ねずみの被害に遭って、駆除を専門業者にお願いしたいと感じているものの、費用がどれくらいかかるのか不安になっていませんか?ボッタクられるのは嫌だけど費用が安いからといって中途半端な仕事をしてもらっては困りますよね。
そこで今回は、プロに駆除を依頼した場合の費用について解説します。見積もり金額が本当に妥当な値段かどうかや、信頼できる業者の見つけ方までわかるようになります。
業者選びで、もう迷うことはありません。「この駆除業者にお願いしてよかった」という業者に出会い、自宅のネズミ被害から解放されることができます。
1 全国的なネズミ駆除費用相場
信頼できる業者の全国的な駆除費用は、下記のような相場となっています。
タイプ | 費用相場 |
---|---|
ワンルームマンション | 30,000円程度 |
一軒家 | 120,000~250,000円 |
集合住宅(全部) | 300,000円~ |
坪単価で考えると、「基本料金」が、10坪約35,000円で、10坪増えるごとに15,000円上がるという仕組みが相場です。これに、「侵入防止工事費」や「清掃費」を加えると一軒家で「120,000円~250,000円」という相場の額になります。また、次のようなことによっても値段が左右されます。
- 個体の数
- 部屋の広さ
- 侵入口を塞ぐ数
専門業者に依頼した経験のない人には、「えっ!? 高すぎるんじゃないの?」と思われるかもしれません。しかし、駆除・侵入経路の調査・再侵入を阻止するための工事を『確実』にするには専門的な知識や経験が必要になります。「無料見積もり」をやっている業者はたくさんありますので、『見積もり額』と『相場』を比較してみましょう。
一戸建て住宅の駆除見積もり例
「一戸建て(40坪)木造2階建」と仮定して、駆除にどれくらいの費用がかかるのか見積もり例を紹介します。
40坪基本料金(人件費、経費含む) | 79,000円 |
粘着シート敷設・撤去(材料費) | 50,000円(50ヶ所×1,000円) |
室内侵入経路遮断工事(材料費) | 17,500円(5ヶ所×3,500円) |
室内消毒作業(主に人件費) | 34,000円 |
合計 | 180,500円(税抜) |
このように信頼のできる業者は、「素人でも見積もりの内容の意味がわかる」ように書かれています。
2 悪質業者に騙されないための2つの回避方法
悪質業者に騙されないための2つの回避方法を紹介します。
- 資格の有無で業者の質で判断しない
- 内訳を見る
方法(1)資格の有無で業者の質は図れない
駆除に資格はありません。誰もが自由にプロを名乗れるため、許可や資格取得者がいるかどうかで業者の質を判断することはできないことに注意しましょう。もし『駆除未経験』だったとしても、法的に何の問題もなく「私はネズミ駆除業者です」と言うことができます。立派なホームページがあっても、屋号を掲げていても、本当のプロとは限らないんですね。
方法(2)内訳を見る
金額には根拠と相場があるので、見積書はあなたにも読み解くことができます。つまり、内訳を見れば悪質業者の危険を回避できるんです。
- どんぶり勘定で総額だけを出す業者
- 各内訳の費用が相場か大きく外れている
この場合、悪質業者の可能性があるので注意が必要です。業者によって若干の違いはありますが、次の4つの要素に着目しましょう。
- その他
- 材料費
- 経費
- 人件費
要素(1)その他としてかかる費用は1番要注意
『その他』としてかかっている費用は、あなたが一番気をつけておくべき項目です。悪質業者は、駆除と『全く』関係のない作業を行い高額な金額を請求してくるからです。多い被害例に次のような施工があります。
- 白アリ防止工事
- リフォーム工事
見積もり額に、駆除以外の料金が含まれている場合は「なぜそれが必要か」をよく聞いてください。
要素(2)人件費は1人2時間あたり8,000円~10,000円程度
人件費の相場は1人2時間あたり8,000円~10,000円程度で、下記のような作業が人件費に含まれています。
- 駆除費
- 侵入防止工事費
- 清掃費
人件費が極端に安い場合、次の2つの危険性が考えられますので注意しましょう。
- 駆除のみで、侵入防止工事や清掃が行われていない
- 人件費を安くできる知識のないアルバイトが作業に来ている
要素(3)材料費は80,000円~100,000円程度
施工箇所の数にもよりますが、材料費の相場はマンションの場合80,000円~、戸建ての場合100,000円~です。材料費には次のものが該当します。
- 薬品、捕獲器(忌避剤、殺鼠剤、毒エサ、粘着シート等)
- 侵入防止のための資材(パテ、防鼠金網、防鼠板等)
- 清掃、消臭、消毒のための薬剤
要素(4)交通費や駐車場代の妥当性は自分でチェック
交通費や駐車場代などの経費は業者にとって必要経費ですが、費用はご自身で調べることができます。
- 業者の拠点住所から自宅まで高速道路を使わなくても来れるのに高速道路の費用が入っている
- 駐車場代が作業で停めていた時間で換算しても高すぎる
あまりにも高額だと感じる場合は、内訳を確認し理由を聞いてみましょう。
- 駐車場代金→どこのパーキングに停めたのか確認
- 高速代金→どこからどこまで使ったの確認
自分でも算出できるので、気にかかる場合は事前にチェックしましょう。
2 見積額の判断材料になる自力対策費用
自力駆除の必要経費を知っておくことで、業者側に支払うお金が妥当かを見極めるための判断材料にすることができます。たとえ『自分で駆除することは全く考えていない』としても、知識として持っておくと有益です。
- 駆除グッズ
- 侵入口を塞ぐ
- 清掃費
- 二次被害
判断材料(1)駆除グッズの費用は2,000円~15,000円程
駆除グッズの費用は、2,000円~15,000円ほどかかります。グッズにはさまざまな種類があり、1種類だけを使う場合もあれば、複数の種類を併用して使う場合もあります。具体的には、次のような駆除グッズがあります。
- 殺鼠剤:646円税込(15個入り)
- 粘着シート:1,111円税込(10枚入り)
- 忌避剤(燻煙タイプ):648円税込(8畳用、一部屋1回)
- 捕獲器:1,000円税込(半永久使用)
- 超音波:13,200円税込(半永久使用)
「殺鼠剤」「粘着シート」「忌避剤」は、家の大きさや設置箇所の数によっては、たくさん購入する必要が出てきます。「捕獲器」や「超音波」は、効果や性能が商品ごとに違い、金額もピンからキリまであります。
判断材料(2)侵入口を塞ぐ費用は7,500円~15,000円程
再来防止策にかかる自力対策費用は、7,500円~15,000円ほどかかります。侵入口を塞がないと次がやってくるので、侵入口の遮断は必須です。侵入口を塞ぐためには、下記のような商品があります。
- 防鼠金網:4,676円税込(6袋)
- 防鼠板:3,500円(4枚)
- 防鼠パテ:3,066円(1kg)
これら専用の金網、板、パテを使う理由は、ネズミに特化したが嫌がる成分を塗り込んである点にあります。木造住宅の場合、「隙間」が多くなるので金網やパテなどをたくさん買う必要が出てきます。
判断材料(3)駆除後の清掃費は500円~1,000円程
駆除後の清掃費は、500円~1,000円ほどです。清掃費にかかるものとしては、下記のような商品があります。
- 除菌スプレー:100円~500円
- 軍手:100円
- ぞうきん:100円
- マスク:100円
清掃は、値段以上に「労力」や「気持ち悪さ」があることも考慮しておきたいところです。「捕獲器」や「粘着シート」で捕獲したら、死骸処理をしなければなりません。もし、『死体に触れた』『乾燥したフンを吸い込んだ』なら感染症など二次被害の危険性があります。
判断材料(4)二次被害でかかる費用は予測不可能
二次被害でかかる費用は、0円で済むこともあれば数十万、数百万とかかることもあり、全く予測できません。二次被害でかかる費用としては、下記のようなものがあります。
- かじられた配線の修理(経済的被害)
- 駆除の失敗による、駆除グッズ再購入費(経済的被害)
- 食べ物や設備の修理(経済的被害)
- 感染症にかかり通院治療費用(健康的被害)
- アレルギー反応を起こしたときの通治療費用(健康的被害)
業者に頼めば、『即日駆除・作業はおまかせ』なので二次被害にかかる費用は最小限で済ませられます。
判断材料(5)結局総額で約30,000円程10,000円~30,000円
「駆除グッズ」「侵入防止工事費」「清掃費」を考慮すると、自力駆除の場合の内訳と総額は次のようになります。
駆除グッズ | 2,000円~15,000円 |
侵入防止工事費 | 7,500円~15,000円 |
清掃費 | 500円~1,000円 |
合計 | 10,000円~30,000円 |
上記の金額には、失敗してしまった場合の『再駆除費用』や感染症などの『二次被害』は含まれていません。また、駆除にかかる時間的拘束という負担も自力作業なので費用としては反映されていません。
自分で駆除した場合の費用は、業者にお願いするのに比べてかなり安く抑えることができます。しかし、実際に駆除に成功するまでにかかる駆除費用や損害の額は『未知数』です。「駆除グッズをたくさん買い揃えた」「多大な時間をかけた」それでも自力対策がなかなかうまくいかず、結局業者にお願いするという結果に至ることも考えられます。
プロは事前無料調査と保証制度があり見積もり以上の料金がかからないという利点があります。自力駆除との最も大きな違いといえますね。
もし自分で対策したい、と感じたなら、『ネズミ駆除を簡単に!工夫次第で効果抜群なねずみ捕り粘着シートの活用法』で自力駆除の方法について詳しく解説していますのであわせてご確認ください。
4 優良業者を簡単に見極められる12のチェックシート
業者選びに活用することで、失敗しない依頼が叶います。
チェックポイント | ||
業者選び段階 | 施工実績の量は豊富か | |
相場での価格設定か | ||
現地での見積もりは無料か | ||
見積もり段階 | 詳細な調査が行われたか | |
見積もりの内訳はクリアか | ||
追加料金0円の確約はあるか | ||
施工後のアフターフォローは十分か | ||
素人にもわかりやすい説明があるか | ||
執拗に不安を煽って契約を急がせないか | ||
不必要な商品やサービスの営業がしつこくないか | ||
担当スタッフがころころ変わらないか | ||
電話連絡はしっかり取れるか |
さらに詳しい業者の選び方については、『ネズミを完全に駆除するために必要な料金と失敗しない業者の選び方』で解説していますのであわせてご確認ください。
まとめ
相場は、内訳も含め正しく理解し、駆除は優良な業者に依頼しましょう。
- 信頼できる業者の全国的な駆除費用相場は「120,000円~250,000円」くらいである。
- 優良な業者の見積もり書は素人でも内容が理解できるように書かれている。
確実な駆除には『専門的な技術や経験』が求められます。自宅の被害を終息させるためにも、相場を念頭にぼったくりや腕のない業者を回避しましょう。頼んでよかった!と思える依頼をし、あなたが快適で清潔な我が家をいち早く取り戻せることを願っています。
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