ネズミ完全駆除のために知っておきたいネズミの本当に嫌いなもの
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「ネズミを駆除したい」と思いつつも、定番の粘着シートを使った方法では、ネズミの死骸を自分で処理しなければいけませんから、「死骸を自分で処理するなんて生理的に無理!」という人もいると思います。
プロの視点からお伝えすると、ネズミが家に住み着き始めたばかりであれば『ネズミの嫌いなもの』をうまく活用することで、素人が自力でネズミを追い払うことが可能なんです。
強いストレスを感じさせることができるので「家に住みにくい環境」をつくることができるためです。
そこで今回は、『ネズミの嫌いなもの』を使って、我が家からネズミを追い出す方法を紹介します。え?殺さなくても被害を解決できるの?と思った方、ご安心ください。
記事の通りにしてもらえれば、あなた自身でネズミを『殺さず』『安く』『確実に』追い払って駆除することができます。
1 「嫌いなもの = 強いストレス」で警戒心を逆手に追い出し可能
強いストレスをネズミに与え続けることで、『警戒心が強く、危険を感じる場所には住み着かない習性』から、殺さず自力で駆除することができます。
住み着き始めのネズミにとって住みにくい環境を整えれば、より良い環境を求めてネズミの方から我が家を出ていってくれます。
実は、今回の方法、プロの駆除業者が行うアプローチとも同じものです。
ネズミにとっての3つのストレス
3つのストレスは、具体的には以下の3つです。
- 餌がない環境
- 寒い場所
- 警戒し続けなければならない環境
環境順応力が高い動物である一方で、天敵が多くいつもより安全な場所を求めています。
2 ネズミの本当に嫌いなもの3タイプ
嫌いなものには大きく分けて『嫌なニオイのするもの』『対策グッズ』『天敵となるペットに関連するもの』の3つがあります。
複数の嫌いなものを知って追撃!追撃!で追い出しましょう。
1つだけの対策だとネズミが慣れてしまう
ネズミは学習能力が高いので、嫌いなものを1つだけ準備しても、次第に慣れていってしまいます。そのため、自力駆除する場合、嫌いなものを幅広く知っておく必要があります。
完全に追い払うためには、複数の嫌いなものを引き出しとして持っておいて、ネズミが順応できない環境を整えることが大事です。
(1)嫌なニオイのするもの
ネズミは『強い臭いが大嫌い』です。
『嗅覚を刺激するタイプ』には、次の3つの大きなメリットがあり、さらに嗅覚に優れた動物であるネズミを追い出すには非常に有効な策です。
- 簡単に駆除できる
- 死骸を処理する必要がない
- 身近なもので代用できるので安く済む
嗅覚を刺激するタイプは、身近なものや便利な駆除グッズなど、準備しやすいものが多いので、複数の道具を使うことでネズミを慣れさせないようにできます。
- ハーブなどの植物
- 身近なもの
ハーブなどの植物
市販されている忌避剤グッズにも『ハーブの天然成分』が含まれている程、ネズミは、『ハーブ』の強い匂いがする植物が苦手です。
特に『ミント』は忌避効果が高く、他の害獣や害虫にも効果があります。
植物を置く方法の他に、アロマを焚くのも効果的です。
ネズミが好むハーブには要注意
カーネーションなどの花はネズミの好物になってしまうので、逆にネズミを引き寄せてしまいます。使用するのはミント系のものに絞りましょう。
身近なもの
身近な物ものでは、以下の2つを『ネズミの侵入ルート』に置いておくことで嗅覚忌避剤の役目をしてくれます。
台所はネズミが最も出没する場所なので、絶対対策したい場所ですが、食べ物のある台所に薬剤を設置するのは…と抵抗がある人も多いはずです。
そんな時は、食品であるワサビやトウガラシであれば安心して設置することができますね。
バルサンや蚊取り線香の効果は?
バルサンや蚊取り線香も、煙を嫌うネズミには有効ですが「追い払う」まではオススメできません。蚊取り線香の場合は人体に影響があるからです。
蚊取り線香の注意書きには、閉め切った部屋や狭い場所で蚊取り線香を使用すると、目や喉に刺激を与えることがあることが書かれています。
(2)対策グッズ
対策グッズには、嗅覚を刺激する物から物理的な嫌がらせをするものまでバリエーションも様々で、素人でも高い駆除効果を出せるものばかりです。
即効性を求めるなら『燻煙系対策グッズ』を、長期的に近寄らせない対策までしたいなら『超音波発生器』を使いましょう。
燻煙系対策グッズ
燻煙タイプの忌避剤はたくさんの種類がありますが、その中でも特にオススメの商品が「ネズミ一発退場」です。
ネズミを追い出すことに関して、この商品に勝るものはないです。速効性があり、しっかりネズミを追い払ってくれるので、費用対効果にも優れています。
さらに火を使うわけではなく、水を使って煙成分を拡散させるので、安心して使えます。
ポイント
ポイント
ハッカ油や琉球ハーブといった、ネズミが苦手とする天然成分を含んだ煙が、隠れたネズミまでしっかり届きます。
使用の目安が、8畳に対して1つとなっているので、家全体に煙を行き渡らせるためには、複数個を同時に使用すると、より効果的です。
超音波発生器
物理的な嫌がらせを行う駆除グッズだと、粘着シートのように死骸処理が不要な超音波発生器がオススメ。不快な超音波を発して、ネズミを追い払うことができます。
超音波に慣れてしまうのを防ぐために、周波数を変化させられるタイプを選んでおけば失敗は少ないです。
オススメは、『ネズミ対策!強化版 二代目 超音波害虫駆除機 360°シャットアウト』と『ねずみよけ ねずみガード』の2つです。
ネズミ対策!強化版 二代目 超音波害虫駆除機 360°シャットアウト
オススメのポイント
こちらの商品は3個セットで、3,000円代の価格なので、初めて超音波発生器を使うという人にもオススメです。
2種類の超音波と電磁波を断続的に切り替えてくれるので、ネズミが超音波に慣れるのを防いでくれます。
1つの超音波発生器で、家全体をカバーできると謳っている商品もありますが、複数の超音波発生器を使用した方が、より効果的にネズミを追い払うことができます。
ねずみよけ ねずみガード
オススメのポイント
ネズミを撃退することに特化したネズミ専用の超音波発生器です。
超音波発生器は、より効果をあげるために、超音波がネズミに直接あたるような場所に設置しなければいけません。
こちらの商品は、電池式で、コンセントが不要なので、どこでも設置できるのが嬉しいポイントです。他の商品に比べて、高価ではありますが、「より確実にネズミを追い払いたい」「業者に頼らずに、自力で解決したい」という人にオススメの商品です。
(3)天敵となるペットに関連するもの
駆除はできないものの、追い出しには天敵にあたるペットは有効です。ペットとして飼われている『ネコ』は、何もしなくても餌がもらえるので、ネズミを捕まえようとはしません。
しかし、ネズミは天敵の存在に敏感なので、ネコの臭いや鳴き声がすると、危険を察知してネズミが家から出ていってくれます。
また、ネコの他にもネズミは次の動物が天敵対象となっています。
哺乳類 |
ネコ、イタチ、キツネ、タヌキ、フェレット |
鳥類 |
フクロウ、ワシ、タカ |
爬虫類 |
ヘビ |
また、天敵ではありませんが、ハムスターを飼うのも効果的です。
ネズミは、縄張り意識の強い動物なので、ハムスターの臭いを感じると、すでに他のネズミが住み着いていることを察知して、その家には寄り付かなくなるからです。
ネズミ対策になるペット
ネコ、フェレット、フクロウ、ヘビ、ハムスター
3 お金を掛けずに嫌いなもので追い出し駆除する6ステップ
お金を掛けずに嫌いなもので追い出し駆除する方法を6つのステップで解説していきます。
5つのステップを順番に行っていくことで、ネズミを完全に追い払うことができます。
用意するもの
事前に用意するものは「ネズミの嫌いなもの」と「侵入口を塞ぐグッズ」の2つです。
(1)ネズミの嫌いなもの
慣れさせないために、できるだけ複数のグッズを準備しましょう。
異なるタイプのグッズを同時に使うことで、強いストレスを与え続けられます。
(2)侵入口を塞ぐグッズ
せっかく追い払っても、再び戻ってきたり、新たなネズミが侵入する可能性があります。
2cm程の穴でも入ってきてしまうので、侵入できそうな場所を追い出したあとに塞ぎましょう。。
侵入口を塞ぐためのオススメ商品は、「防鼠金網ハード」と「チューレスねずばんパテ」の2つです。
どちらの商品も、ネズミの侵入防止効果に優れているだけでなく、初めてでも簡単に使うことができます。
オススメのポイント
ネズミが網目を引っ張っても、通り抜けられないように、六角形の亀甲金網になっています。ハードタイプですが、簡単に切ったり、丸めたりできるので、防鼠金網を初めて使う人でも加工しやすいです。
オススメのポイント
ネズミの嫌がるカプサイシン成分が入っているので、侵入しようとしたネズミを、物理的にだけでなく、さらに辛味成分でも追い払ってくれます。カプサイシンは効果持続性に優れているので、長期的に我が家を守ってくれます。
必要なものが揃いましたので、さっそく駆除スタートです!
ステップ1:居場所を確認する
最終的にネズミの侵入口を塞ぐための『侵入ルートを確認するため』にネズミの居場所を確認しましょう。
天井裏からネズミの足音が聞こえる場合は、まずは天井裏を確認してみましょう。
また、ネズミが天井裏に住み着いたばかりであれば、天井裏に人の気配があれば、危険を察知して家から出ていく可能性もあります。
ステップ2:餌を片付ける
餌になるものは全て片付け、ネズミに一切食事を与えないようにしましょう
生ゴミを流しにそのままにしておくと、恰好の餌になってしまうので、必ず蓋の付いたゴミ箱に捨てるようにしてください。
花もネズミの餌になってしまうので、ネズミを完全に追い払えるまでは、花瓶に花を生けるのは我慢しましょう。
ネズミにとっての餌がない環境とは
ネズミは『餌がない環境』では、長く生きていけません。体の小さいネズミは、エネルギーを体に溜め込んでおくことができないため、餌を食べ続けないと『3~4日で餓死』してしまいます。
体を動かすためのエネルギーを十分に補うためには、1日に『体重の1/4から1/3』もの量の食事をしなければいけません。
そのため、餌を見つけられないように工夫することで、ネズミに強いストレスを与えることができます。食品だけでなく、生ゴミやペットフードもネズミの餌になってしまうので、餌になりうるものは全て容器にしまうことが大事です。
ステップ3:巣材を処分する
寒さを避け暖かさを確保するためにねずみが巣の材料とするものを全て処分しましょう。
ネズミは、タオルやティッシュペーパー、ダンボール、ビニール袋といったものを巣材にして、屋根裏や壁の内側などに巣をつくります。
処分するか、ネズミの手が届かないように、容器に保管しておきましょう。
ネズミにとっての寒さとは
ネズミは、『寒い場所』では生きていけまず、気温が『10度以下』になると、体の動きが鈍くなっていき、最終的には動けなくなってしまいます。
冬場になると屋内でのネズミ被害が増えるのは、より温かい場所を求めてネズミがやってくるからです。
掃除の行き届いていない家だと、巣材を手に入れやすく、ネズミにとって快適な巣を作りやすくなってしまいます。
ネズミに温かくて快適な巣を作らせないためには、日頃から『整理整頓』を心がけ、巣材となるゴミはすみやかに処分する必要があります。
ステップ4:家から追い出す
飢えと寒さで弱っているネズミに、ここで『嫌いなもの』を突きつけます。
準備したネズミの嫌いなものを同時に設置して、一気にネズミを追い払いましょう。
小出しにしてしまうとネズミが慣れていってしまうので、準備したグッズを併用して、徹底的に責め立てます。
設置する場所は、ネズミが逃げ出せるように侵入ルートを塞がないように気をつけてください。
ステップ5:追い払えたか確認する
ネズミの足音が確認できなくなるまで、辛抱強くグッズを使っていきましょう。
ネズミの気配が完全になくなれば、駆除は成功です。
ステップ6:侵入口を塞ぐ
あらかじめ確認しておいた侵入口に、防鼠金網などを使って、ネズミが2度と侵入できないように再来防止策を行いましょう。
ネズミが居なくなったことに安心していると、忘れたころに再びネズミが戻ってきてしまいます。
忌避剤やネズミの嫌いなものが残っていれば、侵入口を塞いだ近くに設置しておくのも効果的です。
4 何故かうまくいかない?「個人」か「業者」か見極める方法
個人でネズミを駆除できるか、それとも業者に頼むべきかの判断は、被害の程度で見極めることができます。
ネズミが完全に住み着いてしまっているのに、自力で駆除を始めてしまうと、駆除に使ったお金や時間が、無駄になるだけでなく、被害がどんどん拡大してしまいます。
個人で対応できるのは、『初期被害の場合』です。
ネズミが繁殖を始める前であれば、餌を求めてやってきたネズミを追い払うだけで良いので、大掛かりな駆除は必要ないからです。
では、自力駆除できない被害レベルの見極め方を2つの点から紹介します。
- 室内に現れているかどうか
- 複数のネズミの気配がするか
(1)室内に現れている
ネズミは警戒心の強い動物なので、本来は人の前に姿を現すことはありません。
もし、室内で見かけたなら、それはネズミがあなたの家に慣れきっている状態なので、すでに繁殖を繰り返している可能性が高いです。
(2)複数のネズミの気配
もし複数のネズミが動き回るような音がしたり、複数の鳴き声が聞こえる場合は、家のどこかに巣を作られ、完全に住み着いている可能性があります。
その繫殖能力はすさまじいので、自力駆除に固執するよりも業者にスピーディーに一掃してもらった方が早く被害が解決します。
ネズミの繁殖能力は非常に高い
ネズミは『3週間』ほどの妊娠で、『5~10匹』の子供を生みます。快適な環境であれば年中繁殖でき、『年に5~6回』出産することができます。さらに子供は、『生後2~3ヶ月程度』で妊娠できる成獣になります。
ネズミに完全に住み着いて繁殖し始めてしまうと、あっという間に個体数が増えてしまうのがわかりますね。
5 判断に迷ったり駆除に行き詰ったらプロの無料調査を利用しよう
「被害レベルの見極めに自信が持てない」「なんだか駆除が上手く行ってない気がする」そんな時はプロの無料調査を利用し、見積もりを取ってみましょう。
緊急性や見積もり料金を元に検討して、利用するかどうか決めるのも良い手です。
プロは「防鼠工事」が強み
プロの駆除業者の強みは「防鼠工事※」です。
※防鼠工事とは、ネズミが二度と家の中に入れないように、侵入口を塞いでいく工事のことです。
あなたの家があまりにネズミにとって魅力的だったり、侵入できる隙間が多いと、どんなに追い払っても、快適な巣を目指して再び戻ってきてしまいます。
そのため、ネズミが再び入れないように侵入口を『完全に100%』塞ぐことが非常に重要になってきます。
自力で侵入口を塞ぐことも可能ですが、全ての侵入口を見つけることは素人だと難しく、どうしても塞ぎ漏れが出てきてしまいます。
その点、駆除業者に防鼠工事をしてもらうと、侵入ルートを全て見つけ出し完ぺきに遮断してくれる上、一定期間はその防鼠工事に責任を持って万が一再来されても無料駆除してくれます!
もし、「業者も視野に入れてみようかな」と思ったら、『ネズミを完全に駆除するために必要な料金と失敗しない業者の選び方』を参考に良い業者さんに見積もりを依頼してくださいね。
まとめ
ネズミの嫌いなものを使った駆除方法について説明してきましたが、いかがだったでしょうか?
【ネズミの嫌いなものを使った防除のメリット】
- ネズミの死骸を自分で処理をしなくていい
- 手間がかからない
【自力で駆除するか業者に頼むかの見極め方】
- ネズミが室内に姿を現しているかどうか
- 複数のネズミの気配がするか
【ネズミを追い払うオススメグッズ】
- ハーブなどの強い匂いのする植物やアロマ
- ワサビやトウガラシなどの身近な物
- 燻煙タイプの忌避剤
- 超音波発生器
【具体的な駆除方法】
- ネズミの餌や巣材となるものを片付け、ネズミを弱らせる
- 準備したグッズを併用して、ネズミを家から追い出す
- ネズミを追い出したことを確認し、侵入口を防鼠金網で塞ぐ
ネズミに完全に住み着かれてしまう前であれば、自力でネズミを駆除することは可能です。
ネズミの嫌いなものを使った防除は、ネズミを直接確認しなくても良いので、『誰でも』簡単に実践することができます。
最後まで読んでいただけたなら、どうすればネズミを自力で追い払うことができるのか、分かっていただけたと思います。
もし、あなたがネズミの駆除の仕方に悩んでいるのなら、高額な料金のかかる業者に依頼する前に、ネズミの嫌いなものを使った駆除方法を、ぜひ実践してみてください。
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