「通気口にあるハチの巣は、素人が駆除しても大丈夫なんだろうか?」蜂の巣が家やその庭周辺にできてしまったら、『自分で退治』するか、『業者にお願い』するか迷いますよね。

今回の記事では、蜂の巣退治で素人が作業可能な4つの条件と難易度が高く危険な駆除を紹介します。この記事を読めば、自宅にある蜂の巣ごとの『正しいリスク』が判断でき、自力か業者か、家の状況に応じて自分で決められるようになります。
『素人が駆除できるハチと危険なハチの違い』を解説し、『業者駆除のメリット』について説明します。また『悪徳業者を見破り優良業者をみつける4つのステップ』も紹介しますので、お金を払うだけの価値がある『本物の業者』に出会えることができますよ。もしも、「家族が蜂の巣の退治をしようとしているのを危なそうだから止めたい!」と思っているなら、あなた自身がまず、深い知識を持つことが必要です。

ここであなたにも『蜂の巣の退治の状況別のリスク』への理解力が備わります。無知が引き起こす『蜂被害』を完全に回避することができるようになり、蜂が現れても不安ない安全な毎日を過ごせるようになります。ぜひ、最後までお読みくださいね。

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1 難易度の高いハチ駆除とは

ハチ駆除には、難易度の『低いもの』と『高いもの』があり、「過去にハチの巣の駆除をやったから大丈夫」と高をくくると、命が脅かされることがあります。ハチ駆除をする場合危険を正しく理解したうえで、本当に自力駆除をするべきかどうかを決めてください。
難易度が高いハチ駆除には、次のようなものがあります。

  • 蜂の種類がスズメ蜂
  • 蜂の種類がスズメ蜂
  • 巣の直径が10cm以上
それぞれがなぜ難易度が高いのか、詳しく説明していきますね。

1-1 スズメバチ

スズメバチ※画像の蜂はオオスズメバチ
スズメバチは、非常に難易度の高いハチの種類のひとつです。ハチの中で最も『攻撃性が高く』『毒性も強く』『短時間に何度も刺してくる』ため、アナフィラキシーショックに陥って亡くなっている方もいるほどです。

多くの市町村では、自力駆除によって危険な目にあってしまうことがないよう、『スズメバチだけ』は無料、あるいは補助金制度をつけるようにしています。スズメバチの危険性を表す具体的な例として、次のようなものがあります。

  • スズメバチに刺されてアナフィラキシーショックに陥ると、『血圧低下』『呼吸困難』『意識障害』『失禁』などが起きる。
  • 刺すだけではなく毒液を噴射してくるが、その毒は皮膚にかかると炎症し、目にかかると失明するほど強力である。
  • 毒液は警報フェロモンの役割もあり、仲間に居場所を教える。しばらくすると興奮した大群の仲間がやってくる。
  • 過去に、『50分間150箇所刺されて死亡する』という痛ましい事故があった。
あなたはここまでの危険性を覚悟して、本当に自力駆除をする必要があると思いますか?

1-2 高所に巣がある

高所に巣がある場合、ハチの巣駆除にはかなりの危険が伴います。殺虫剤をかける時も、はしごに昇りながらの作業になるのでハチの逆襲にあった時、逃げ場を失ったり、転倒・転落してしまう恐れがあるからです。

このような危険性を考慮して、大抵の駆除業者は『高所作業は割増料金』にしています。

1-3 巣の直径が10cm以上

巣の直径が10cm以上のハチの巣は、素人が手を出すには、駆除が難しすぎるといえます。
【初期の巣】
初期の巣
【9~10月の巣】
9~10月ごろの巣
ハチの巣が大きくなっているというのは、それだけハチの数がいるということですが、とりわけ『10cmを境に爆発的に増えてくる』んです。

ハチの巣駆除で最も怖いことのひとつは、『集団で襲ってくること』ですが、なおも恐ろしいことに、『数の多さに比例して攻撃性も増す』傾向があります。なおハチの巣は、次の表のように『巣の大きさで大まかな数を予想』できます。

ハチの巣の大きさ 予想されるハチの数
10センチ以下 数匹~数十匹
15センチ~40センチ 200匹~300匹
40センチ~80センチ 500匹~800匹
80センチ以上 1000匹以上

あなたが駆除しようとしているハチの巣の中に、数百匹の攻撃的なハチがいることを想像してみてください。駆除し損ねたたくさんのハチが、怒り狂ってあなたを攻撃しに飛んできた時に冷静に対処できますか?

2 素人が手を出してもいいハチの巣退治の4条件

どんなハチ駆除を行うにしてもそれなりに危険が伴いますが、この4つの条件がそろっていればリスクはかなり下がります。

自力駆除の詳しい方法については、『アシナガバチ駆除完全ガイド!自力駆除法や優良業者判別法を徹底解説』で紹介しておりますので、あわせてご確認ください。
素人が手を出すことができる次の4つの条件について、詳しく解説しますね。

  1.  種類はミツ蜂(ミツバチ)かアシナガ蜂(アシナガバチ)
  2.  巣は作りかけで直径10cm未満
  3.  巣がある場所は開放的な手の届く低い位置
  4.  駆除する時期は春先か冷え込んだ冬場

2-1 ミツバチかあしなが蜂であれば自力駆除は簡単

『ミツバチ』や『あしなが蜂』はおとなしい性格なので、こちらが巣やハチに危害を加えられるとみなさなければ刺してくることはありません。
アシナガバチは洗濯物の柔軟剤に誘われて、ベランダでよく見る蜂の種類ですが、自力駆除は簡単なんです。

なので、ハチから「危害を加えられる」とみなされる前に殺虫すれば安全に退治できます。各種ハチの危険度は、次の通りです。

ハチの種類 危険度
ミツバチ ★★
アシナガバチ全種
オオスズメバチ以外のスズメバチ ★★★★
オオスズメバチ ★★★★★

2-2 巣は作りかけで直径10cm未満

二つ目の条件は、巣は『作りかけ』で『直径10cm未満』であることです。作りかけの巣の状態では、攻撃性があまり高くなく、10cm未満の巣は、女王ハチと少数の働きハチしかいませんので、素人でも簡単に駆除できます。
巨大スズメ蜂の巣であれば自力駆除は困難ですが、小さな巣であれば、スズメバチでも自力駆除可能です。

2-3 巣がある場所は開放的な手の届く低い位置

低く開放的な位置は、『足場が安定』していて『逃げ場所が確保』されていますので、襲撃されたときも落ち着いて対処できます。
素人が駆除するときに事故が起こりやすいのは、ハチに刺されること以上に、ハチの襲撃にびっくりして、『怪我』をしてしまうことです。素人の駆除が難しい場所、しやすい場所は次の通りです。

素人の駆除が難しい場所
  • 屋根や屋根付近
  • 高所の壁面
  • 壁と壁の間
  • 壁の中
  • 屋根裏、天井裏、床下の中
  • 木の洞の中
  • 土中
素人が駆除しやすい場所
  • 軒下
  • 物置
  • 玄関付近
  • 駐車場
  • ベランダ
  • その他スプレーが届く場所

2-4 駆除する時期は春先か冷え込んだ冬場

春先のハチは、数が少なく巣作りに集中しているので駆除しやすいのですが、温度が上がるにつれ活動的になり、夏場が攻撃性のピークを迎えます。しかし秋に入るとハチの活動はだんだんと弱まり、冬に入るころにはほとんど活動しなくなり、最終的に巣は空になります。

時期 駆除の危険度 対処方法
春先
(3月~6月の始め)
★★
簡単に駆除できる
ハチトラップや駆除スプレーで駆除する。

(6月~8月)
★★★★★
攻撃性が最も高まっている
駆除はかなり危険が伴うので、業者にお願いする。
秋口
(9月~10月)
★★★★
攻撃性は高いが、徐々に活動が弱まっていく。
巣が空になるまで待つ。

(11月~2月)

活動をしなくなる。
空になった巣を撤去する。

アシナガバチは、蜂の中で最も早く11月ころには活動を終えてしまいますので、秋になったら無理に駆除をしないで様子見をするのをオススメします。ちなみに、最も確実に成功できる条件は、『早期発見・早期駆除』です。早期発見・早期駆除をするために、次のステップに従ってできるだけ早く対策をしましょう。

  1.  温かくなる前(2月下旬)から、ハチの巣ができていないかをこまめに点検する。(「巣が作られやすい主な場所」の図を参照してください。)
  2.  去年ハチの巣が作られた場所があったなら、その場所を念入りに調査する。
  3.  ハチの巣が作られそうな場所があるなら、殺虫剤をかけて巣を作らせないようにする。
  4.  ハチの巣を作っているのを発見したなら、殺虫スプレーを使ってできるだけ小さいうちに駆除しておく。
【蜂の巣が作られやすい主な場所】

  1. 軒下
  2. 木の枝・幹の空洞の中
  3. 垣根・茂みの中
  4. 戸袋・室外機
  5. 通風口

ここまで用意周到にしておくと、安全ですね。

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3 自力駆除と業者駆除にかかる費用の差は2,000円

自力駆除と業者駆除にかかる費用の差は、2,000円です。自力駆除だと費用をかなり抑えられるイメージがあるかもしれませんが、実は『防護服のレンタル代』がかなりかかるんです。

料金の内訳は、次の通りです。

自力駆除の費用 駆除業者にかかる費用平均
殺虫剤2,000円 約14,000円
防護服レンタル 10,000円
合計12,000円 合計14,000円

防護服を購入すると2,000〜3,000円程度のものもありますが、スズメバチにはあまり効果がなく、ちゃんとした防護服を買うと100,000円以上します。防護服の費用を考えないと、自力駆除はかなり安いんですが、考慮に入れるとなると費用の差はあまり変わらなくなってくるんです。

費用の差についてさらに理解を深めるために、『自力駆除にかかる費用と治療費の関係』と、『種類別業者駆除相場料金』について詳しく説明しますね。

3-1 自力駆除は駆除道具費用と治療費のセットで計算

もし防護服なしで駆除しようとするなら、『駆除道具費用と治療費のセット』で計算しなければなりません。防護服を着てもハチに刺される危険性はありますが、もし着ないなら、高い確率で刺されることになりますので、病院に行くことを想定しなければなりません。
いずれにしても、ハチ駆除は、常にハチに刺される危険性がありますので、業者が請求するお金は『危険が伴うことを踏まえての値段設定』となっています。ハチに刺されたときの治療費は、初診料がおよそ3,000円(健康保険3割負担)程度ですが、それに加えて次のような金額がかかる恐れがあります。

  1. 薬代
  2. 日曜日、祝祭日、深夜加算
  3. アナフィラキシーショックになった場合通院費、あるいは入院費

こうやって考えてみると、自力駆除って結構お金かかりますね…

3-2 種類別業者駆除相場料金

「駆除業者が高い!」と決めつける前に、種類別業者駆除相場料金を知っておくことは大切です。「いくらかかるか全く見当がつかない」と不安になってしまいますが、相場料金を知っておくと、『なんとなく』ではなく、『数字で』はっきりと確認できます。
実際に数字で比較してみると、「駆除料金って意外とたいしたことがない」ということに気付くこともありますよ。加えて相場料金を知っておけば、悪徳業者に法外な値段を吹っかけられた場合にすぐに見抜くことができます。種類別業者駆除相場料金は、次の通りです。

ハチの種類 相場料金
アシナガバチ 7,000円~9,000円
ミツバチ 10,000円~20,000円
スズメバチ(オオスズメバチ以外) 18,000円~22,000円
オオスズメバチ 23,000円~28,000円
見積もり料金 無料
追加料金がとられる場合
  • ハチの巣の個数
  • ハチの巣の大きさ
  • 季節(7月~9月は割増しになる場合がほとんどです)
  • 高所、閉所作業

差額と肉体的苦痛も考えてから駆除方法を検討

『差額』と『肉体的苦痛』も考えてから、駆除方法を検討することをオススメします。あなたは、業者駆除と自力駆除差額2,000円のために、本当に危険を冒してまで自力駆除をするべきだと思いますか?
比較的おとなしいミツバチでさえ、※LD50値は、2.8で、ハチの中で最も恐ろしいと言われているオオスズメバチ(LD値4.1)よりも毒性が強いんです。

※LD50値とは、毒の強さを表す数字で『数値が低いほど毒性が強力』です。

もちろん、ミツバチより毒性が弱いからといってスズメバチを侮ってはいけません。スズメバチは、1匹で何回でも刺すことができる上に、警戒フェロモンを使って仲間を呼び寄せ、集団で駆除する人を襲ってきます。
駆除業者は、まさに命がけで仕事をしているんですね。蜂駆除の『失敗談』については、『もう怖くない!体験談から学ぶ蜂の退治方法と安全な蜂の対処法4選』でもご案内しておりますので、是非参考にしてみてください。

4 命を張って家族を救ってくれる!本当のプロに依頼するための4ステップ

命を張って家族を救ってくれる『本当のプロ』に依頼するための4ステップを紹介します。厚生労働省の調査によるとハチに刺されたことによって、『毎年』必ず死者が出ていますので、「命を張ってくれる」といっても決して大げさではありません。
しかし、お金儲けしか考えていない悪徳業者がいるのも事実で、『高額な請求』や『ずさんな仕事』をされることがあります。悪徳業者を見分け、本当のプロに依頼するために、次の点をステップで解説します。

  1. 役所に行って相談する
  2. 見積もりする業者をあと2社選ぶ
  3. 3社の中から厳選した1社を選ぶ
  4. 保証書の内容を確認し保管しておく

4-1 ステップ1:役所に行って相談する

最初のステップは、役所に行って相談するというものです。役所は、ハチの巣対策に関して無料、または補助金制度付でいろいろなサービスがありますので、これを活用しない手はありません。

例えば、相模原市ではハチの巣駆除に関して次のようなサービスがあります。

一般家庭の住宅や敷地内にハチの巣(ハチの種類により対応が異なります)が出来て困っている人の相談や、殺虫スプレー、防護服の貸し出し(要予約)や、専門の業者を紹介しています。
引用元:相模原市公式ホームページ「よくある質問 ハチの巣を駆除してほしい」より
https://goo.gl/HmkxY8

管轄する地域によって異なりますが、役所には次のようなサービスがあります。

  • 無料、または補助金制度付で、ハチ駆除を行ってくれる(スズメバチのみ、ハチの巣10センチ以下など限定的な場合があります。)
  • 殺虫スプレー、蜂用防護服などハチの巣駆除に必要なグッズを無料で貸してくれる。
  • 優良業者を紹介してくれる。
  • その他ハチの巣駆除に関する相談やアドバイスをくれる。

このように、自力駆除をするにしても業者にお願いするにしても役立つサービスがありますので、ぜひ活用してみてください。

4-2 ステップ2:見積もりする業者を合計3社選ぶ

二つ目のステップで見積もり業者を選びますが、合計3社選ぶようにしてください。3社というのは、『悪徳業者を見破り優良業者を見分ける』ための、ちょうど良い数の判断材料なんです。

見積もりする業者が少なければ、それだけ優良業者に出会える確率は少なくなりますので、1社や2社では少なすぎます。しかし、見積もりをお願いするのはそれなりに時間がとられますので、4社以上になると逆に情報量が多すぎて、判断するときに混乱してしまいます。
見積もりする業者を選ぶ際に、次の点を意識しておけば3社で十分に判断可能です。

判断基準 理由
駆除費用は相場料金か 相場料金より極端に高い『ぼったくり業者』や、極端に安いが『ずさんな業者』を見分けることができます。
見積もりは無料と
はっきり明確にしているか
見積もりが有料であることを曖昧にして、後でお金を巻き上げようとしている悪徳業者がいます。
保証制度や
アフターケアがあるか
どんなに腕のいい業者でも、作業後ハチが戻ってきたり、新たなハチの巣を作られたりすることがありますので、保証制度は必須です。

4-3 ステップ3:3社の中から厳選した1社を選ぶ

三つ目のステップは、見積もりに来てもらった3社の中から厳選した1社を選ぶというものです。見積もり作業の『仕方』や『姿勢』で、見積もり前にはわからなかった業者の『腕』や『お金に対する見方』がみえてきます。

以下に『悪徳業者の特徴』と『優良業者の特徴』を図に表しましたので、参考にしてください。

悪徳業者の特徴 優良業者の特徴
脅しや不安を煽って契約にこじつけようとする。 作業を行うメリット、デメリットをはっきり教えてくれて考えさせる時間をとってくれる。
駆除以外の施工や販売も営業してくる。 本当に必要な作業だけを提案してくれる。
見積もりの内容が不明瞭。 見積もりの内容がはっきりして、何にどれくらいの金額が用いられているか明確。
事前調査をほとんどしない、あるいは適当に行われる。 事前調査が綿密に行われ、作業内容を書面にしてくれ、素人でも理解できるような解説がある。

悪徳業者は口だけはうまいので、『悪徳業者の特徴』がはっきり出ていても、「この会社は優良業者じゃないか」と勘違いしてしまうことがあります。3社を十分に比較して、『優良業者の特徴がはっきりと表れている業者』を選んでくださいね。

4-4 ステップ4:保証書の内容をしっかり確認し、保管しておく

最後のステップとして、アフターケアをしてもらうために保証書の内容をしっかりと確認し、保管しておきましょう。保証書は、契約者が申請することによって初めて効力が出てきますので、内容を把握しておかないと宝の持ち腐れです。

また保証書をどこにしまったかを忘れてしまうと、探し出すのが面倒くさくなり「後にしようとしてそのまま忘れてしまう」こともありますので、要注意ですよ。優良業者によるハチ駆除の保証内容やアフターケアには、次のような内容がありますので、見積もり時によく確認をし、覚えておいてください。

  • 敷地内に再びハチが巣を作らないように対策をしてくれる。
  • 作業員のミスで所有物を破損した場合保証してくれる。
  • ※戻りハチ』の保証。ハチが完全にいなくなるまで無料で再施工してくれる。
  • ワンシーズン保証。ハチの活動期間である春から秋の間でハチの巣が再び見つかった場合は無料で駆除してくれる。
  • その他作業ご問題があったら無料で実施してくれる。
※戻りハチとは、ハチの巣駆除時に外にいた働きハチが戻ってくることで、帰る場所がなくなったハチは、以前巣があった周辺を1週間程度さまよいます。

せっかくお金を払って駆除業者に来てもらうのですから、その年はもうハチに怯えなくてもいいように、保証制度をしっかりと活用しておきましょう。

まとめ

今回は、家族が蜂の巣を退治するのを止めるために必要な知識として、『蜂の巣退治の危険性』について解説しました。素人が駆除してよいハチの巣には条件があり、難易度の高いハチの巣にむやみに手を出すと、命を脅かされる危険があります。
作業の難易度を正しく見極めることで、『判断ミス』や『無知』のせいで「刺されてしまった…」なんて、『無駄なリスク』を回避することができます。駆除に当たっては、刺される可能性を0にはできないので、自力駆除にかかる費用を、治療費も含めて計算する必要があります。
自力駆除と業者に頼む時との差額は、2,000円程度です。優良業者に依頼するために、3社の業者に見積もりを依頼し、保証内容をしっかりと確認しましょう。
蜂の巣駆除は、プロでも刺されることがある危険な作業ですので、「男なら蜂の巣くらい自分で駆除しなければ」なんて思う必要はありません。むしろ、業者にお願いして蜂の巣駆除をしてもらった翌年以降から、『蜂の巣を作らせない、成長させない対策』をする方が賢明ともいえます。
春になったらすぐに、去年出来た場所周辺に蜂が巣を作らないかどうか定期的に確認し、見つけたら出来るだけ早く駆除しましょう。最後まで読んでいただけたあなたはもう、ご自宅の蜂の巣が、『自力駆除できるレベルの巣がどうか』を正しく判断できるようになっています!

細心の注意と対策をとれば、あなたの家族は、安全に蜂の巣の退治をすることができますよ。この記事があなたの安全な毎日に貢献できることを、心より願っております。