コウモリのふん害に遭うと、「もうどうしたらこの掃除とフンのいたちごっこを終えられるの!」とストレスMaxになってしまいますよね。
そんな悩み、実は『たった7,000円で解消できる』ことをご存知ですか?あるものを使うだけで、あなたの家にフンをするどころか、コウモリが飛んで来ることすらなくなります!
そこで今回は、実際にコウモリ防除に成功例をもとに、7,000円でできるベランダのコウモリ防除対策をお伝えします。
実践すれば、誰でもプロいらず、低予算で確実に、コウモリのふん害を解消することができますよ!
ぜひとも最後までご覧ください。
1 ベランダのふん害はたったの「7,000円」で解消できる!
ベランダへやってくるコウモリは『防虫(ぼうちゅう)ネット』を使えば、完全に防除することができます。
しかも、一般家庭(マンションやアパート、一戸建て2階のベランダなど)のベランダは、だいたい7,000円ほどあれば、空間を封じるのに必要な分の『防虫ネット』を購入することができるんです。
「7,000円は高いのでは…?」と思われる方もいるかもしれませんが、7,000円という費用は、駆除業者に依頼するよりずっと安い価格です。駆除業者にコウモリ駆除や防除をお願いすると『駆除料金』だけでなく『防除施工料金』や『人件費』『車両費』もかかるからです。
コウモリ駆除の施工内容(一例)
- 侵入予防施工…(1㎡あたり)5,000円~
- 清掃施工…一棟あたり25,000円~
- ネット施工…(1㎡あたり)5,000円~
コウモリ防除の施工料金は、被害に遭っている場所の広さや箇所に応じて変動します。
7,000円がいかに安いのかがわかりますよね。
『防虫ネット』だけでコウモリ防除が可能な理由
ベランダ前面に『障害物』があれば、コウモリは翼を羽ばたかせて飛び込んでくることができません。だから『防虫ネット』を施す作戦が有効なんです。
「えっ!それだけ?」といった感じの基本的な原理ですが、コウモリを防除する上で“障害物の設置”は『欠かせない手法』です。
『防鳥ネット』ではなく『防虫ネット』を使う理由
コウモリ防除に、あえて『防虫ネット』を使う理由は“防鳥ネットの種類によっては、コウモリを完全に防除できない可能性がある”からです。
鳥は、虫よりも身体が大きいため、『防鳥ネット』の網目は防虫ネットよりも大きいんです
左:防鳥ネット(網目の大きさ2.5㎝)https://goo.gl/5kJR2M
右:防虫ネットhttps://goo.gl/74zvkD
網目が大きいと、身体の小さなコウモリは網目を通ってベランダに入り込んでしまう恐れがあります。
虫すら防除する、網目の細かい防虫ネットを採用した結果、我が家でも、コウモリの飛来・ふん害を完全に防除することができました。
2 【写真付き解説】簡単なのに確実!ふん害にさよなら!『防虫ネット』の張り方
コウモリの飛来を防ぐ『防虫ネット』の張り方ですが、これはご自宅のベランダの形状によって変わってきます。
『ベランダに天井と柱がある場合』と『ベランダに天井も柱もない場合』とに分けて解説しますね。
ケース(1)ベランダに天井と柱がある場合
ベランダに天井と柱がある場合には、以下のアイテムを用意して、防虫ネットを張り付けます。
- 耐水テープ
- 1つの面を覆う広さ分の防虫ネット
張り方は、至ってシンプルで、次の3ステップです。
- 防虫ネットを張る前には必ず、こうもりのふんを掃除
- 耐水テープで、ベランダに防虫ネットを張り付けていく
- 隙間が無いか最終チェック
※こうもりのふんの掃除方法は、「掃除してもキリがない!こうもりのふん害を一発で解消する方法」で詳しく紹介していますので、合わせてお読みください。
実際の作業工程を写真付きで紹介します。
写真付き!実際の作業工程
(1)商品が到着しました。
(2)材質が固いため、コウモリをしっかりガードできますね。
(3)ベランダのサイズを測り、こんな風に切っていきます。
(4)脚立に上って、テープを慎重に張り付けていきます。
(5)縦にもテープを張り付けます。1枚では粘着力が弱いので、あとで2重3重に張り付けます。
(6)最終的には、このような感じになります。
普通のガムテープでは、雨が降ったあとに剥がれ落ちてしまう恐れがあるので、我が家では『3M スコッチ強力多用途補修テープ(透明タイプ)』を使っています。
防虫ネットの方は、以下の『ダイオ化成 お徳用防虫網 18メッシュ 91cm×30m グレイ』を1セット使いました。
ネットで検索すれば、これより大きなサイズの防虫ネットも見つかりますので、ご自宅のベランダのサイズに合わせた商品を用意してくださいね。いずれの場合も、テープと防虫ネットの合計代金は、7,000円もかからずに済むと思いますよ。
ケース(2)ベランダに天井も柱もない場合
ベランダに天井も柱もない場合は、ベランダの柵から、あなたが脚立(きゃたつ)に上って届くあたりの外壁に向かって、防虫ネットを張り付けましょう。
ただし、防虫ネットを外壁に張り付ける際には、2点ほど注意していただきたいことがあります。
- 雨が降ったら耐水テープがはがれやすくなる可能性がある
- 外壁にテープの素材が張り付いて残ってしまう可能性がある
もし賃貸物件で、板をかませたりと工夫しても、防虫ネットを張ることができない場合にも、どうかご安心ください。
『ハッカ油スプレー』を使えば、コウモリの飛来を防ぐことができますよ。
3 防虫ネットを張れないときの対策
防虫ネットを張り付けることができない場合には、『ハッカ油スプレー』作って、コウモリ防除に使いましょう。
こうもりは、ハッカに含まれる『L-メントール』という成分の匂いを嫌うため、今まで飛んできた場所スプレーすると、寄り付かなくなるんです。
ハッカ油には『虫よけ効果(蚊や蛾などの虫もL-メントールが苦手)』もありますので、コウモリ+虫よけどちらもできて、一石二鳥になっています。
ハッカ油スプレーの作り方
ハッカ油スプレーを作るために、以下の製品を用意してください。
- 無水エタノール(10ml)
- ハッカ油(60滴)※1滴当たり0.5ml、60滴=30mlとなります
- 精製水(水でも可)90ml
- スプレーボトル
まずは、スプレーボトルに無水エタノールを10ml入れて、その中にハッカ油を60滴たらします。
スプレーボトルを軽く振って、無水エタノールとハッカ油を混ぜたら、さらに精製水を90ml注いで優しくシェイクします。
これで、ハッカ油スプレーのできあがりです!簡単ですよね?
『ハッカ油を60滴』が、コウモリ防除に効くポイントです。人間にとっても、ハッカの清涼感・香りともに強く感じられますが、強めの香りがムカデ忌避に多大な効果を発揮するのです。
スプレー作成時の注意点
注意したいのは、1番最初に必ず『無水エタノール』をスプレーボトルに注ぎ入れる、という点です。ハッカ油は、精製水の中では中和されないんです。ところが一転、無水エタノールの中であれば、ハッカ油は見事に中和されます。
ですから必ず、無水エタノールを1番先にスプレーボトルに注いでくださいね!ハッカ油スプレーができあがったら、コウモリがよくやってくる場所へスプレーしてください!
オススメのハッカ油
北見ハッカ通商のハッカ油製品は、以下のネット通販サイトでも購入することができます。
一方で、天然成分のハッカ油とは反対に、薬局で売られている以下の合成成分ハッカ油は、飲料水や調味料として使うことができません。
要注意!6~8月に屋根裏に住み着かれた場合
コウモリが屋根裏に住み着いてしまった場合、特に“コウモリの繁殖時期”である6~8月の間は、ハッカ油をまいただけでは、屋根裏から出ていかなくなります。
なぜなら、繁殖期を迎えた親コウモリには、子コウモリがシッカリ育つまでの間、自分の命を犠牲にしてでも巣と子を守ろうとする『強い本能』が備わるからです。
以下のページで、当ページで紹介した防除法とは“別の角度”から「軒下にコウモリに糞をされないために試しておきたい対策法3選 自分でコウモリを防ぐ方法3選」でも紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
4 安全な対策のための2つのポイント
野生動物であり保護動物であるコウモリは、十分に安全に配慮しながら対策する必要があります。
- 病原菌の感染
- 鳥獣保護法への抵触
(1)病原菌の感染
コウモリのふんには、『エボラ出血熱』や『ヒストプラズマ』『トキソプラズマ』『ハンタウィルス』『狂犬病』といった病原菌が媒介しています。
マスクを着用し、軍手をして、なるべく露出の少ない格好で対策し、ネットを張ったあとはシャワーを浴びるなどして感染に気を付けなければいけません。
エボラウィルスは、コウモリのふんに含まれる病原菌の中で“特に致死率が高い病原体”です。
感染すると『エボラ出血熱』という“急性熱性疾患”を発症し、『発熱』や『頭痛』『下痢』『嘔吐』『肝機能障害』といった命に係わる症状が現れます。
ヒストプラズマとは、コウモリのふんに含まれる“真菌(カビ菌)”です。
エボラウィルスとは違って、健康な人が感染しても重篤化しにくい病原体ですが、体力の落ちているタイミングで感染すると『肺炎(結核※1)のような症状』や『縦隔炎(じゅうかくえん)※2』といった症状が現れること恐れがあります。
※1結核(けっかく) … 咳、たん、血を含むたんが出る呼吸器系の疾患
※2縦隔炎(じゅうかくえん) … 高熱、咳、悪寒、呼吸困難が起こる症状
トキソプラズマも、ヒストプラズマと同様、健康的な大人が感染しても重篤化しにくい病原体です。
ちなみに、ヒストプラズマは、コウモリのふんに含まれる原虫(げんちゅう)のことを指します。
抵抗力の落ちている方やご高齢の方、抵抗力が未熟なお子さんが感染すると『発熱』『リンパの腫れ』『筋肉痛』『疲労感』といった症状が引き起こされることがあります。
また、トキソプラズマの恐ろしいところは“妊婦さんへの感染”です。
トキソプラズマはお母さんの胎盤を通して、お腹の中にいる赤ちゃんに伝染する可能性が高いんです。
妊娠中の方がいるご家庭では、後ほど紹介する防除法をすぐにでも実践して、コウモリのふん害を速やかに早く解決してくださいね。
ハンタウィルスは、現代医療において、すでに有効な治療法が確立されている病原体です。
感染した場合には『ハンタウィルス肺症候群』『腎症候性出血熱』という2つの疾患が引き起こされます。
狂犬病ウィルスは、人が感染すると『発熱』や『頭痛』『痙攣』『錯乱状態』『身体の痛み』などの症状を経て、高確率で死に至る恐ろしい病原菌です。
また、これら感染の危険の他にも、ふんに含まれるカビ菌が引き起こすアレルギーの心配もあります。くしゃみや鼻水といった症状が現れているようでしたら、コウモリのふんによる影響が考えられます。
室内外に関わらず、マスクの着用を習慣化した方がよいですね。
(2)鳥獣保護法への抵触
コウモリは「鳥獣保護管理法」によって保護されている動物であり、殺すこと・傷つけること・捕獲することを禁じられています。
以下、法令の1部を紹介します。
2.鳥獣保護管理法の対象となる野生鳥獣
鳥獣保護管理法では、「鳥獣」を「鳥類又は哺乳類に属する野生動物」と定義しています。「鳥獣」の概念には、平成14年の法改正によりネズミ・モグラ類と海棲哺乳類が含まれることとなりました。ただし、鳥獣保護管理法第80条の規定により、「環境衛生の維持に重大な支障を及ぼす鳥獣又は他の法令により捕獲等について適切な保護管理がなされている鳥獣」として、ニホンアシカ・アザラシ5種・ジュゴン以外の海棲哺乳類、いえネズミ類3種については、鳥獣保護管理法の対象外とされています。環境庁ホームページ『鳥獣保護管理法の対象となる野生鳥獣』より引用
害獣として考えるとどうしても「殺駆除する方法」を検討してしまいがちですが、捕獲するだけでも無許可であれば法律違反です。
寄せ付けない・近寄らせないが、コウモリ対策・ふん害対策の鉄則であることを押さえておきましょう!
まとめ
7,000円あれば、ベランダのコウモリのふん被害を解消することができます。ふんには、いろいろな病原菌が媒介している恐れがあることや、コウモリは“鳥獣保護管理法”によって殺傷を禁じられていることに十分注意しながら『防虫ネット』で対策しましょう!
とはいえ、私たちはついコウモリを『厄介な存在』と認識しがちですが、人間の知らないうちに害虫を食べてくれる“益獣”であることも忘れてはいけません。それに「コウモリにも子供がいて、巣と子を守る本能が備わっているんだ!」ってわかると、なんだか親近感が湧きますよね。
防虫ネットをキッチリ設置して、「ここはあなたの居場所じゃないよ」と教えてあげましょう。この記事がいち早い被害解決の役に立てば幸いです!
今回の記事は「ふんをされないための予防法」なので、清掃方法については「掃除してもキリがない!こうもりのふん害を一発で解消する方法」で詳しく紹介しています。合わせてお読みください。
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おおよその料金相場は以下の通りです。
1箇所防除施工 25,000円~。
また、クジョカツを通じて行った作業には全て「賠償責任保証」を付けておりますので、作業中に「モノを破損させた」「怪我をしてしまった」などの事故が発生した場合、全て補償します。
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