラットサインを探すことで、より効果的な位置に毒餌を設置できるようになります。

屋内でラットサインを探す場合、部屋の隅を丁寧に確認してみてください。

ネズミは、部屋の真ん中は通らず、『隅から隅へと』移動する特徴があります。

そのため、壁際や家具の隙間などにラットサインが残っているケースが多いです。

Step3 毒餌を餌場に設置する

毒餌は、できるだけネズミの餌場に設置していきます。

ネズミは、安全な餌場以外では、餌を食べようとしません。

普段から餌を食べている場所であれば、ネズミに警戒されることなく、ネズミが毒餌を食べやすくなります。

これまでに、ネズミに食べられたものがあった場所や、台所周りなど餌場になりやすい場所に、複数の毒餌を設置すると効果的です。

ラットサインから餌場を特定できている場合は、その場所に毒餌を設置しましょう。

他にも、餌場になりやすい台所周りを中心に、複数の場所に毒餌を設置していきます。

具体的には、次の場所に設置してみてください。

  • 流し台の下の収納スペース
  • キッチンの壁際
  • 冷蔵庫や食器棚の裏

Step4 根気よく続ける

ネズミに毒餌を食べさせるためには、『警戒心が解けるまで』根気よく続ける必要があります。

餌場に設置したとしても、すぐには毒餌を食べようとはしません。

普段と違うことを敏感に察知し、ネズミはしばらく様子を見ようとします。

毒餌が置かれている環境に慣れるまで、数日から1週間ほどかかることもあるので、毒餌が減っていなくても、根気よく続けましょう。

天井裏には投げ込みタイプ

毒餌を天井裏に使う場合は、トレータイプよりも『投げ込みタイプ』が効果的です。

毎日、天井裏がネズミの運動会状態という場合は、トレータイプを設置してもネズミが毒餌を食べてくれません。

ネズミは暴れている状態では、その場で餌を食べることはないからです。

ただし、ネズミには餌を巣に餌を貯える習性があるので、その場で食べなかったとしても、巣に持ち帰る可能性はあります。

投げ込みタイプであれば、分包されているので、巣に持ち帰りやすく、餌場以外の場所に使用するのに向いています。

知っておきたい疑問と対処法

毒餌の使用で、よくある疑問をQ&A形式で、対処法をお伝えします。

事前に対処法を知っておくことで、スムーズにネズミを駆除することができます。

Q1.置いた毒餌が効かない場合

毒餌を食べている形跡があるのに、一向に効かない場合は、どうすれば良いのでしょうか?

A.毒餌の種類を変えてみる

毒餌が効かない場合は、使用する毒餌の種類を変えてみてください。

毒餌を食べている形跡があるのに、ネズミが死んでいる様子がない場合は、スーパーラットが家に侵入している可能性が高いです。

それまで、遅効性の毒餌を使っていたのであれば、中間型の毒餌に変えると、スーパーラットでも駆除することができます。

もし、中間型の毒餌でも効かないという場合は、より強力な即効性の毒餌を使用するか、毒餌以外の方法(罠による捕獲、忌避剤による追い出し)を検討しましょう。

Q2.置いた毒餌を食べない場合

そもそも毒餌を食べている形跡がない場合はどうすれば良いのでしょうか?

A.安全な餌場だと認識させる

毒餌を食べない場合の対処法は、安全な餌場だと認識させることです。

ネズミは、普段と様子が少しでも異なると警戒するので、いつもと違うものがあっても、なかなか食べようとはしません。

しかし、ネズミの警戒心を解いてしまえば、他の餌と同じように毒餌を食べだします。

ネズミの警戒心を解くためには、毒餌を設置したい場所に、毒の入っていない普通の餌を容器に入れて置いておきます。

餌を食べている形跡があれば、同じ容器に毒餌を入れて置いておくと、警戒されにくくなります。

死体が腐敗していた時の対処法

死体が腐敗していた時の対処法
もしも気づかないうちにネズミの死体が腐敗してまったら、ネズミの死体を探さなければいけません。

ネズミの腐敗臭は、強烈な臭いがしますが、発生源であるネズミを処理しない限り、臭いはなくなりません。

毒餌駆除のウィークポイント

毒餌駆除のウィークポイントは、ネズミの死体を探して処理しなければいけないことです。

もし、死体を見つけられずに放っておくと、強烈な腐敗臭に悩まされることになります。

壁や天井に腐敗臭が染み付いてしまうと、最悪リフォームが必要になることもあります。

腐敗臭の消し方

ネズミの腐敗臭の消し方を5つのステップで解説します。

この5ステップを実践すれば、安全にネズミの腐敗臭を消すことができます。

用意するもの

用意するものは4つです。

安全に消臭作業を行うためには、事前の準備が欠かせません。

具体的には、次の物を用意してください。

  • 殺虫剤
  • 消臭剤と消毒薬
  • 手袋とマスク
  • 使い捨ての作業服

Step1 服装を整える

消臭作業に入るまえに、服装を整えましょう。

ネズミの死体に素手で触れてしまうと、感染病などの健康被害を起こす可能性があります。

ネズミには、病原菌やノミ、ダニなどの害虫が住み着いているだけでなく、腐敗が進んでいるとウジやハエが湧いている可能性もあります。

直接肌に触れないように、捨ててもよい長袖長ズボンの作業服に着替えて、手袋とマスクを着用すれば、準備万端です。

Step2 ネズミの死体を探す

準備が整ったら、ネズミの死体を探します。

部屋全体を消臭したとしても、臭いの発生源であるネズミを処理しないことには、臭いはなくなりません。

ラットサインを手がかりに、ネズミの通り道や巣を探して行きましょう。

Step3 殺虫剤を撒く

ネズミの死体を見つけたら、まずは死体の周りに殺虫剤を撒きましょう。

殺虫剤を撒くことで、ネズミに住み着いていたノミやダニの拡散を防ぐことができます。

殺虫剤は、市販の一般的なタイプであれば、どれでも構わないです。

Step4 死体を回収する

殺虫剤を十分に撒いたら、ネズミの死体を残さず回収しましょう。

臭いの発生源であるネズミを回収しない限りは、臭いを完全に消すことができません。

回収したネズミは、新聞紙などに包み、生ゴミとして『燃えるゴミ』で処分することができます。

捕獲したネズミは、新聞紙や包装紙に粘着剤ごとくるみ、生ゴミとして処分してください。
捕獲したネズミは、新聞紙や包装紙に粘着剤ごとくるみ、生ゴミとして処分してください。

引用:アース製薬 https://goo.gl/DwT7nT

Step5 消臭剤を撒く

最後に、ネズミの死体があった場所『全体』に、準備した消臭剤やアルコール消臭薬を撒いていきます。

ネズミの腐敗臭が周りにも移っている可能性があるので、できるだけ広範囲を消臭していきます。

オススメの消臭剤は、清掃業者も使用している「安定化二酸化塩素」の消臭剤です。

安定化二酸化塩素は、殺菌作用に優れており、腐敗臭のような強烈な臭いでもしっかり消臭してくれます。

次の商品は、ネットでも変える安定化二酸化塩素の消臭剤で、専用のスプレーも付いているので、部屋全体の消臭にもオススメです。

「消臭習慣2L」
消臭習慣2L

https://goo.gl/APVVUz
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商品名 消臭習慣2L
値段 3,240円(税込)

見えないところでの腐敗を防ぐために

見えないところでの腐敗を防ぐためには、毒餌の使い方に工夫が必要です。

使い方を工夫することで、毒餌のウィークポイントをカバーすることができます。

具体的な工夫の仕方は、次の2つです。

  • 毒餌駆除の時期に気を付ける
  • あわせて粘着シートを使う

順に説明していきます。

毒餌駆除の時期に気を付ける

毒餌駆除の時期に気をつけることで、ネズミの腐敗を防ぐことができます。

夏など、湿気が多い時期だと、死体の腐敗が進行しやすい環境になってしまいます。

そのため、毒餌を使用する場合は、腐敗が進行しにくい秋から冬にかけてがオススメです。

もし、春から夏かけて、ネズミの駆除を行いたい場合は、毒餌以外の方法(罠による捕獲、忌避剤による追い出し)を選んだ方が良いでしょう。

あわせて粘着シートを使う

毒餌とあわせて粘着シートを使うと、死体の処理が楽になります。

毒餌を食べて弱っている状態のネズミは、普段よりも警戒心が弱くなっているので、粘着シートにかかりやすくなっています。

ネズミが死ぬまでに粘着シートで捕獲できれば、ネズミの死体をあちこち探さなくて済むので、毒餌のデメリットを気にしなくてよくなります。

まとめ

毒餌を使ったネズミ駆除の仕方を説明してきましたが、いかがだったでしょうか?

【毒餌の有効性】

  • 世界的にネズミ駆除に毒餌が使われていて効果が立証されている
  • 罠による駆除よりも、ネズミに警戒されにくい

【ペットが毒餌を食べてしまったときの対処法】

  • 毒餌を吐き出させる
  • 動物病院へ連れていき、食べた毒餌の成分を伝える

【具体的な駆除方法】

  • 毒餌以外の餌を全て片付ける
  • 毒餌を設置し、ネズミが警戒を解くまで待つ
  • ネズミの死体を回収する

【毒餌駆除のウィークポイント】

  • ネズミの死体を自分で探さないといけない
  • 死体を放置していると、ひどい腐敗臭がする

【ネズミの腐敗臭の消し方】

  • ネズミの死体を直接触らないように、マスク、手袋を着用する
  • ノミやダニの拡散を防ぐために殺虫剤を撒く
  • ネズミの死体を回収して、消臭剤をその場所全体に撒く

毒餌は、世界的にも効果が立証されている駆除方法です。

ただし、毒餌でネズミを完全に駆除するためには、正しい使い方や工夫の仕方を知らないと難しいケースもあります。

最後まで、今回の記事を読んでいただいた方であれば、既に正しい毒餌の使い方や、ウィークポイントのカバーの仕方まで理解していただけたと思います。

毒餌は、正しい知識さえあれば、ネズミの駆除グッズの中でも、優れた効果を発揮してくれるので、ネズミの被害に悩んでいるという人は、ぜひ試してみてください。

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