「にっくき蜂を何とかしてやる!」男性は特にそうですが、蜂に刺されそうになるとつい逆襲の炎がメラメラと燃えてしまうもの。

ですが、無防備に蜂に近づいて刺されるリスクもあります。そこで自力駆除の強い味方「防護服」があります。防護服は蜂に刺されない設計で、素人でも直接刺されるリスクはグーンと少なくなります。

ですが、どんなに強力な防護服でも刺される時は刺されます。プロでもグッサリと刺されることってよくあるんですよ。

「え?じゃあ防護服なんて必要ないじゃん!」と思われるかもしれませんが、そうではありません。心理的な負担がかなり減るため、駆除する時の「補助」としては大きな役割を持っています。

そこで今回は、プロが防護服を選ぶ料金的な基準からオススメの防護服を3つに絞り込んで紹介します。え?お金をあんまり出したくない?大丈夫。防護服を自作する方法まで紹介します。

実際蜂の巣を駆除しなければならなくなった時、素人でも適切な防護服を選ぶことができるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。

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1 そもそも蜂専用の防護服を着たら絶対に刺されないのか?

蜂の駆除の際に、白い防護服を着て駆除する、そんな光景をテレビ番組等で誰もが見たことがあるかとは思います。

蜂専用の防護服を着て、「よし、テレビでもこれを着て、駆除していたし、これで安全、さぁ蜂の巣を駆除するぞ!」と安心しきってしまう方もいるかもしれません。

しかし実のところ、蜂専用の防護服を着ても、刺される時は刺されます。

蜂専用の防護服を着ているからと言って、必ずしも安全という訳ではないんです。最も大きいオオスズメバチの針の長さは5~6mmあるので、防護服を着ていても貫通してしまうことはよくあります。

場合によってはアシナガバチでも貫通して刺されるケースがあります。

2 プロが利用している蜂用防護服は100,000円前後が相場

防護服はピンからキリまでありますが、プロが利用している防護服はおおむね『100,000円前後』のものが多いです。

昔と比べて今ではインターネットで探してみると蜂用防護服がたくさんあります。

安ければ2,000~3,000円で売られていますが、正直『着用しないよりはいい』というレベルなので買って意味のないものにお金をかけるのはオススメできません。

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3 これで大丈夫!オススメの防護服3選

高い防護服を着用したから蜂に刺されない訳ではなく、いい防護服を選んだら蜂に刺されるリスクが軽減する、という需要な違いを理解しておきましょう。

そんな『蜂に刺されるリスクが軽減する防護服』を3つ紹介します。

(1)蜂防護服ラプターシリーズ

 
実際にプロが着用している防護服です。軽量で、独自の生地方法で作られた防護服は、蜂の針をほぼ通しません。

(2)ハチプロテクター

 
「ハチプロテクター」もプロが使用している防護服です。がっちり身体を保護している外見とは裏腹に、軽量設計。アフターサービスも充実しており、長く使用することができます。

(3)ハチブロック

 
ハチプロテクターと同じテクノ株式会社の製品です。「ハチプロテクター」より「ハチブロック」の方が価格は安いですが、防護服自体は強固で、服内に蜂の侵入を許しません。

4 防護服はレンタル可能!レンタル相場は1万円前後

蜂用の防護服は、買わずともレンタルすることができます。先に紹介した、プロも着用しているモデルの防護服のレンタルは、一日大体10,000円前後です。

買うことを考えたら、かなり安く済みます。また、自治体によっては、防護服を無料で貸し出してくれるところもあります。

レンタル業者さんに相談する前に、一度自治体に問い合わせてみましょう。

5 [裏技]防護服は自作も出来る

服装 私服
どうしても、防護服を買うのが嫌だ、レンタルも嫌だと思った場合は、自作するという方法もあります。

防護服を自作する場合の注意点を3つ紹介しておきます。

注意点(1)色は白色!黒は厳禁!

蜂は黒色を見ると攻撃性が増しますので、避ける方がいいでしょう。

一般の防護服のように白を基調にすることをお勧めします。白の作業着を買い、その下に厚手の服を着込みましょう。

注意点(2)隙間と露出はゼロにする!

わずかな隙間があれば、蜂が侵入してきて刺されてしまいますので、隙間と露出部は絶対に作らないようにしてください。

麦わら帽子の上に面布をかぶせ、服にくくり付けましょう。隙間をあけることなく、しっかりと縫い付ける必要があります。

軍手も二重にし、下は長靴を着用、ここにも隙間がないよう縫い付けてしまいましょう。

注意点(3)自作では絶対に過信するな!

「蜂が攻撃してこない色にした、隙間もない!大丈夫!」と思っていても絶対に過信はしないようにしてください。

「防護服の自作」という手段はあくまで『緊急用』といってもいい程度です。

蜂の巣、特にスズメバチの巣などを自力で駆除する場合、ちゃんとした防護服を購入するか、レンタルすることをお勧めします。

6 実は専門業者に依頼した方が「安く収まる」ことの方が多い

防護服は買うと意外と高いし、何より買った後の保管が大変です。レンタルするにしても最低10,000円くらいするで、「決して安い買い物」とは言えないでしょう。

自分で防護服を用意し駆除、と思うと次のような手間とコストがかかります。

  • 防護服を用意する料金(買う・レンタル)
  • 買った場合はその後の保管・メンテナンス費用
  • 自力で駆除する手間
  • 刺されるリスクと刺された場合の治療費

総合して考えると、実は専門業者に依頼した方が安くなるケースが多いのが事実です。

実際専門業者の料金相場は『業者~助成金活用まで!スズメバチ駆除料金相場と業者選び3つの注意点』でまとめていますので、合わせて読んでみることをオススメします。

まとめ

蜂の巣などを駆除する場合、まずは自治体や業者に相談することをおすすめします。

蜂に刺されたら、最悪の場合、死に至ります。そのリスクを考えたら、蜂専用の防護服など安いものです。この記事で紹介したようなしっかりした防護服を選び、蜂の巣の駆除に向かいましょう。

ただ、防護服はあくまでリスク軽減のためのものであって、必ずしも蜂に刺されないというものではありません。蜂の巣駆除は、自治体や業者になるべく任せるようにしましょう。