アパートで1人暮らしをしている私の友人の話です。ある日、一週間ぶりにたまった洗濯をしようとして、ベランダに出ました。たまった洗濯物も干せてすっきりと思っていたのもつかの間、ふと見上げてみると軒下に何やら突起物のようなものが。
目を凝らして見てみると、蜂を発見、それが蜂の巣だとわかり、慌てました。
これはやはり駆除した方がいいよな、でももし駆除をしようとしてハチに刺されたらどうしよう、そんな不安を強く感じたようです。しかし放っておく訳にもいかない、もし放っておいて近所の人が刺されてしまっては、自分以上に大変なことになる。
そうして、友人は人に任せることに決めました。そして私たちのところに相談に来ました。
今回の記事では、ベランダに巣を作られてしまい怖くて何も出来なくなってしまったと不安を感じている人に向けて、蜂の巣作りから逆算して蜂の巣を作らせない方法をお伝えします。
今回の記事を見ていただければ、友人のように蜂の巣を自宅に作られてしまった時、どのように対処すればいいのかがわかります。
最後までぜひお読みください。
1 蜂の巣作りは4月に始まり約4ヵ月で完成する
種や地域によっても違いますが、巣作りは4~6月頃に冬眠から目覚めた女王蜂が繁殖のために1匹ではじめます。
蜂が巣を作るのは、人間が家を立てるのと似ていて、ちゃんと雨風・外敵を防げ、安心して子育てに励める場所を選んでいます。
蜂は自分やコロニーの身を守れる場所を選んで巣を作りますが、その好条件は人間の家にすべて揃っています。
本の腕、家の軒下、天井裏や庭先など人の生活圏に巣を作っているんです。
種類によっては、野山の木の枝や土の中に巣を作ったりします。
種類によって違いはありますが、作りはじめてから完成まで大体4ヵ月を要します。春から作りはじめ、完成するのは秋になります。
2 【蜂の種類別】巣作りの流れ
ミツバチの場合
まずは巣作りに最適な場所を探すよう偵察バチを送り込みます。偵察バチが持ち帰った情報を元に、巣作りの場所を定めます。ミツバチは、働きバチと一緒に最初から巣を作りはじめるケースと、去年の巣をそのまま使うケースとがあります。
スズメバチの場合
4月に冬眠から覚め、働きバチが生まれるまでの約一ヶ月半の間、女王バチ一匹で黙々と巣を作ります。たった一匹でテニスボールくらいの大きさまでに作り上げます。
3 もしも巣を作られたら…自力駆除の4つのステップ
巣を発見したら、なるべく小さいうちに駆除しましょう。
駆除前に押さえておきたい3つの注意点
【注意点1】時間帯:日没22時以降に駆除する
日没後2~3時間後には、外出していた蜂も巣にほとんど戻り、また動きを止めるため、駆除する時間帯は日没後に行いましょう。
※日没後とは、16時以降~22時以降がベストです。
【注意点2】殺虫剤を使用する際は「光がない所」で噴射する
日没以降に作業するとなると、懐中電灯などの明かりが必要になりますが、蜂は光のある方に飛んでくる習性があります。
殺虫剤を噴射するときだけ光を消すか、蜂から認識されにくいといわれる赤色セロハンを貼った懐中電灯を使用しましょう。
【注意点3】服装と準備物
秋服を身にまとい、眼鏡・帽子・マスクで露出を最小限に押さえましょう。
- 赤いセロハンを貼った懐中電灯
- スプレー2本以上
- ホウキ
- ちりとり
- ゴミ袋を日中のうちに用意しておきましょう。
絶対失敗しない!自力駆除4ステップ
ステップ1:日中に駆除スタート場所を決めておく
暗くなってからだと、巣の位置を特定することが難しくなります。明るいうちに、蜂の巣の位置を確認し、最初にスプレーを噴射する場所を決めておきましょう。
- 巣から3m離れた場所
- スプレーを噴射した時に、直線状に巣をさえぎる障害物がない場所
- 何かあってもすぐに避難できる開放的な場所
- 巣が風下になる風上の場所
ステップ2:駆除作業スタート
22時以降に、作業をスタートします。
駆除スタート場所へ移動したら、風が吹いていないタイミングを見計らって、スプレー缶1本を使い切るまで巣に噴射しましょう。
- 蜂はニオイに敏感です。柔軟剤などのかすかなニオイにも反応し襲ってくる可能性があります。
- アシナガ蜂やミツバチでも刺す可能性はあります。十二分に注意しましょう。
ステップ3:少しずつ巣に近付いてとどめを刺す
スプレー缶1本を使い切ったら、2本目を取り出しスプレーを巣の穴の中に向かって噴射するイメージで吹きかけながら、巣から2mの距離まで近付いていきましょう。
巣への攻撃に気付いた蜂が単体で飛び出してきますので、飛び出した蜂にも適宜スプレーし、近寄られる前に殺虫してください。
2mの距離まで来て、巣から蜂が飛び出すことがなくなったら、一旦スプレーをストップしましょう。
ステップ4:駆除できたか確認し撤去と掃除
巣をホウキで突き、巣からスズメ蜂が出てこないことを確認しましょう。出てこないようであれば、撤去と掃除をして終了です。
- ホウキでスズメ蜂の巣を落とす
- 落とした巣に向かって念のためスプレーする
- 周囲に飛び回る蜂がいないことも再度確認する
- ゴミ袋の口を広げたら、ホウキで掃いて巣と死骸をちりとりに入れる
- ちりとりからゴミ袋へ移す
- 袋に入れ終わったら素早く口を縛り、外置きのゴミ箱へ入れる
- 地区の可燃ごみ収集最短日で出す
死骸の場合でも、針が刺さる危険性があるので、必ずホウキとちりとりで行いましょう。
4 安全性と確実性を重視するならプロ!業者に依頼するメリット
「安全性」と「確実性」を重視するなら、プロの駆除業者に依頼するのが一番です。もちろん、自力駆除や便利屋依頼より料金はかかりますが、「お金に換えられない価値」が得られるんです。
(1)全部おまかせで安全
プロにお任せしてしまえば、電話1本で見積もりから駆除まで済んでしまうのですから、手間もなく楽チンです!
自力駆除しようと思うと、服装の準備から駆除用品の用意、いつ駆除するのか計画を立て、早朝や夜遅くに作業…と、あなたが思っている以上に面倒なことが山のようにあります。
一切の手伝いが不要、というのはかなりの価値があります。
(2)駆除後の保証アリで安心
優良な駆除業者は、蜂の習性を正しく理解し、駆除作業はその後作らせない予防策も込みで1セットと認識しています。
シーズン中は蜂の被害再発に対して無料駆除をしてくれる保証を用意していますよ。
蜂には、巣があった場所に戻ってくる習性がありますので、駆除時に殺虫し損ねて逃がした蜂が、再び巣を作る可能性がありますし、巣作りに適したあなたの家に新たな蜂が来る可能性も否めません。
自力駆除だと「また駆除!?」とがっかりしますが、業者なら「またお願いします」の電話一本ですから、助かりますね。
優良なオススメ業者については『スズメバチ駆除を安心して依頼できるオススメの蜂駆除業者5選』で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
まとめ
蜂も安全に繁殖するために、巣を住家等の安全な場所に作っています。
見つけたら巣が小さいうちに早めに駆除し、作られないよう予防しましょう。
この記事が蜂に刺されることのない安全な生活の役に立てば幸いです。
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