ようやく寒い冬が来たから、ネズミも冬眠するし被害から解放される…と、ネズミ対策の手を緩める人は多くいらっしゃいますが、ちょっと待ってください!

「冬にもかかわらずネズミの足音のようなものが聞こえた」
「寒い時期なのに、なぜか食品を荒らされた形跡がある」
「冬だけど、もしかして…」
実は冬のネズミ対策って、とても大切なんです。なぜなら、ネズミは冬眠しないからです。

今回は何故ネズミが冬眠しないのか、ネズミの冬の被害や対策について、わかりやすくお伝えします。

誤った知識で家や家族をネズミの危険に晒さないよう、あなたも最後まで読んだらさっそく実践してみてください!

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1 冬眠するネズミは一握り!知っておきたい冬のネズミと被害

日本には約21種類のネズミが生息していますが、すべてのネズミが冬眠するわけではありません。
人の家を住処にして害をもたらす『家ネズミが冬眠するか・冬にも被害を起こすか』について知っておくことが、適切な対策をするためには重要です。

1-1 家に住み着く家ネズミは冬も変わらず活動する

家ネズミには、「冬に備えてエサを溜める」「体脂肪を蓄えてエサの少ない時期にエネルギーに変える」といった本能・仕組みが備わっていないため、冬眠することができません。
しかも家ネズミである『クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミ』はいずれも、「寒さが苦手」であり、「2日エサを食べないだけで餓死してしまう」性質を持っています。
生き延びるためには春・夏・秋と同様に人の家を住処・エサ場にして、人間に害をもたらしながら冬も変わらず活動する必要があるのです。

野ネズミは冬眠する

農耕地や山林など自然の中に生息する『野ネズミ』は、体脂肪をエネルギーに変えて過ごす本能が備わっており、冬眠することができます。
代表的な野ネズミに、アカネズミ・ハタネズミ・ヒメネズミがいます。

1-2 寒い秋冬の被害件数は暖かい春夏よりも格段に多い

冬のネズミ被害
クジョカツでは、11月・12月になるとほぼ毎日ネズミ駆除のご相談をいただくほどで、11月からネズミに対するお悩みの声がグンと増加します。

また、お問合せいただく多くの方が「冬だからネズミなのかどうか実際はわからない…」といわれますが、実際に無料調査にお伺いすると、10月~12月の時期では、ほぼ犯人がネズミであることがわかっています。
それを裏付けるように、東京都福祉保健局のネズミ被害調査では、被害件数の多い順に『11月』『10月』『12・2月』と寒い秋・冬に最も被害が起き、春・夏のおよそ1.5倍にもなることが明らかになっています。

東京のネズミ被害
※東京都福祉保健局の過去10年間の調査より平均を算出。
このことから、冬のネズミは冬眠しないばかりか、春・夏・秋以上に人へ害をもたらしており、『冬こそネズミ被害に対して入念な対策が必要』であることが明白となりました。

1-3 冬に最も増える2つの被害とその理由

冬に被害が増える原因は「屋外のエサの不足」と「気温低下」にあり、そのために冬の時期には『食品を荒らされる』『ケーブルをかじられる』被害が最も増えます。
1つずつ簡単に説明します。

(1)食品を荒らされる

暖かな時期と違い「寒い時期は屋外からエサが無くなる」ため、ネズミが完全に人間の生活に依存して人の家をエサ場にしてしまい、食品を荒らされる被害が多発します。

家ネズミは2日食べないと餓死してしまうため、常にエサを探しています。
クマネズミとハツカネズミは「種子や穀物・果物やその加工品」を、ドブネズミは「雑食で何でも」とエサの好みは若干異なりますが、いずれの場合も冬の屋外では手に入りません。
結果、人の家の中にある豊富な食品だけがネズミにとっては唯一の貴重な食料となり、エサとして格好の餌食にされることから、冬が1年の中でも最も食害が多くなります。

(2)ケーブルをかじられる

ネズミの3大死活問題
ネズミの3大死活問題は食事の他に、「寒さ」と「常生歯(じょうせいし)と呼ばれる伸び続ける歯」にあります。
皮膚が薄いネズミは気温が10度を下回ると動けなくなり、1週間で約2.5mmも伸びる歯は何かをかじることで削らなければ、伸びすぎた歯が食べる行為が阻害し死んでしまいます。
死に直結する危険を本能的に知っているネズミは、人の家の中へ侵入したあと「常にスイッチの入っている家電や暖房器具やの裏側・近くで暖を取り、そばにあるケーブルをかじる」んです。


冬は空気が乾燥しているため、ケーブルをかじることでショートが起きると、火災に発展しやすくなり、非常に危険です。

2 被害に遭いたくないなら絶対やっておくべき冬のネズミ対策2選

ネズミ被害に遭わない・深刻な被害になってから困らないための唯一の方法は、「早めに対策を始める」ことです。早期駆除・早期予防が鉄則となりますので、これからお伝えする対策を行い、被害と被害の進行を防ぎましょう。

2-1 【駆除】冬だからこそよく食べる!毒エサで家のネズミを全滅させる

被害が増える10月~2月は、実は『毒エサ駆除に非常に適している』時期でもあります。毒エサはネズミの「エサを巣に持ち帰って仲間と食べる習性」を利用して巣ごと全滅させる駆除方法です。

画期的で一斉駆除できる優れた対策ですが、一方で『警戒心の高さからなかなかネズミが食べない』『死骸が家のどこかで腐敗してノミダニが沸く』というデメリットの側面があります。
しかし10月~2月なら、「屋外に食べ物がないので毒エサを食べやすい」「気温が低いため死骸の腐敗が遅く、害虫が沸く前に見つけて撤去できる」と、デメリットを打ち消すことができるんです。

オススメの毒エサ

オススメの毒エサは、『デスモアプロ 投げ込みタイプ』です。

この商品の凄い点は、「1口食べるだけでネズミを死に至らしめる効果」と「死ぬまでに3日~1週間かかり、致死までに視力低下したネズミが光を求めて屋外へ自発的に出ていく仕組み」にあります。
何度も食べさせる必要がないので確実な駆除効果を得られ、死に時間がかかるため仲間を警戒させず、さらに屋外に出ていかせることで死骸の撤去も不要となるんです。

「屋根裏から物音がするけど、屋根裏には入っていけない」という人も、投げ込みタイプは放り込めばOKなので、設置・対策も簡単です。

適応害獣 クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミ・スーパーラット
対象場所 戸建て・アパート・マンションなど一般家庭で、家具家電の隙間から倉庫や天井裏にも対応。
タイプ 袋入りタイプ。
効き目の速さ 遅効性。少量(ほぼ1口/2~5g)で3日~1週間後に致死。
コスパ 1カ所1袋設置あたり141円 ※1袋あたり5g
使い方
  1. 台所の壁沿いや食器棚の裏、冷蔵庫の下や裏、天井裏に設置。
  2. 薬剤がなくなったところは補充し、食べなくなるまで繰り返し設置。
利用者の口コミ
  • 1ヶ月程前、普段利用していない部屋で柱にネズミが齧った痕跡を発見しました。早速、その部屋にデスモアプロを6袋仕掛けたら翌朝すべて無くなっていました。次の日、残り6袋仕掛けたらまたも無くなり、続いて12袋、更に11袋と合計35袋が無くなり、今は全くネズミの気配が完全に消え失せました。改めて喰い付きの良さに驚嘆しました。
 

口コミ引用元:Amazon口コミより

2-2 【予防】家には入れない!冬に侵入されやすい上位5箇所の隙間を塞ぐ

ネズミの侵入経路
冬のネズミ被害は1度侵入されると出て行かせるのが非常に困難という特徴があることから、「侵入させない予防策」が非常に重要です。

被害を防ぐのも終息させるのも、ゴールは同じ「家の中のネズミを0にすること」なので、家に入らせないことで、根本的な解決を果たすことができますよ。
ネズミが屋外からの侵入に使うすき間は、より注意が必要な順に以下の通りです。

(1)床下の通風口…45%
(2)家と基礎のすき間…36%
(3)配管と壁貫部分のすき間…33%
(4)エアコンの導入部…30%
(5)雨戸の戸袋や戸袋のすき間…22%
 
目黒区保健所1890件の調査結果より算出した割合

床下の通風口は金網で、すき間はパテで塞いでいきましょう。
ネズミは1.5cmのすき間があれば侵入できるので、必ず1.5cm以上のすき間がなくなるように注意して作業しましょう。

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3 こんな人はプロに相談!すでに大繁殖されているサインとプロ利用のメリット

最近の市販撃退グッズはプロ並みの成果を素人でも簡単に出せます。
ですがもしもあなたの自宅にこれから紹介する『自力駆除のレベルを超えた3つの危険サイン・シチュエーション』が当てはまるなら、プロに頼むべきです。

ネズミの繁殖スピードは凄まじく、たった2匹から1年で約1万匹にまで増えるので、自力駆除のレベルを超えているのに自力かプロか判断できずにもたもたしていると大変な結果を招きます。
いざプロを頼るときには、家族への健康被害が生じていたり、プロ駆除に莫大な費用がかかったり、家のリフォーム修繕費用までもが発生する可能性もあります。

3-1 自力駆除のレベルを超えた3つの危険サイン・シチュエーション

ネズミの危険サイン

  • 台所にラットサインがある
  • ネズミの足跡が複数箇所で見られる
  • 被害に夏・秋ごろから遭っていて駆除できないまま現在(冬)を迎えている

この3つの危険サイン・シチュエーションに当てはまっている場合は、「すでに家の中で自力では手が付けられないほどにネズミが増殖している」と考えられますので、すぐにでもプロの力を借りるべきです。

ラットサインとは

ラットサイン
画像引用:避難指示区域におけるネズミ対応マニュアル~自治体版-福島県
ラットサインとは、ネズミの「壁沿いに何度も同じ道を通る習性」のせいで、体に付いた汚れやフンが壁や床などに『黒い汚れ』となって付着している部分のことをいいます。
台所は人の口に入るものが多い場所なので、ラットサインが見つかるほどネズミが頻繁に現れているということは、家族への健康被害が迫った超危険な状況で即駆除が必要な緊急事態といえます。

ネズミの足跡とは

ネズミの足跡
『直径3cm・歩幅間隔が5cm以下の小さな点々模様』で、ネズミの足裏に泥が付いた時やネズミがホコリっぽい場所からエサ探しに出てきて室内を執拗に歩き回ったときに見つかるものです。

滅多に見つかるものではなく、足跡が見つかること自体、異常事態ですぐにでも的確で早急な駆除が求められる状況といえます。

3-2 プロを利用する4つのメリット

プロを利用すると、自力駆除では決して得られない次の4つのメリットが手に入ります。

  1. 100%完全駆除
  2. 駆除保証で再発も無料対応
  3. 無料定期点検で再発防止
  4. 消毒・損壊場所の確認で被害拡大防止

1つずつ簡単に説明します。

(1)100%完全駆除

最新機器の導入や深い知識と豊富な経験から、ネズミの種類も被害レベルも関係なく、個人宅から商業施設まで対応可能な高い技術力で完全にネズミを駆除し切ってくれます。

(2)駆除保証で再発も無料対応

駆除後1年~3年間は、被害の再発に対して無料駆除してくれる「駆除保証」を提供してくれるので、「ネズミが出たのでお願いします」と電話1本するだけでOKと、楽・安心です。

(3)無料定期点検で再発防止

施工後は保証期間中希望すれば、家まで無料調査に何度でも来てくれるので、「被害が起きる前に駆除」してもらい、衛生的にも精神的に快適で安心な住まいを維持してもらえます。

(4)掃除・消毒・殺虫で二次被害防止

ネズミがいる場所には必ず危険な菌やアレルギーの原因となるノミダニが存在しますが、自力駆除ではなかなか気付けない・完全な掃除~殺虫が難しいのが現状です。

プロなら掃除・消毒・殺虫まで完ぺきに行ってくれるので、ネズミ駆除後に二次被害として起きかねない健康被害も未然に防いでくれます。
もしも「プロの力を借りたい」と思われたら、『依頼前に必読必死!優良ねずみ駆除業者の特徴とオススメ業者4選』で、無料調査から行ってくれる優良業者を紹介していますので、あわせてご確認ください。

まとめ

ネズミの中でも人の家に害をもたらす家ネズミは、冬になっても冬眠しないばかりか、1年のうちで寒い時期に最も被害が増え、冬こそ適切な対策が必要になります。
今はネズミ被害を実感していない人も、今すでにネズミ被害に遭っている人も、対策は「早めに行うこと」が鉄則ですので、冬という駆除に適した環境を活かし、すぐに手を打ちましょう。
もしも自力駆除のレベルを超えている危険な3つのサインが見られたら、早めにプロに相談し、自宅の安全をいち早く取り戻してください。
この記事がネズミに脅かされることのないあなたの毎日の役に立てば幸いです。